時間を守れない人

先日郷里の友人が上京してくることになり、「会いましょう」とLINEで約束をしました。友人はその友人と一緒の上京とのことで、その日だけ単独行動して会うことになりました。

彼女の宿泊場所と私の家は狭い東京といえども電車で50分ほどの距離です。彼女から「中間地点で会いましょう」との提案があったのですが、ちょうどよい中間地は新宿。

あの雑踏の新宿で地方から上京する彼女と、そこまで新宿界隈に詳しくない私が駅で待ち合わせるのは困難と判断し、新宿の隣の駅を指定して「改札口で待ってるね」と連絡しました。

待ち合わせの時間よりも10分早く着く電車を選び、後1分ほどで到着というというときにLINEがありました。

「ごめんね。時間に間に合いそうにないの。今ホテルを出たとこで電車に乗ってないのよ」

「は?」私はもうすぐ待ち合わせに駅に着く時に「まだ電車に乗ってないのよ」

彼女はまず待ち合わせの時間に来ることはないので(そういう人なので)、たぶん遅れてくるんだろうなと思ってはいたけれど、もう私が目的地に着く寸前まで連絡がないって何?

彼女の遅刻には慣れっこというか、友人たちと食事をする時も、「Yちゃんは遅れてくるから先に始めていよう」が合言葉。

遠くから来るし、いつものことだからさほど気にはしていませんでした。そして彼女からは「池袋駅で待ってるね」

池袋駅をご存じの方はこれでひっくり返ると思いますが、池袋駅は巨大なターミナルでJRや地下鉄や私鉄が迷路のように入り組んで、そこにデパートが数軒ひしめいています。

地方から来て、池袋、東京、新宿、渋谷、上野駅ではまず待ち合せない方がいいです。駅で待ち合わせるならその隣の小さな駅を使った方がいいです。

「池袋の西武で待ってるから」Yちゃん。私はほとんど利用したことのない池袋駅に行き「西武とはどこぞや」と探しましたが、駅構内で待ち合わせるのは不可能と判断し、「googlemapを見て東京芸術劇場に来て」と言いました。

その後、やっとYちゃんに会えましたが、そもそも彼女はどうしてこう時間にルーズなのか。

発達障害ではありません。他のことはきちんとできます。時間にだけルーズなのです。友人たちは「待ち合わせ時間に彼女は来ることはないから」と暗黙の了解の中でお付き合いしていますが、仕事はいったいどうしているのでしょう。

仕事で失敗したという話は聞いたことがないので、もしかしたら時間にルーズなのは友だち関係だけなのかもしれません。

Yちゃんの他のもうひとり、同じようの「私は待ち合わせの時間にきっかり30分遅れるのよ」という方がいました。「もうこれじゃ友だちを失くすなと思ったので、これからは気を付けるようにしたの」と言った彼女は今はどうなっているのか。

私も忘れ物の多いADHDグレーですが、時間は守るのです。遅れそうになったことは百万遍くらいありますが、実際に遅れたことはあまりありません。これはずっとフルタイムで働き続けてきて、時間を守るというのが社会人として相手に信頼してもらう第一要素だと思っているからです。

時間を守る、締め切りを守る、これだけで信頼度はぐんとあがります。(えーっと思われた私と関係のある方。「かっきりと忘れる」ことはあります。。)

振り返ってYちゃんですが、彼女がいつも遅れてくるのはいつものことなので誰も怒らないのをいいことに、彼女は遅れても気にしないし「私が遅れるのはわかってるよね」と悪びれもしていません。

ただ、その埋め合わせを彼女は大抵していて、面倒くさいようなことをしてくれるので、今のところ友人関係は成り立っています。今回もランチをご馳走になりました。親の遺産でYちゃんが裕福なのはわかっているので、遠慮なくいただきました。

でもこの「時間だけルーズ」という人はいったいなんなんでしょうね。

読書ができなくなったらYouTubeで聴読書

めっきり目が悪くなり、読書が億劫になってきました。字を追うということは体力がいることで、特に専門書などは努力が必要です。

夜寝る前はなるべくブルーライトが目に入らないようにしたいので、ネットも見られない。

アマゾンのAudibleを無料期間に試してみましたが、無料期間が終わると月額1,500円と結構お高くて、しかもとても聞きたいと思うようなものがあまりありません。

ふとYouTubeのお勧め動画の中に向田邦子さんの朗読がありました。この本はほとんど持っているので、自分で読めばいいようなものですが、昔の本の活字は小さくて、今の私には少し厳しい。

