東京から3年、パリ五輪が始まって

2020年に行うはずだった東京五輪が1年ずらして2021に開催され、私もボランティアとして参加しました。「あれから3年経ったんだなぁ」という思いと共に、あの時思い出すのはボランティア活動ではなく、状況がまるでわからないので毎日毎日Twitterやfacebookをググり続けたこと。

無観客が決まり、当初決まっていた場所は仕事が無くなり、「連絡があるまで待機」のメールが来て、その連絡を今か今かと待ち続けていたけれど、開会式が終わり競技が始まっても音沙汰はなく。

幸いだったのはSNSでも同じような書き込みが多数あったので、「私だけではないんだ」「みんな仲間」という安心感があったことです。

競技を見た記憶はほとんどなく、ひたすらPCに向かっていたことや一緒に仕事をしていた人たちと不満をぶつけあったことなど、ネガティブな思い出の方が多かった「私の五輪」でした。

とはいえ、元々スポーツ好きなので、ついつい開会式もリアルで見てしまいました。やっぱり観客がいて世界中がお祭り騒ぎなのはいいですね。

ただ残念だったのは開会式が雨だったこと。私はいつもこういう時に思うのですが、世の中には「晴れ女、晴れ男」という人たちがいて(雨女、雨男もいる)、こういう人たちが外にいると不思議なことに本当に晴れる。

どうしても晴れにしたいときはこういう人を10人くらい競技場に来てもらったらいいんじゃないでしょうか。交通費を渡して開会式に無料でご招待するなら晴れ女のみなさんも喜んで来ると思うんですが。

非科学的だと思われるかもしれませんが、実際にあることだし、万が一はずれても大して費用はかからず、「あ、はずれちゃったね」で済むんですから、こんな簡単なこと何でやらないんだろう。

それにしてもセリーヌ・ディオンの「愛の賛歌」は圧巻でした。闘病中とのことで、ご本人も不安だったでしょうに、歴史に残るパフォーマンスを聴かせてくれました。

東京五輪の時に「マツケンサンバをやったらどうなんだ」という話がネット上を賑せ、私もちょっと「にぎやかでいいかも」と思ったのですが、やらなくて良かった。。。恥さらしになるところだった。。。東京とパリ、状況がまったく違うので比較できるはずもないのですが、格が違いすぎました。でも私は真矢みきさんが登場した木遣りのシーンは大好きです。

多分夜更かしして試合を見ることはないと思うのですが(というか私はハラハラが苦手なので結果が出てからゆっくり見たい)、また流行っているようではありますが、コロナの収束を祝っていつも通りのオリンピック期間を過ごしたいと思います。

収入操作はやってはいけないことなのか

児童扶養手当は所得制限があり、収入が多いともらうことができません。そのため、収入を操作してなるべく多くの手当てを受け取ろうとする人がいます。

役所では「手当を受け取れるのは子どもが18歳まで。それ以降は無くなりますよ。そのために収入を上げましょう」とアドバイスをするのですが、なかなか耳を傾けてくれない方もいるようです。

子どもが18歳以上になるということは親の年齢も上がっているということ。若い時にスキルを身につけて、手当てが無くなっても生活できるようにした方がいいというのは誰でもわかっていると思います。

ただ、働かなくてももらえるお金が減らされるのは損と思う人は、収入を下げて手当てを多くもらいにいくでしょう。これを「良くない」という人は多いと思います。ただ、私は「じゃ、収入制限して夫の扶養に入るのはいいのか」と思うのです。

税金と健康保険料は免除され、年金ももらえるという美味しい話ですから、これを利用するために収入操作している人は大勢いるでしょう。

収入操作して扶養に入るのは良くて、児童扶養手当を多くもらうのは良くないことなのか。

先に上げたように、働く時間を少なくすることによって、スキルアップができなかったという問題を除くなら、私は同じことではないかと思うのです。どちらも国民の税金で保護されているという点では一緒です。

「ひとり親だけ手当をもらってずるい」という声がありますが、これをズルいというなら、夫の扶養に入っている人も、やっぱりズルいと思うのです。

大学が無償化にならない理由

先日、ジム友とおしゃべりをしていて、英語教育が特色の幼稚園の送迎バスがやたらといっぱいあるという話になりました。

「どうせ幼稚園はタダなんだから、高いところに入れるんじゃない?」という言葉にびっくり。知らない間に幼稚園も保育園も3歳から無料になっていました。

そうか、確かに保育料や通園料が無料ならば、できるだけ高額な良さそうなところに通わせた方がお得ですもんね。そうなると、私立以外で教育関係で無償でないのは大学だけとなりました。

大学が一番お金がかかる(大学に行くまでもかかる)のに、そこの授業料が手つかずなのはなぜなのかと思いますが、来年度から扶養している子が3人いる場合は3人目が無償になるとか。

