調停委員はここを見ている

モラハラ離婚をしようとすると、ほぼお世話になるのが離婚調停です。なぜならまずモラ夫は子どもを連れて家を出ることにまず賛成はしません。だから家を出る際に刃傷沙汰にならないよう、昼逃げのような形になります。

婚姻費用も養育費も離婚も全部調停で行いますが、ここに重要な人物として登場するのが調停委員です。そもそも調停委員とは裁判官の数が足りないので配置されている人物で、いい人のいればそうでない人もいるといった玉石混淆状態にあります。

社会人として経験豊富な方を採用しているそうですが、どんな経験が豊富なのかはわかりません。年齢構成は60代以上の方が多いようです。つまりおじ(い)さんとおば(あ)さん。

私も相談員をしていましたが、最初に見るのはネイルでした。以前はピアスやネックレスといった装飾品や衣装選びに目が行ったものですが、今はネイルです。まるで凶器のようなネイルをつけている方はまずアウトだと思ってください。

「いやだー、これネイルチップ(付け爪)よ~」という方もおられると思いますが、裁判所の調停に行くのに鬼爪のようなデコレーションネイルをつけていく必要があるのか考えてみてください。

「ネイルはもうメイクと同じ。つけないと気が済まないのよ」「これだからジジババは嫌だわ」と仰る方。

行く先の裁判所のメインキャラクターはジジババです。ジジババに気にいられようと思ったら、その日その時間だけでもはずしてください。これはもう戦略です。

「相手はいい人のふりをするだろう。気にいられようと演技するだろう」というならば、あなたも常識のある人のふりをしてください。それが頭の良い人です。

ヘアカラーはもう何色でもかまいませんが、ボサボサの髪はやめてください。「モラ夫がお金をくれないので美容院に行けない」という方もいるかもしれませんが、今どきは1000円カットというのもありますので、調停の前だけでも行ってさっぱりしてきてください。

自分の価値観を調停委員にあれこれ言われたくないという方もいるでしょうが、「そのこと」にああだこうだは言いませんが、その人を判断する材料にはなります。

常識のない人なんだな

こんな妻では夫は大変だな

と思われたら損なので、その時だけでも常識人としてふるまいましょう。

これは行政の相談員をしていた私の見解で、調停委員がどう思っているかはわかりませんが、同じ年代の人ですから、あまり外していないと思います。

避難応援プロジェクトの日程が決まりました

今年の避難応援プロジェクトの日程が下記のとおりに決まりました。

第1回 2024年5月18日(土) 第2回 2025年1月25日(土)

時間:午後2時〜4時

場所:東京山手線内の施設。ご入金のあった方だけにお知らせします。

参加費:1回2,500円

定員:5人程度

おひとり様だけですが、全員の講座が終了後別室で30分間、DV専門相談員と弁護士を独り占めしての個人相談を受けていただくことができます。

個人面談をご希望の方は5,000円のプラス(講座も一緒に申し込まれた場合は7,000円)になりますが、毎回早めに満席になります。

個人面談前に詳細資料をいただくので、かなり突っ込んだお話が可能です。弁護士に30分間相談すると普通5,250円がかかりますが、こちらは専門相談員も一緒に行いますので、行政の手当てや動き方も一緒にご相談が可能です。

避難は速やかに安全に行う必要がありますので、ぜひこの機会にご参加ください。

時間を守れない人

先日郷里の友人が上京してくることになり、「会いましょう」とLINEで約束をしました。友人はその友人と一緒の上京とのことで、その日だけ単独行動して会うことになりました。

彼女の宿泊場所と私の家は狭い東京といえども電車で50分ほどの距離です。彼女から「中間地点で会いましょう」との提案があったのですが、ちょうどよい中間地は新宿。

あの雑踏の新宿で地方から上京する彼女と、そこまで新宿界隈に詳しくない私が駅で待ち合わせるのは困難と判断し、新宿の隣の駅を指定して「改札口で待ってるね」と連絡しました。

待ち合わせの時間よりも10分早く着く電車を選び、後1分ほどで到着というというときにLINEがありました。

「ごめんね。時間に間に合いそうにないの。今ホテルを出たとこで電車に乗ってないのよ」

「は?」私はもうすぐ待ち合わせに駅に着く時に「まだ電車に乗ってないのよ」

彼女はまず待ち合わせの時間に来ることはないので(そういう人なので)、たぶん遅れてくるんだろうなと思ってはいたけれど、もう私が目的地に着く寸前まで連絡がないって何?