YouTubeの朗読を聞いてみると、音源がどこから取ったのかわかりませんが、あまり良い音ではないのが惜しいですが、寝る間際の導眠としてはぴったりの落ち着いた感じがいい。

iPadにタイマーをかけて、聞きながら寝るのがこの頃のブームです。

多くの方に見て欲しい映画「あなたを抱きしめる日まで」

このところ家にテレビを置かず、そうなると当然NHKの契約もしない人が増えていますが、BSNHKでは時々掘り出し物の番組や映画を放送してくれるので、私はNHKの受信料を払い続けています。

BSNHKで1月11日に放送された「あなたを抱きしめる日まで」はそんな掘り出し物の逸品でした。

タイトルも聞いたことがないのに録画をしたのは、BSNHKが放送するからにはきっと良い作品なのだろうと思ったからです。

1時間38分という短めの映画だし、ぱぱっと見れるかなと思って先日見ました。1度見て、ネットで解説を読み、2回目を見た時に、1回目ではわからなかった布石や謎があちこちにちりばめられているのがわかり、感動が倍増しました。

この「あなたを抱きしめる日まで」というベタな日本語タイトルの作品は、2013年のアカデミー賞作品賞(他)にノミネートされています。

見るつもりだからネタバレが嫌という方はここでご退場ください。

1952年のアイルランド、18歳で行きずりの相手と関係を持ち妊娠したフィロミナは親から修道院に入れられてしまいます。修道院で出産した後は監禁され重労働をさせられ、生まれた息子とは1日1時間だけしか会わせてもらえない日々。

それでもその1時間の逢瀬をを楽しみに、修道院で一番重労働な洗濯作業をしていました。そんな娘たちが他にも10名ほど、同じように出産と労働をしていました。修道院を出るときには1,000ポンドをお礼に置いていかなければならないきまりだったからです。

その仲間のひとりの子どもがどこかに連れていかれると知り、同情していたフィロミナでしたが、その子と一緒にフィロミナの息子も連れていかれてしまいました。

2階の窓から息子の名を叫ぶフィロミナ。それが息子(アンソニー)との最後でした。

それから50年後。1日も息子のことを忘れたことがなかったフィロミナは、その後に生まれた娘に「あなたには兄がいる」と打ち明けました。

その娘はジャーナリストのマーティンに「ジャーナリストならその子どもを探せるのではないか」と頼みます。

英国の放送局BBCを納得がいかない理由でクビになったマーティンは最初は断りますが、編集部にかけあってこのストーリーを記事にすることを約束し、取材費を取り付け、別れた息子を彼女と一緒に探しをします。

「あの子はどうやって暮らしているのか。ホームレスになっているのでは、ベトナム戦争で手足を失っているのでは」と息子の身の上を心配してたフィロミナでしたが、成長した息子は意外な立場にいて。。

というのがこの映画のあらすじなのですが、これが実話だというのだから驚きです。まさに「事実は小説より奇なり」を地でいくような意外な結末。

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映画のマーティンは実在のジャーナリストで、この話を出版したところベストセラーになりました。ただ、映画はフィロミナとマーティンが息子を探すことに焦点をあてているのに対し、原作は息子(アンソニーがマイケルに変名。実在の人物)が共和党の首席法律顧問まで出世しながらも、ゲイであることに苦しんでいたことが焦点となっています(らしい)

フィロミナとマーティンのふたりが掛け合い漫才のようなセリフを応酬しながら真実をつきとめていき、最後はあり得ない場所にたどりつくというラストはまるでミステリーのようです。

息子はすでに亡くなり、残っていたビデオに映っている息子の成長記録に微笑みを浮かべながら見つめるフィロミナの眼差しにはもううるうる。

ともかく1度ではよくわからない部分も2度見ると「ああ、これだったんだ」と気づけるので、ぜひどこかで2度ご覧になってください。

アフィリエイトの応援ありがとうございます

今月、アマゾンのバナーが使えなくなったというお知らせをここでいたしました。

そして即席でAmazonへの入り口を作り、サイトに貼ったのですが、時間をかけずにパパっと作ったせいもあり、かなり怪しげ。

本当にこのアイコンを使ってくださるかしらとかなり不安なまま2週間が経ちましたが。

ありがとうございます!お買い物をしてくださった方がたくさんおり、順調にアフィリエイトが続けられています。なんでもアマゾンのアフィリエイトは数カ月間売り上げがないとアカウントが停止されてしまうのだそうです。