最年長者が扶養からはずれると、無償も無くなるみたいです。

なぜ大学の無償化がこんなにハードルが高いかと言えば、無償にすると長い間大学に留まる人が多くなるのだそうです。これは先鞭をつけた他国の例ですが、日本の場合、留年した場合は無償化は打ち切られることになっているそうです。

だったら三人目と言わず、一人目から無償にしてもいいようなものですが、そうなると現在長い間奨学金を払い続けている人たちはどうするのだろうという疑問が残ります。

確かに制度ができて得をする人と、1年違っただけで損をする人がいるのはこれに限らずどの場合もありますが(私自身、後3年待てば年金分割できていたのに)、さすがにこれは文句が来そうな気がします。

百万単位の借金を10年、20年かけて返している途中で「さぁ、今年から大学は無償だよ」と言われたら「こっちもどうにかしてくれ!」と言いたくなる気持ちもわかります。

さらに、「大学行って遊んでいる子たちの学費を払う必要はない」と世間の目も厳しい。この最後の一山はいつどうやって越えるのでしょうか。

絶対に現物を見てから買うもの

昔は雑貨を見たりするのが好きだったのですが、長時間歩くと疲れるのでショッピングをしなくなってずいぶん経ちます。何もかもネットで買える便利な世の中になったせいもあるかもしれません。

ただ、絶対に現物を見て触って試して買うものが私はふたつあります。

一つは靴。とてもおしゃれとは言い難い足の形状をしているので、これはどうしても試し履きをしないと買えません。かわいいなーと思って履いてみると大抵窮屈で、デザインに絆されて買ってしまうと、後からシンデレラのお姉さんたちみたいに「痛くてとても履けないわ」ということになります。

そうなると、買うのはいつもおばさんたち愛用のウォーキングシューズになってしまいます。これは本当にとても悲しい。

もう一つはマウスです。足も小さいのですが手も小さくて指も短い。大抵のマウスは大きいので、どうもしっくりきません。マウスは1日に何百回、何千回もクリックするので、合わないマウスを長い間使っていると、どこぞを痛めてしまうのではないかという心配があります。

私の小さな手にかぱっとはまる小さなマウスが必要なので、買うときは家電店に行き必ず大きさを確かめて買います。(当然型番を調べてネットで買う方が安ければそちらで買います)。

長い間電池式のワイヤレスマウスを使ってきましたが、PCを買い替えたらUSBポートがふたつしか無く、USBレシーバーを使ったマウスはスロットをひとつ使ってしまうので、USBをふたつ使うとき用に安いBluetoothマウスを買ってみました。

使ってみると電池が入っていない分軽くて操作性も悪くありません。ちょうど電池式ワイヤレスマウスが壊れたので、アマゾンのプライムセールに合わせて、手になじむマウスを物色しに家電量販店に行こうと思っています。

投票したいと思う政党は共産党

東京は7月7日(日)に都知事選挙があり、メディアと立て看板は大賑わいです。人は「あー、選挙なんだね」と関心はとても薄い。

4月から共同親権の委員会や国会中継を見ていましたが、「この党はいいこと言う!」というのは共産党でした。以前から演説や書かれたものを見て、いいなと思うと共産党。

ただ、どうも共産党というと中国共産党やロシアなど、あまり良いイメージでない国が連鎖的に思い浮かび、どうも今一つ。

よもや今の時代にソ連邦の共産主義を目指しているとは思えないので、共産党は党のネーミングを変えたらどうでしょうか。改名すればもっと票が伸びると思うのですが。

価格破壊するSHINE

通っているジムで、ジム友がかわいいラップタオルを体に巻いていました。

「かわいいね、それ」

「いいでしょ。これ600円」

「えーーー」

「SHINEで買ったのよ。他にもいろなものが安いよ」

と言われてSHINEのサイトを見てみると、服だけでなく靴屋バッグ、雑貨などもあり、本当に安い。

https://m.shein.com/jp/

ピアスなどのアクセサリーは100円台、ソックスなんか10足680円です。それもいかにもお安いですといったようなものではなく、クオリティがそこそこある(ように写真では見える)。

そういえば2、3年前、すてきなワンピースを着ていた若い人がいたので「それ、いいねー」と言ったら「これ、1,500円なんですよー」とのこと。

とても1,500円には見えない代物だったけれど、あれもSHINEだったのかもしれない。

バッグも種類が豊富で安い。ということで以前から欲しかったナイロン製の軽いリュックと斜め掛けバッグを買ってみました。お値段2300円。送料無料。

届いてみると両方とも1,000円台なのにそれに見えず、つくりも結構しっかりしています。年を取るとそれ相応の値のものを身に着けた方がいいとは思いますが、それ相応のものはメルカリの中古でもそれ相応のお値段がします。