彼女の遅刻には慣れっこというか、友人たちと食事をする時も、「Yちゃんは遅れてくるから先に始めていよう」が合言葉。

遠くから来るし、いつものことだからさほど気にはしていませんでした。そして彼女からは「池袋駅で待ってるね」

池袋駅をご存じの方はこれでひっくり返ると思いますが、池袋駅は巨大なターミナルでJRや地下鉄や私鉄が迷路のように入り組んで、そこにデパートが数軒ひしめいています。

地方から来て、池袋、東京、新宿、渋谷、上野駅ではまず待ち合せない方がいいです。駅で待ち合わせるならその隣の小さな駅を使った方がいいです。

「池袋の西武で待ってるから」Yちゃん。私はほとんど利用したことのない池袋駅に行き「西武とはどこぞや」と探しましたが、駅構内で待ち合わせるのは不可能と判断し、「googlemapを見て東京芸術劇場に来て」と言いました。

その後、やっとYちゃんに会えましたが、そもそも彼女はどうしてこう時間にルーズなのか。

発達障害ではありません。他のことはきちんとできます。時間にだけルーズなのです。友人たちは「待ち合わせ時間に彼女は来ることはないから」と暗黙の了解の中でお付き合いしていますが、仕事はいったいどうしているのでしょう。

仕事で失敗したという話は聞いたことがないので、もしかしたら時間にルーズなのは友だち関係だけなのかもしれません。

Yちゃんの他のもうひとり、同じようの「私は待ち合わせの時間にきっかり30分遅れるのよ」という方がいました。「もうこれじゃ友だちを失くすなと思ったので、これからは気を付けるようにしたの」と言った彼女は今はどうなっているのか。

私も忘れ物の多いADHDグレーですが、時間は守るのです。遅れそうになったことは百万遍くらいありますが、実際に遅れたことはあまりありません。これはずっとフルタイムで働き続けてきて、時間を守るというのが社会人として相手に信頼してもらう第一要素だと思っているからです。

時間を守る、締め切りを守る、これだけで信頼度はぐんとあがります。(えーっと思われた私と関係のある方。「かっきりと忘れる」ことはあります。。)

振り返ってYちゃんですが、彼女がいつも遅れてくるのはいつものことなので誰も怒らないのをいいことに、彼女は遅れても気にしないし「私が遅れるのはわかってるよね」と悪びれもしていません。

ただ、その埋め合わせを彼女は大抵していて、面倒くさいようなことをしてくれるので、今のところ友人関係は成り立っています。今回もランチをご馳走になりました。親の遺産でYちゃんが裕福なのはわかっているので、遠慮なくいただきました。

でもこの「時間だけルーズ」という人はいったいなんなんでしょうね。

赤松良子さんを追悼する

毎年今頃の季節になると、赤松良子さんの名前を確定申告の用紙に書きます。30年近く前から始めているユニセフへの募金を確定申告するためです。

クレジットカードの引き落としなので、毎月寄付をしているという意識はありませんが、子どもの進学や転居、転職で家の経済状態が切迫した時もやめようとは思いませんでした。

始めたきっかけはとある記事に「海外では障害を持っている子どもは他の子の災いを引き受けてくれていると言われている。だから海外では障害のある子どもを大切にしている」とあったからです。

同時に「不幸な子どもは他の子の不幸も背負っている」とありました。

自分の子が元気でいられるのはそういった子どもが災いを引き受けているから。だからそういう子たちへ感謝の気持ちとして私ができる範囲でしようと思ったのがきっかけです。

寄付額はわずか月額千円です。この千円がなくてもうちはご飯も食べられるし困ることはないからと思って始めました。

確定申告をするときにユニセフの住所と代表者の名前を書きますから、赤松さんのお名前は知っていました。90歳を過ぎても現役でお仕事をされており、男女雇用機会均等法の成立に尽力されたと略歴にあります。

以前調べた時は確か、男女雇用機会均等法は決して納得のいくものではなかったけれど、まず第一歩を踏み出すのが大事と妥協しての成立だったのだと記憶しています。

そうしてできた男女雇用機会均等法ですが、「入社時に総合職を選ぶか一般職を選ぶか」という選択肢を出され、総合職を選んだら残業も転勤も受け入れなければならないという大きな壁がありました。

