被害者の方の掲示板への書き込みの中でよくわからないものの中に「夫が病院についてきてくれなかった」というものがあります。
私は両親ふたりとも働いていたので、中学生以上はひとりで保険証とお金をもらって病院に行っていました。そういうものだと思っていたから、病院とはひとりで行くものだと思っていました。
たとえばとても交通の便が悪いところで、夫から車で送ってもらわなければならない所に病院があるとか、ひとりでは動けないほど状態が悪いとかならば別ですが、モラ夫に病院についてきてもらったら、「忙しいのに」「なんだこれくらいで」「体調管理くらいできないのか」などなど、嫌みと文句たらたら、もしくはぶすっと押し黙って何も言わないのはわかっているので、むしろ来てもらわなくていい、ついて来られたら何を言い出すかわからないのが怖い、と私なら思う。だから出産のときも付き添ってもらわずにひとりで産みました。
それなのに「病院に付いてきて欲しい」のは、とても重篤な病気の可能性があって、ひとりでは受け止めきれないのか、そのような重篤な病気になったら、さすがのモラ夫も心配してくれるのではないかという淡い期待があるのか、日常注意しなければならないことがあって、それは医師の口から夫に言ってもらわないと夫は理解できないとか、そういうことなのでしょうか。
モラ夫が心配するのは病院費用と俺のメシはどうするかであって、妻の体ではありません。どちらも落ち度は妻にあるので、腹が立つだけです。重篤な病気でも性交渉は無理くりでもやってきます。そういうものなのです。いくら医師が夫に「こうしてください、ここに注意してください」と言ったところで、モラ夫は人からの指示を「命令」ととり、それは俺様モラ夫が非常に嫌うものなので、むしろ腹をたてる可能性が大です。
もし、「夫が自分の体を心配してくれて」「これをきっかけに良くなるかも」と思うのでしたら、そしてそれをきっかけに労わってくれるようになったなら、その人はモラ夫ではなく、ただの昭和の勘違い親父だったということです。