あおり運転の加害者

この1週間、メディアでは毎日常磐自動車道でのあおり運転加害者のことで持ち切りでしたね。私はテレビ朝日で放送された第1回を見ていました。こういっては何ですが、この程度の傷害で指名手配は普通ないでしょう。だって盛り場での乱闘なんて毎度よくにあるんですから。

おそらくこの加害者はほかにも同様の犯行を重ねていること、このまま野放しにしていたら死亡事故が起こる可能性もあることから指名手配をしたのでしょうねぇ。車を包丁に言い換えれば、あちこちで言いがかりをつけては包丁(車)を振り回す男がいたら、それは指名手配になるでしょうよ。

ところであおり運転の車に同乗していた女も逮捕されましたが、部屋からは女性の悲鳴が聞こえたなど、DVがあったことをうかがわせる報道があります。もしかしたら実際そういうことがあったかもしれません。ただ、私はこの同乗ガラケー女性を支援したいという気持ちにならないのです。

51歳の女性が将来の不安を感じ、金持ち男性と結婚しようとしていたというのは、どうしても私の生き方と合わないのです。私の近くに同じく51歳で、自分らしい生き方とやらをしてきて、今になって「お金持ちいないかしら」と目をうろうろさせている人を知っているからかもしれません。「今の子たちって割り勘なんですってね。私は食事をしたら誰かが払ってくれると思っていたわ」という発言もゲンナリ。

あおり運転の同乗者とこの彼女とは違うことはもちろん承知です。でも、同じものを持っています。「誰かに依存して生きようとする姿勢」です。「王子様を待たないで。社長の奥さんを目指すより社長になろう。お寿司(すし)と指輪は自分で買おう」 は西原理恵子さんの著書の言葉ですが、これが私のスタンスと合致するのです。

だからこのガラケー女性の生き方を否定したいのです。もし起訴されて(されるかな?この程度で)裁判になったら、やれマインドコントロールだ、洗脳だと言ってくるのでしょう。逃げ道はそれしかないから。でも、それは「金持ちと結婚して贅沢したいという生き方」ツケですから、誰も共感しないと思うのですよ。