当時は結婚、出産で家事や育児をほとんど担い、保育園も少なく、総合職を選んでも退職せざるを得ない状況でした。

男性は仕事と家庭の両立ができるけれど、女性は必然的にどちらか一方を選ばなければならない。これは今も続いています。

やれイクメンだ、カジダンだと言っても、妻と同等に家事・育児を行う男性はいまだに圧倒的に少数です。

#モラハラ男は論外

さらに現代、夫の収入が少ないので妻も働かなければならないようになりました。「あなたらしく」だの「女性にも活躍して欲しい」というのは労働力が不足しているから。労働力不足、少子化のツケが「女性も生き生きと社会で輝いて」ということになっています。

私は卒業してからずっとフルタイムで働いてきましたので、働くことは当然だと思っています。働きたくないけれど、嫌々働いている方も多いようですが、私は本当に働き続けてきてよかったと思っています。

赤松良子さんのご努力で、法律はできました。保育所も整備されています。ただ、大手の会社はそれなりに理解がありますが、中小企業はまだまだ。そして人の意識もまだまだです。それは男性も女性も両方です。

赤松さんが望まれていた社会になるまで、あとどれくらいかかるのでしょうね。

オルカンは今年の流行語になるかも

今年から新NISAが始まり、成長投資枠240万円と積み立て枠120万円が非課税となりました。今までは2割が税金として自動的に徴収されていたものが、まったくゼロになるという画期的な制度です。

もちろんこれは「投資」という分野の話で、いわゆる定期預金などというものには適応されないので、ご興味のない方にはまったくスルーするお話です。

ご興味のある方はこちら

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa2024/index.html

現在株も預金も利子には20%課税されていますが(受取前に20%引かれる)、NISA枠で投資をするとこの20%課税が無くなり、まるまる手元に来ます。

20%とは1万円利益が出たら2,000円が引かれる、10万円利益が出たら、20,000円引かれるということです。大きくないですか?20%。

そもそも投資には大なり小なりリスクが伴うもの、うまく利益を出せれば儲かりますが、失敗したら自分のお金を失います。

精神的にも疲弊しVIX指数(恐怖指数)という言葉があるくらいです。VIX指数とはもしかしたら損をするかもしれないという投資家の心理を指数で計算されたものです。

朝起きたら自分の口座にあった100万円が90万円になっている。翌日になったら80万円になっている、このダダ下がりする相場はいつまで続くのか、自分の預金はどうなってしまうのかという恐怖に怯えながらするのが投資です。

投資をしているというと「濡れ手に粟」と楽をして設けているという印象がありますが、投資家やそれを生業としている業務の人は胃に穴を開けながら仕事をしているそうです。

これについては以前も書きました。

そして新NISAの話ですが、この心臓がドキドキしなくてもいい投資が今脚光を浴びています。通称「オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」です。

これは全世界の株式を集めて投資したもので、手数料が非常に安いのも魅力です。全世界の株ですので、何かひとつが悪くなったら下がるものではなく、今までの実績から考えるとまず下がることがないと言われています(儲かります)

株は浮き沈みがありますので、上がったり下がったり、時にはリーマンショックやコロナショックのような大きな下げもありといったことがありますが、現在コロナショック時に下げた分を取り戻し、バブル期以来という高値をつけています。

大きな上げや下げを繰り返して世界経済は右肩上がりになっているのです。

と私が言っても説得力がないので、検索して調べてください。

特に魅力なのは毎日相場を眺めなくてもほったらかしにして良いという点です。生活にも仕事にも精神的にも支障がまったくありません。ほったらかせば結果として資産は増えます。ただし1年2年では結果は出ず(今の相場がずっと上がり続ければ出ますが)、20年30年後に増えているというものです。

つまり今の若い世代が毎月積み立てて老後資金として貯めるのにぴったりな商品なのです。逆に言うと、私のような先がよくわからない人には不向きです(持病持ちだし)

ただ、本来はかかる税金が20%がないというのはとても魅力的なので、当分の間は生きているという方で、NISAで何を買ったらよいかわからないという方にはお勧めな商品です。