その心配があったのですが、今のところ順調に売り上げが動いてくれています。これも皆様の後押しのおかげです。本当にありがとうございます。

楽天とアマゾンでの収益金は被害者同盟のBBS4個、レンタルサーバー等の支払いに利用させていただいています。このアフィリエイトはかなり長い間行っていますが、このたびYahooショッピングも加えて、このブログにも貼り付けようかなと考えています。

なぜならyahooショッピングはいろいろな場面で使えるポイントやクーポンがあり、安い値段で買えたるPaypayが使えたりする場合があり、私も重宝して利用しています(特にポイントがつく日曜日)。

さらに私の場合オークションも利用するので、売り上げ金がPayPayに自動的に入っているのもありがたい。

すでにPayPayは第二の財布になりつつあります。

とにかくYahooに申請をしなければならないので、ここで声明文を出して退路を断ち、重いお尻を上げることにします。

士業の話は複数人に聞いてみましょう

士業とは〇〇士、と最後に士がつく職業の方を指します。

モラハラでお世話になるのは弁護士、司法書士、行政書士、社労士(社会保険労務士)などかと思います。私はこの中の行政書士、社労士で痛い思いをしたことがありますので、ご紹介したいと思います。

行政書士には以前持ち家のことなどを相談したかったので、「行政書士がご相談を受けます」という市報につられて、いそいそと行きました。

広いホールに3つの島が作られ、行政書士が3人テーブルについていました。その中で異様な島が。

相当年配と思われる男性行政書士さんが大きな声で受け答えしている。

#プライバシーも何もあったもんじゃない

ただし、相談者もご年配の女性で、こちらも要領の得ない相談をしているらしい。

おふたりとも80代とお見受けいたしました。他の2つの島は50代、40代の男性の方でした。

数名の待ち人がいて、空いた順から割り当てられていく形で、あのじーさんの行政書士にはあたりたくないなぁとひそかに願っていたのですが、残念ながらじーさんの島へ誘導されてしまいました。

仕方がないので相談を始めたのですが、予想通り要領を得ないどころか

#耳が遠い

うぇ!?うぇ!?と何度も聞き返す。

当然こちらも大きな声で怒鳴ることになります。

私の質問はすでに法務局で調べてあったので、大体のところはわかっていて、ただ、もう少し込み入ったことを聞きたいと思っていたのですが、おそらくこのじーさんでは無理だ。

無理だとは思いましたが、とりあえず聞いてみたら予想通り途方に暮れた顔をしました。でも、「わからない」とは言いたくないらしく、でたらめな答えが返ってきました。

聞いた私がバカでしたが、この時に必要書類を持っていたところに彼は目をつけて、「それ、見せて」と言われたので渡すと、彼は指にたっぷりと唾をつけてめくりましたーーーーー。

ぎゃーーーーーーー

今もその光景を思い出すたびに背筋がぞーーーっとして、なぜあの時にストップをかけなかったのか、今でも後悔しています。

これはこの催しを主催した行政書士協会〇〇支部へ苦情を入れた方がよかろうと翌日電話をしたら、「もしもしぃ~~~?」と電話に出たのはこれまた相当高齢のじーさんで。

こりゃダメだ。話をしたところでじーさん同士はかばいあって「変な女が電話をしてきた」で済まされてしまうだろうと思いましたので、「失礼しました」と電話を切りました。

行政書士協会は引退したような高齢者の集まりなんだろうか。

そして以前郵便局が「社労士が年金のご相談を受けます」という催しをしていたのでこれまたいそいそと行ったら、こちらは70代と思われる女性の社労士さん。郵便局の方は「先生、先生」と奉っておりました。

いろいろと伺いたいことを聞いたのですが、後から調べると

#全部違っていた

ひとつだけならともかく、全部違っていたというのもすごい。さらにすごかったのは後からその社労士さんから手紙が来て、「〇〇について間違っていたので訂正します」とのこと。

げっ、私の住所はどうやって知ったのかって、申し込みの時に住所を書いたので郵便局から聞いたのでしょう。郵便局の個人情報保護はどうなっているのでしょう。しかも相談を受けた相手に手紙を出したらどう思われるか、郵便局も社労士も気づかなかったのでしょうか。

また、再就職の際、知りたいことがあったので、社労士の電話相談を利用したところ、2か所にかけて2か所とも言うことが違う。結局3か所目、ハローワークにいた社労士さんが正解でした。2か所の電話相談に出た社労士の言うことは間違っていました。