ただ、いろいろと見ていくと「これ、ブランド物のパクリ?」というようなものがたくさんあります。そういえばユニクロがSHINEを提訴したというニュースがありました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bb4ac30a5c72d2bb8092218dfbebe5e8ff7fbdb9

“ユニクロ 「模倣された」 “三日月バッグ”めぐり…中国発「SHEIN」を提訴”

あまり物にこだわらず、ブランドもよくわからない私は買いましたが、もしかしたら私が買ったものもパクリのデザインなのかもしれません。

海外に行くと模倣品がこれでもかと売られています。これを買っても日本では恥ずかしくて持てないので買いませんが、パチ物と知っていてもこだわらない人はいます。

それにしてももはや価格破壊ではないかと思うほどSHINEは安い。ただ難点はPCでの操作性が非常に悪いことです。検索すらできない。動かない。

SHINEを買う人はスマホを見て買うのだろうから、PCのユーザーは相手にしていないのだろうかと思ったりします。

発祥の地は中国で、本社はシンガポールにあるそうですが、影響力はすさまじくあるように思います。

病気の時はひとり暮らしがサイコー

3,4日寝込みました。その間、当然のことながらひとり暮らしですので寝込みながらも食べるものは自分で作らないといけません。

幸い冷凍庫にはチンすればすぐに食べられるような常備食がタッパーに入っていましたので、後はコメさえあればなんとかなります。乾麺もパンもあります。あとはひたすら寝込むだけ。

これが同居人がいるとそうはいきません。伝染病となると家族も嫌がるし、こちらも「ごめんね」と小さくなります。同僚男性が「病気はなんとかなるけど、家族の白い眼が耐えられない」と言っていました。

もうモラ夫がいた頃のことはほぼ忘れていますが、病気になったと気づかれるのが怖くて、高熱がでても解熱剤や病院からもらった座薬で無理やり下げて、何もないようなフリをして家事をしていたものです。

病気になると機嫌が悪くなる。自分の食事は作るけれど、私のはない。実家の母親も「大丈夫なの?」と声はかけてご飯も作ってくれるけど、機嫌が悪くなる。

家族が病気なら機嫌が良くなるわけではないだろうけれど、「病気になってしまった」という失敗を咎められているようで肩身が狭くなるばかり。

そんな生活をしていたので、独り暮らしで病気になっても大手をふって好きなものを食べ、好きなだけ寝て、好きなだけYouTubeを見ていました。家族がいたらこうはいかないでしょう。ましてや世話をしなければいけないような家族がいたなら、無理しても家事をしてしまうでしょう。

一人暮らしの病気はサイコーです。

割り勘はフレキシブル適用

以前はどんな人とでも割り勘をつらぬいていたものでした。以前の職場に「私、お財布を持ったことがないの(男が払ってくれるから)」という人がいましたが、相手が男だろうが女だろうが、食べたものはフィフティでしょ、と思ったものでした。

それが今ちょっと揺らいでいます。男と女で分けるのではなく、お金をたくさん持っているかいないかで分けた方が世の中平等なのではないかと思い直しています。

もし今私とあまりお金のない学生さんとかつ丼を一緒に食べたとして、「お勘定は別々で」とやったら、それはなんか平等ではない。

今、私は千円のお金に困っているわけではないし、あと1カ月もすれば年金も入る。ちょっとした貯金もある。でもこの学生の財布には千円札が数枚あるかないかだろう。家に帰っても冷蔵庫には大した食料品も入っていないだろう。当然貯金なんかないだろう。

だったら、「ここは私が払うよ」と言った方が平等だと思うのです。私の若い頃もそうやってご馳走になったものでした。同じように年繰りに、あるものからないものへ紡ぐしきたりのようなものでしょうか。

ただ、食べたものが1人数千円のものだったらちょっと多めに払う。「私が5千円払うから、2千円出して」とか「千円出して」というかもですね。

#ただ、そもそも学生とそういう食事は絶対にしないと思うけど(笑)

結婚相談所の話を聞くと、「デートのお金は全額男性支払い」が普通だそうです。カウンセラーから「ここでケチるのはありえない」と言われるそうです。

ちなみに私が結婚する前、元夫は全額支払ってくれました。よもやその後「お前は働いて稼ぎがあるんだから生活費を渡す必要はない」と言われ、その生活を19年も続けるとは思いませんでした。

だから結婚前に気前がよくても、その後が続くとは絶対に思わないでくださいね。

母が喜ぶ話が飛び込んできた

従妹から「実家に兄たち一家が戻ってくることになった」と聞いたのはほんの少し前のことでした。転勤で他県に行っていた兄が戻ってくるので、未亡人となった叔母と一緒に暮らすとのことです。