と私が言っても説得力がないので検索してくださいね。

読書ができなくなったらYouTubeで聴読書

めっきり目が悪くなり、読書が億劫になってきました。字を追うということは体力がいることで、特に専門書などは努力が必要です。

夜寝る前はなるべくブルーライトが目に入らないようにしたいので、ネットも見られない。

アマゾンのAudibleを無料期間に試してみましたが、無料期間が終わると月額1,500円と結構お高くて、しかもとても聞きたいと思うようなものがあまりありません。

ふとYouTubeのお勧め動画の中に向田邦子さんの朗読がありました。この本はほとんど持っているので、自分で読めばいいようなものですが、昔の本の活字は小さくて、今の私には少し厳しい。

YouTubeの朗読を聞いてみると、音源がどこから取ったのかわかりませんが、あまり良い音ではないのが惜しいですが、寝る間際の導眠としてはぴったりの落ち着いた感じがいい。

iPadにタイマーをかけて、聞きながら寝るのがこの頃のブームです。

多くの方に見て欲しい映画「あなたを抱きしめる日まで」

このところ家にテレビを置かず、そうなると当然NHKの契約もしない人が増えていますが、BSNHKでは時々掘り出し物の番組や映画を放送してくれるので、私はNHKの受信料を払い続けています。

BSNHKで1月11日に放送された「あなたを抱きしめる日まで」はそんな掘り出し物の逸品でした。

タイトルも聞いたことがないのに録画をしたのは、BSNHKが放送するからにはきっと良い作品なのだろうと思ったからです。

1時間38分という短めの映画だし、ぱぱっと見れるかなと思って先日見ました。1度見て、ネットで解説を読み、2回目を見た時に、1回目ではわからなかった布石や謎があちこちにちりばめられているのがわかり、感動が倍増しました。

この「あなたを抱きしめる日まで」というベタな日本語タイトルの作品は、2013年のアカデミー賞作品賞(他)にノミネートされています。

見るつもりだからネタバレが嫌という方はここでご退場ください。

1952年のアイルランド、18歳で行きずりの相手と関係を持ち妊娠したフィロミナは親から修道院に入れられてしまいます。修道院で出産した後は監禁され重労働をさせられ、生まれた息子とは1日1時間だけしか会わせてもらえない日々。

それでもその1時間の逢瀬をを楽しみに、修道院で一番重労働な洗濯作業をしていました。そんな娘たちが他にも10名ほど、同じように出産と労働をしていました。修道院を出るときには1,000ポンドをお礼に置いていかなければならないきまりだったからです。

その仲間のひとりの子どもがどこかに連れていかれると知り、同情していたフィロミナでしたが、その子と一緒にフィロミナの息子も連れていかれてしまいました。

2階の窓から息子の名を叫ぶフィロミナ。それが息子(アンソニー)との最後でした。

それから50年後。1日も息子のことを忘れたことがなかったフィロミナは、その後に生まれた娘に「あなたには兄がいる」と打ち明けました。

その娘はジャーナリストのマーティンに「ジャーナリストならその子どもを探せるのではないか」と頼みます。

英国の放送局BBCを納得がいかない理由でクビになったマーティンは最初は断りますが、編集部にかけあってこのストーリーを記事にすることを約束し、取材費を取り付け、別れた息子を彼女と一緒に探しをします。

「あの子はどうやって暮らしているのか。ホームレスになっているのでは、ベトナム戦争で手足を失っているのでは」と息子の身の上を心配してたフィロミナでしたが、成長した息子は意外な立場にいて。。

というのがこの映画のあらすじなのですが、これが実話だというのだから驚きです。まさに「事実は小説より奇なり」を地でいくような意外な結末。

https://amzn.to/3vNNbBo

映画のマーティンは実在のジャーナリストで、この話を出版したところベストセラーになりました。ただ、映画はフィロミナとマーティンが息子を探すことに焦点をあてているのに対し、原作は息子(アンソニーがマイケルに変名。実在の人物)が共和党の首席法律顧問まで出世しながらも、ゲイであることに苦しんでいたことが焦点となっています(らしい)

フィロミナとマーティンのふたりが掛け合い漫才のようなセリフを応酬しながら真実をつきとめていき、最後はあり得ない場所にたどりつくというラストはまるでミステリーのようです。