無料の相談なんてこんなものなのかもしれませんが、士業だからと言うことを鵜吞みにせずに、何か所かに相談した方がよろしいかと思います。

事件後の記念日反応が怖い

記念日反応とは、何か大きな事故や事件に遭った時、その1週間後、1か月後、1年後と「その日」が来るたびに「アニバーサリー反応(記念日反応)」という症状が現れることを言います。

「昨日の今頃は何事もなかった」「先月の今日は幸せだった」「1年前の今日はみんな一緒におせちを食べていた」

〇〇の今頃はと思うたびに、失った方や体に異常のあった場合は「体は何事もなく元気だった」と思い出すのです。

私が支援した方は家族が殺された日が近づくと毎年入院されていました。もうその日から何十年と経っているのに、心のダメージは続いているのです。

その季節特有の天候や、季節行事の街の姿や、流れるテレビCM、匂い、音、食べるもの、すべてが引き金になって、どうしてもその時の心理状況に戻ってしまうのでした。

当初は一緒に悲しみを共有していてくれた人も、月日が過ぎると「いつまでも悲しんでいては亡くなった方も悲しむよ」などと言って慰めようとしますが、これは何の慰めにもなりませんし、むしろ立ち直らないあなたが悪いというように責める言葉になってしまます。

本人も立ち直ろう、忘れようと努力はしているのですが、体がそのように反応するので、どうしようもないのです。

カウンセリングを続けて何とか「その日」をやりすごしている方も多いと思います。この方面の療法として「暴露療法(エクスポージャー療法)」というのがあるのですが、受けている方はまるで傷口にゴリゴリと塩を塗り込まれているようだとお話してくださいました。

エクスポージャー療法とは忘れさせるのではなく、何度も何度もその状況を思いださせて、思い出すことを慣れさせる療法です。これは専門者がやることで決して素人が見よう見まねでやってはいけないものです。

とても辛いので、この療法を受けていても途中でやめる方もいらっしゃいますが、受けた方のお話ですと、受けた場合と受けない場合ではまるで違うそうです。辛くても頑張って続けてほしいと仰っていました。

今回の地震で沢山の方が亡くなったり、財産を失ったりした方がいらっしゃいます。おそらくこの記念日反応がある方が多いと思います。1月1日が忌まわしい日になってしまった方へは、記念日反応があるのだということに気をつけ、接することが大切になります。

高島屋のクリスマスケーキ騒動でほっこりしたコメント

今読んだyahooの記事にほっこりしました。

高島屋の宅配クリスマスケーキが崩れてしまって届いたという「事件」へのコメントです。

投稿されたケーキの写真を見ると、ちょっとやそっとの崩れ方ではなく、あまりのひどさに笑ってしまったというくらいの崩れ方です。

5,400円のケーキだそうですから、それは悲劇です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1b4473f67785412ba61e040e046c3d5759a5caba/images/000

ただ、コメントを見ると、運送業者さんや販売をされている方のものは「そもそもケーキを宅配するというのが間違っている」というものが多くみられました。

確かに私がケーキを買うと、自転車で家まで運ぶ間にケーキは箱の中で揺さぶられ、原形をとどめていないことが多いです。

そんな「援護」コメントの中で沢山返事のついたコメントがあり、そのエピソードにとてもほっこりしました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/411e0736ad735f1d8ee2d268cb12c5508d72a4ee/comments

”子供の頃、ケーキ屋さんで親に買ってもらった、大きいサイズのものをそれはそれは大事に抱えて家路に着いた時の事を思い出しました。
 無事に帰宅して、母親に頭を撫でてもらいながら、自慢げに頬張ったケーキの味は、今でも忘れる事の出来ない美味しいものでした。”

”本当はケーキも、お店からお客様と一緒に帰りたいと思っているかもね。”

有名店のケーキを宅配してもらうのではなく、近所のお菓子屋さんから買ってきてもいいのでは?というのは私もそうだなと思います。

ちなみに私の実家はまだ父親が酒乱になる前、どうも会社で業者さんとやりとりをする仕事だったらしく、付け届けのクリスマスケーキが3つも4つも届きました。

たぶん「あの家は子どもがいるから」ということで選んだのでしょうが、その当時、ケーキのクリームはバタークリーム。私はあのヌルヌルするバタークリームが苦手で、しかもバタークリームで作ったバラの花がいっぱいのっかってる(お決まりで仁丹も乗っている)

