こちらの続きです。
スペックさえ合えばという、身もフタもない言葉を使ってしまいましたが、多くの方は結婚相手に希望を持っていますから、その条件が合いさえすれば結婚するということなると思います。かくいう私も結婚相手にはそれなりの収入を求めていましたし(でも〇千万円などというとんでもない金額ではなく、その年齢の人の平均値くらいと思っていました)、倒産しないようなところに勤めていることも条件のひとつでした。
父が転勤族で、そのたびに転校せねばならず、子どもの頃は転校が悲しかったので転勤のない人というのも条件にありました。スペックではないですが、食べる時にくちゃくちゃと音をたてる人は何千万円の収入があってもお断りです。
とまぁ、これはスペックというか私が結婚相手に求める条件なのですが、結婚相談所に行く人はもっと具体的な条件を出すようです。
卒業は〇〇大、または××大と具体的に大学名を挙げたり、勤務先も限定しているそう。3高は当然ベーシックな希望項目。
といったような条件に合っている人はそう多くなく、また相手からも見染められなければならない。そうこう言っているうちに20代はおろか30代も終わりそうとなると、かなり焦りもでてきます。子どもを希望する男性は40代の女性はまず選ばない。若ければ若いほどいいとなると、こちらも希望スペックを下げざるをえません。
男性の場合「適齢期」というものは女性ほど存在しませんので、年齢が高くても収入がしっかりしてさえいればじっくりと選べます。選ぶという、これまた身もフタもない言葉を使いますが、それが「結婚したい男女をストックしておく」結婚相談所というものです。
結婚相談所に登録はしたものの、なかなか思うような相手に巡り合わなかった人のお話も複数伺ったことがあります。決して高望みしているわけではないし、標準以上の容姿の方もいらっしゃいました。ではなぜ良縁に巡り合わなかったのか。
やっぱり年齢です。高いとどうしても男性は他に流れます。これが男性の年収が低ければ「相手にも働いてもらわなければならないし」となり、相手が30代後半だろうが40代だろうがかまわないのですが、そうなると女性は「私の収入をあてにされるのは嫌」となって結ばれない。
(入会金や月会費の高い)結婚相談所というのなかなか難しいものだなぁと思います。