給付金マイナンバーでの申請笑い話

私が愛読しているあるブログがありますが、その主様は70歳を過ぎた男性です。ちょっとあることにマニアックな以外はどこにでもいるおじさんです。その方はマイナンバーカードをお持ちで、マイナンバーでの給付金申請を試みたそうです。

どうも「スマホをかざす」と言うのが難解らしく、どこをどうかざすのか機種によって違うようで、図解もあったけど相当わかりにくいらしく。

そして「銀行口座を入力する」は良いとして、「住所氏名を入力する」というのもあったそうで、そこを読んだときに、「はて、なんでマインバーカードを使うのに住所や名前を打ち込まねばならないのだろうか」と不思議でならなかったので、調べてみました。

マイナンバーカードと住民基本台帳が紐づけされていないそうなのです。あらあらあら~、使っかえね~カードやなぁ。本当に使う側の方にとっては身分証明書にしか役にたたないようだ。

そして送信されたデータは手入力のため、打ち込みミスが発生する可能性があり、お役所でふたり一組になって、送られてきたデータと基本台帳の読み合わせ作業をするのだそうです。ふたり1組が行うこの突合作業では1日150件しか終了しないのに比べ、申請書で送った場合は1日3千件の処理能力だそうなので、結果

「申請書で送った方が早く給付金が届く可能性がある」

「突合作業が大変なので、これから送る人は申請書を使って欲しい」

のだそうです。あの、鳴り物入りで入れたマイナンバーカードはまったく役に立たないことが証明されました。

あ~、作んないでよかったぁ~。

マイナンバーカードには2種類のパスワードが必要で、5年前に作った方で忘れてしまった方は役所に行かないといけなくて、それで今役所は大混雑なのだそうです。

今スマホは指紋認証で、光彩認証もあるという時代、チマチマ住所を打つってねぇ。

最初に書いたおじさまは結局3時間悪戦苦闘した結果、あとわずかのところで何か触れてしまったようで、全部データが消えてしまったそうです(哀

”「動いちゃだめだって言っただろう」みたいな画面が何度も出て来て、あんたの責任だよみたいに言われ続け、「読み取れませんでした」の画面も何度見たことか。”

これを読んで、「あほちゃいまんねんぱーでんねん」を思い出しましたね。もちろんこのおじ様ではなく、これをシステム化した業者さんですよ。

おじ様はデータが消えたとたん「悲鳴に似た雄たけびを上げた」そうで。そばにいた妻の方が「あたしが申請書書くから」と慰めてくれたそうです。