また戻ってくるとは言っても、この一家は一緒に住んだことはありません。ごく近くには住んでいましたが、同じ屋根の下に暮らすのは初めて。

「母も高齢だし突然ひとりでばったりと倒れられても困るし、そういう意味では良かったのかもしれないけど。。。」という従妹ですが、この「。。。」の中には深い事情がありました。

この話は施設で暮らす母からも聞かされました。「△ちゃん(叔母)は〇夫(従弟)と一緒に暮らすことになったんだって」と言う母はいつものように唇をひん曲げているだろう。

まだ私が結婚していた昔、近所に住んでいて仲良くしてくださっていたご夫婦が娘の家に行くことになったと私に伝えるときも「×子さんってああ見えてすごい気が強いらしいよ。うまくいくといいんだけどね」と悔しそうに、今回と同じように口をひん曲げて私に言ったものでした。

その様子は「うまく行かなきゃいい。散々やりあってすごすごと戻ってくればいい」と顔に書いてありました。

#そのご夫婦は母の思惑通りには行かず、ずっと娘宅で暮らし、割と早めにお二人とも亡くなりました

さて、「。。。」という事情を私は知らなかったのですが、結局母・息子・嫁の思い通りにならない相手との窮屈な生活は3カ月ともたず、従弟からの罵声で困り果てた叔母は役所に相談。

施設に入るお金はなく、今度は妹に「お前が面倒見ろ」と罵声の電話がくるのだそうです。従妹も「うちになんて絶対に無理。お金がなかったら生活保護で施設に入れてもらって欲しい」と怒りの声。

母は今「それみたことか、ざまあ見ろ。」と気分アゲアゲだろうと思います。そして「かわいそうな△ちゃん」と同情の言葉をたくさん出してくるだろうと思います。

こういう母を持ったことは反面教師として良かったのかもしれないと常々思っております。

年金のありかたが変わってきた

年金が支給される年齢になり、やはり年金については神経を尖らせるようになりました。みなさん「他の人はいくらもらっているのか」が気になるようで、YouTubeには「私の年金公開」がずらっと並んでいます。

人は裕福に暮らしている人には興味がなく、貧しい暮らしの人の動画をみて「私はまだマシ」と胸をなでおろしているとみえて、「年金がこんなに少ない」という動画の再生回数がとても多いようです。

面白いなぁと思うのは、旅行tuberが普段行けないような所に行ったり、泊まれないようなホテルを探訪したりするものを見るのに、生活となると貧困生活の人の動画を見る。

#これも人間の性よのう(友蔵心の俳句)

さて年金額は男性は15~16万が平均値なのに対し、女性は9万~10万が平均値だそうです。ただ、夫婦の場合は加給年金があったり、大企業に勤めていたかたは企業年金があるので、一概に家庭ごとの比較はできません。

ただ、独り暮らしの場合、女性の受給額9万~10万ではとてもやっていけないのは一目でわかります。持ち家があればギリギリなんとか工夫したらやっていけるかもしれませんが、ない場合は生活保護の申請をしなければならないでしょう。

年金自体は昭和16年からあったそうですが、今の形になったのは昭和34年からです。

https://www.mhlw.go.jp/stf/nenkin_shikumi_04.html

思うにこの頃は3世代同居が普通の時代でしたので、年金とは息子夫婦に世帯を譲った老人が小遣いとして手に入れるお金という立ち位置だったのではないかと私は思っています。(違ったらごめんなさい)

息子夫婦に生活費としていくらか入れ、あとは自分のお小遣い。昭和30年代の平均寿命は60歳代ですから、国もそう長く年金支給をしなくても済みました。

20代で出産、30代で子育て、40代で子どもたちは成人しますので、残りは20年弱。前述したとおり子どもや孫と生活しますので、生活の心配はなかったのです。

ところが核家族化が進み、老人単独世帯がどっと増えたこと、さらに分裂して老人一人世帯が増えたことでこの年金の立ち位置が変わってしまいました。

国も「お小遣い程度のお金」ではなく「生活のためのお金」に変化することを見通せなかった。甘い。

女性は離婚時に年金分割をすれば、夫の受け取る予定の厚生年金部分の1/2をもらえますが、なにしろ男性の平均が15~16万円で、基礎年金の65,000円を引いた残りの二人が生活していた年月分のものとすると、そう大きなものではありません(でも年を取ってからの1万円って大きい)

貯金がまったくない場合は、生活保護でもらえる金額の差額を申請してもらうことはできますので、これをするしかない。

ちなみに女性で男性の平均額の15万~16万をもらえる人は全女性の中で1割程度だそうですので、9割はこれ以下。

老人みな貧困生活時代に突入です。