私が食べられるのはチョコレートのものだけなので、クリームをよけながらジャムが挟んであるスポンジを食べていました。

初めて生クリームのケーキを食べた時は「こんなに美味しいものが世の中にあるのか」と思いました。見た目は同じでもバタークリームのものと違って、口のなかでふわっと溶ける。そしてバラの花の代わりにイチゴが乗っている。

とまぁ、コメントの返信にもあったように、ケーキにはいろいろな思い出がそれぞれにあるものです。

「奮発して有名店のケーキを頼んだんだよ」というのもありかと思うのですが、何分運送には難しいものなので、事故があるかもしれないは覚悟しておいた方がいいかもしれませんね

でも、今回のケーキは冷凍ケーキだそうで、崩れたまま凍って届いたそう。そして地域が偏らず、いろんな地域の配送だから配送の問題ではない。

となると、配送前に崩れていたことになりますよね。この謎は早く解けるでしょうが、今後あのスカスカおせちと共に年末の話題になるかも。

一番大好きなクリスマスソング

今日のクリスマスイブはみなさん、どのように過ごされましたでしょうか。

ところでクリスマスソングはこの時期になると商店街のどこからも聞こえるものですが、大抵はオーソドックスな曲、「きよしこの夜」「ジングルベル」「赤鼻のトナカイ」などですが、私はこのオーソドックスな曲の中で一番好きなのは「そりすべり」です。

「そりすべり」と聞いてもピンとこない方はこちら↓

1950年代古きアメリカの、いかにも賑やか華やかなクリスマスを思い起こします。(行ったことないけど)。

昔ガラケーの頃、クリスマスシーズンになるとこの曲を着メロにしていました。

クリスマスが終わると「白い恋人たち」へチェンジです。

アメリカの古いクリスマスシーンでは「若草物語」の四人姉妹がバスケットにご馳走を入れて隣の家に持って行ったけな、とか。
私が思い出すのはこっちの方ね。

まだモラ夫と暮らしていたころ、モラ夫は「ホワイトクリスマス」が好きで、この古い映画をよく見ていました。

#古いものが好きなんだよ

そして子どもたち(もういい大人だ)が好きなのは「ホームアローン」

先週の金曜ロードショーでもやっていましたね。マコーレ・カルキン君は子役での成功のあと、両親が彼の稼ぐお金を目当てにもめたり、ドラッグの過剰摂取があったり、若い時から結婚離婚を繰り返したりとジェットコースターのような人生でしたがそれを乗り越え、「ホームアローン」で母親役をしていたキャサリン・オハラから讃えられていました。

とにかくイベントごとになると騒動を起こすのがモラ夫ですので、年末年始が終わるまで気がぬけません。次はお正月。何事もないことを祈りましょう。

月星シューズ(moon star)の対応に感動した

たまたま電車で出かけた先で、時間が余ったので靴屋に入ったところ、歩きやすそうな靴を見つけたので5,000円ほどのウォーキングシューズを買いました。Moon star製です。

Moon star(月星)といえば学校で履く上履きでよくお見掛けするメーカー。このメーカーだから買ったというより、よさそうだと思ったのがたまたまこのメーカーだっただけです。

予定していた旅行で履こうと思い、足慣らしのために5~6回履いたところ、後ろ部分の合成皮革がはがれてきてしまいました。よく見ると、ほかにも本体から剥がれそうになっている箇所があります。

たった、5~6回の着用でこんな風になるなんて。それともこの程度の値段のものはこういうものなのかしらと、腹立たしさと困惑でむらむらっとしました。

買ったお店に持っていけばいいのでしょうが、交通費がかかるうえ、交換してくれるかどうかはわかりません。月星と言えば靴では有名なメーカーなんだから、お客様相談室みたいなものはあるだろうとググって電話をしてみました。

#クレーマーみたいでいやだけど、5千円のものが5、6回使用でボロボロになるなんてそちらの方も納得がいかない。

「あの~、先月買った靴が使用5,6回で革が剥がれてきたんですけどー」という訴えに、繋がった電話の向こうでは慣れている女性の方がてきぱきと進めてくださいました。

品番も型式もついておらず、あるのはクレジットカードで買った伝票だけ。

すると女性は「品物を見たいのでヤマト運輸が伺いますから渡してください」と仰る。レシート等はあればいいが、なくてもかまわないとのこと。

早速靴を箱に入れ(買った時に箱はつかなかったので別の箱)、宅急便を待ちました。電話後2日ほどで宅急便業者が靴を取りにきて数日後。

「靴を調べたところ経年劣化によってはがれてしまったと思われます。申し訳ありませんでした」と、また女性から連絡がありました。もう同じ型式の物はないので、返金するとのこと。

