夫はATMだと思うことにします

先日「自分はATMにされている」というネット記事を見つけました。これは妻に去られた夫たちも「元妻からの連絡は全部金の要求。子どもの様子を知らせるとか、そういうことは何もなく、ただ金寄こせだけだ」と言います。

夫をATMとしか思っていない妻たちはたぶん日本の家庭ではかなりの数を占めると思います。ATM以外に使えるのは運転手や家電の設置、大工仕事でしょうか。

若い世代では抱っこひもで子どもを抱え、両手にスーパーのレジ袋を持っている人もたまにいます。ただ、それも「そのようになってきている流れ」といった状態で、地方では車で移動するので、こういう光景はないでしょう。

地方では女性もほとんど免許を持っていますから特に男性の力は必要ない(いればそれなりに労働力になりますが)。最後に残るのはATM機能ということになります。

ただ、男性たちが「毎日必死で働いている夫をATMとしか思っていないなんて、嘆かわしいことだ」と言っているのを見ると、それはちょっと違うのかなと思います。

妻だって夫と愛し愛され、慈しみあいたいと思って結婚したのに、ワンオペ育児と家事でへとへとになり、会話もない夫の存在価値はもはやATM機能しかないのだからそう言っているだけだろうと思います。堂々と威張って「ATMだと思ってるのよ」というわけではなく、「ATMだと思うしかないじゃない」と諦めと悲しみの吐露なんだと思います。

もっとも夫も妻は家政婦機能の存在だけだと思っているかもしれませんが。