教育熱心と教育虐待

「教育熱心と言えば母親」というのが世間一般の思い込みのような気がしますが、いろいろな方からのご相談を伺っていて(モラハラの相談に限りません)むしろ父親の方が度の過ぎる教育熱心さがあるような気がします。

お母さんたちの教育熱心は、評価されることのない主婦の代理として、子どもに良い教育(グレードの高い学校名)を求めるのに対して、父親の場合は実際に社会で生きていると、学歴によって差別を受けることがある悔しさを子ども託す、というようなことを感じます。

自分は私立大出身なので会社で苦労をしている、だから子どもには国立大に行って欲しいというような希望が、教育虐待を生んでいるような気がします。

それが実社会の現実をふまえたものだけに、「そうではない」と言ってもなかなか彼らの中には入って行きません。

親に悪気はないのです。自分が苦労しているから、子どもには苦労をさせたくないという親心から虐待のような教育を強いているのです。ただ、それがいつのまにか子どものためではなく、自分の達成感に置き換わっているように感じます。

そしてそれに耐えきれずぷっつんしてしまった子どもたちは山のようにいます。

ネグレクトとか、身体的虐待というわかりやすい虐待と共に、教育虐待は子どもの福祉分野では大きな問題になっています。

「いつか必ず死人が出る。それが親なのか子なのか、わからないけど」と関係者がいうほど、教育虐待はせっぱつまった問題です。

「あんまり勉強勉強と言いすぎたかもしれない」とは、すでに疲れ果てて身体や精神状態が極度に悪くなった子どもたちの親が異口同音にいう言葉です。

親とは悲しい生き物で、70点をとると「80点を目指せ」と言い、80点をとるともう少しがんばれば90点が取れると思ってしまう。←私もそうだったからわかりますよー。

でも究極に目指すのは、社会の中で子どもが自分で道を切り開きながら、よい人間関係の中で楽しく生きていって欲しいということなんだと、今は思います。

子どもが壊れてから後悔しても、壊れたものはなかなか元には戻らないですよ。

アボカド料理3種

どうもメキシコ産のアボカドが営業をかけているようで、お料理YouTubersがメキシコ産アボカドを使った料理を次々と紹介してます。

アボカドって固いか中が黒くなっているか、とにかくとろっとちょうど柔らかいアボカドに出会う確率がなかなか低い。YouTubersが使っている大きなアボカドは値段がツーランク高いやつだよね、きっと。

ともかくアボカドはサラダにするかワサビ醤油でおさしみのように食べるかサンドイッチにするかだったのが、YouTubeを見て新しいものに挑戦してみました。最近のヒット作2種をご紹介します。

【アボカドと鶏むね肉のリゾット】

〇一口大に切った鶏むね肉に下味をつけ、弱火で炒める。
〇玄米ご飯、または白米とざく切りにしたアボカドを入れてまた炒める。
〇弱火で炒めてから豆乳(なければ牛乳)を投入
〇コンソメで味をととのえ、仕上げに粉チーズを入れる。

アボカドは固い方がつぶれなくていいし、柔らかい時はつぶさないように丁寧に炒めて。
あとはサラダでも作っておけば十分な一食。

【ワカモレ】

〇玉ねぎ1/4はみじん切りにする。
〇アボカドを適当に切った後、荒くつぶしながら練る。形が残った方がいい。
〇トマトを角切りにする。
〇↑を全部混ぜる。調味料は塩コショウでもいいけど、私はわさび醤油を使います。
〇これはディップなので野菜やチップス、クラッカーにつけて食べます。

【アボカドキムチ】

〇アボカドは適当に切ってから荒くつぶす
〇クリームチーズを練ってアボカドと混ぜる
〇キムチを加えてディップにする
↑クリームチーズの代わりに水切りした豆腐を入れるとヘルシー

コロナで変わった調停

こちらの続きです。

コロナで調停が少し変わっています。昨年コロナのため裁判所が一時閉じてしまいましたが、再開後も外に出ることができない方のために電話での調停が増えています。今までもあったのですが、機材(普通の電話です)が充分でないため、希望する方全員が利用できないこともあったようです。

ところがコロナのため国の方針として「Stay Home」と言っているからには出かける機会を減らすようにしなければならないので、設備(電話です)を増やして対処しなければならないので、ここを増強しているそうです。

弁護士に依頼している場合は弁護士事務所に本人が行って、そこでスマホをスピーカーホンにして弁護士と一緒に話をします。もし弁護士に依頼していない場合は自宅で電話を受けます。

今までは相手方の住所を管轄する裁判所へ行かなければなりませんでしたが、この方法だと自宅近くの弁護士に依頼することも可能ですから、二人分の旅費を考えなくても大丈夫になります。便利になりましたね。

ただ、自分の窮状をしっかりと訴えたい場合は、電話だと充分に伝えることができませんので、できれば本人が実際に行くのが一番です。でも、ハズレの調停委員の場合はどっちにしろわかってはもらえませんけど。

もっと進んでZOOM調停になるともっと細やかな調停ができるのではないかと期待しているのですが、なにぶん機材(電話です)を増やすのも時間がかかっているので、難しいかもしれませんね。