パタパタと入金口座を聞かれたなんと翌日に入金がありました。

こういったクレームに対してあーでもない、こーでもないと結論を引き延ばすメーカーが多い中、この迅速な対応に感激。早速Moon starのHPで会員登録を行い、そのまま別の靴を購入しました。

私は足の形が独特のため靴はネットではまず買わないのですが、返品した靴は合ったのでたぶん大丈夫だろうと。

そして新規登録のクーポンやら送付割引(配達は急ぎませんを選択すると300円引き)やら、もともと20%オフ商品やらで、前の靴よりも上等な靴を安価で購入することができました。

なんだかもやもやっとする今日この頃、このすかっとさわやかな出来事で心が温まりました。

それにしても店頭に並んだ靴が経年劣化とは、長い間売れずに陳列棚にあったということなんでしょうかね。

プライドが高いおじさんの話

もう70歳近い再任用のおじいさんと一緒に働いていますが(私からおじいさんと言われるのはあちらにとっても心外だとは思いますが)、この過去に栄光を持つおじいさんは本当に劣等感が強い。

劣等感が強い人は人を見下し、バカにして、些細なことに難癖をつけ、どうでもいいことを知っていると鼻高々で能書きをたれる。

こういう人は近寄らないように、鼻高々の能書きに「そうですか~」と知っていても相槌を打っておく。これが世の中をうまく渡る術であることは、40数年の勤労生活で身についています。

今年、とあるプロジェクトがあり、このおじいさんと私もプロジェクトの一員となりました。おじさんは劣等感も強いけど、かなりずれた常識の持ち主で、わけのわからない非現実的な方針を次々に打ち出してグループ全員を困惑させました。

そのプロジェクトを現実化させるためにはこの非現実的な提案は乗せられないので、「どうしましょうかねー」というリーダーの困った声に、つい口を出してしまったお人よしの私。

大体言い出しっぺがその後を全部引っかぶらなければならないのがこういう時の決まり。だから口を出さないように静かにしていたのですが、だーれも声をあげないのでつい出してしまいました。

そして結構大変なプロジェクトは予想通りほぼ私が仕切ることになり、PCは誰もできないので、PC部門も全部私がやりと、多忙を極めました。

ただ、がんばったかいがあって、プロジェクトは大成功を収め、なんだか私の評価がものすごく高くなってしまいました。

#PCできるなんて言ってなかったからね。言ったらまた仕事を押し付けられちゃうし

そしてこのプロジェクトの収支決算をZOOMで行ったのですが、会計担当はおじいさん。前もって資料が送られてきたのですが、これがWord文書。

#どこに決算報告をWordで作る人がいるんだろうか。

リーダーから「報告書はExcelを使ってください」と言われ、おじいさんは必死になって作ったか、当日ZOOMの画面ではExcelでの報告がありました。

#ナニ、1ページの簡単な報告書ですから

ところが決算数字がおかしい。前に送られてきたWord文書の数字とも突合させる数字とも合わない。

出席した全員が「数字が合っていませんね」とさわぎ出すと、「あ、わりいわりい、今直すから」と画面に映った数字を直し始めました。

Excelを使ったことのある人はご存じでしょうが、縦横に並んだ数字をざーとドラッグしてSUMを押せば合計が出る。

ところがこのおじいさん、間違った数字を一個一個直し始めたのです。

ほけーー

その昔、Excelを使えない方たちは、電卓をたたいて計算し、Excelに打ち込んだものです。今考えるとバカバカしい話ですが、そういう人が結構いたのです。

どうやらこのおじいさんもそのクチらしく、ひとつずつ数字を直している。

ZOOMの個人メッセで「ちょっと、〇〇さん、Excelできないんじゃないの?」「どうもそうみたいだね」というのが送られてくる。

できなかったらで会計はできないと言えばいいものを、できないと言えないおじいさんの性。

なんとか笑ってごまかしてその場は終わりましたが、周りから高評価をいただいている私がおもしろくないのか、ただいまおじいさんから嫌がらせを受けております(笑)まぁ、それほど長い時間接していないからいいや。

この高年齢のおじいさんたちの自己評価と実際の落差の大きさに、ある意味「すごいなー」と思っている私です。ともかくその劣等感を死ぬまでにどうにかしよう!