息子はすでに亡くなり、残っていたビデオに映っている息子の成長記録に微笑みを浮かべながら見つめるフィロミナの眼差しにはもううるうる。

ともかく1度ではよくわからない部分も2度見ると「ああ、これだったんだ」と気づけるので、ぜひどこかで2度ご覧になってください。

「共同親権」導入、今国会提出へ 民法改正で法制審要綱案

共同親権の導入が今国会に提出されることになったそうです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fb231e5427583723cb53450bbfa43e28a0e70264

DVケースの場合は

”要綱案は(1)父または母が子の心身に害悪を及ぼす(2)父母の一方が他の一方から暴力・有害な言動を受ける―のいずれかの恐れがあれば、家裁は単独親権を「定めなければならない」とした。”

家庭裁判所が単独親権を言い渡すとのことですが、この場合はひとつひとつ家庭裁判所への申し立てが必要なのでしょうか。その場合はケリがつくまで離婚はできないことになりますよね。

これが調停前置に乗った場合、長々と調停をするものやら、一発審判で決めるものやらがわかりません。

そして誰がどうやってDV認定をするのかがやっぱりわかりません。私はDV加害者は嫌いですが、DV被害者ではないのに被害者を名乗る人はもっと嫌いです。

これからもれた場合は、共同親権にするかしないかを争うのか、原則共同親権なのかがわかりません。この記事のままだとすると、原則共同親権のように読めるのですが。

また”共同親権の場合、子の進学先や居所を決めるために双方の合意が必要となる。ただ、DV・虐待からの避難や、緊急の医療行為など「子の利益のため急迫の事情があるとき」は、一方が単独で親権を行使できると明記した。”とありますが、緊急だったか、子の利益のため緊迫の事情があったかについては、これに適合するかしないか、後から病院などが訴えられる場合があるだろうと思います。実際訴えられて敗訴しています。

https://note.com/arisin/n/nd92b8dddd9df

とにかくわからないことだらけなので、どこかで詳細な解説をしてくれるところが見つかりましたらまたここにあげますね。

アフィリエイトの応援ありがとうございます

今月、アマゾンのバナーが使えなくなったというお知らせをここでいたしました。

そして即席でAmazonへの入り口を作り、サイトに貼ったのですが、時間をかけずにパパっと作ったせいもあり、かなり怪しげ。

本当にこのアイコンを使ってくださるかしらとかなり不安なまま2週間が経ちましたが。

ありがとうございます!お買い物をしてくださった方がたくさんおり、順調にアフィリエイトが続けられています。なんでもアマゾンのアフィリエイトは数カ月間売り上げがないとアカウントが停止されてしまうのだそうです。

その心配があったのですが、今のところ順調に売り上げが動いてくれています。これも皆様の後押しのおかげです。本当にありがとうございます。

楽天とアマゾンでの収益金は被害者同盟のBBS4個、レンタルサーバー等の支払いに利用させていただいています。このアフィリエイトはかなり長い間行っていますが、このたびYahooショッピングも加えて、このブログにも貼り付けようかなと考えています。

なぜならyahooショッピングはいろいろな場面で使えるポイントやクーポンがあり、安い値段で買えたるPaypayが使えたりする場合があり、私も重宝して利用しています(特にポイントがつく日曜日)。

さらに私の場合オークションも利用するので、売り上げ金がPayPayに自動的に入っているのもありがたい。

すでにPayPayは第二の財布になりつつあります。

とにかくYahooに申請をしなければならないので、ここで声明文を出して退路を断ち、重いお尻を上げることにします。

お正月にひっそりと放送されていた「母娘問題再現ドラマ」

今年の1月1日の深夜、正確には1月2日の午前に、とても重い内容の番組が放送されました。

2024年1月1日深夜1時05分より、『日本怪奇ルポルタージュ』(テレビ東京)
この放送の元になったのは『母という呪縛 娘という牢獄』というルポルタージュです。

『母という呪縛 娘という牢獄』

この事件は2018年滋賀県で医学部を9浪した娘が母親を殺し、バラバラにして捨てたというものです。

「娘が母を殺した」

「バラバラにして捨てた」

「娘は医学部を9浪していた」

というワードが非常に興味をそそったのか、このルポルタージュは重版を重ねたベストセラーになっているそうです。私が昨年夏に図書館に予約したこの本の待ち人は現在49人です。

私も事件当時はネットニュースなどを見ていたと思いますが、それほど重要な追記事がなかったのか、そのうちに忘れ去っていました。

とある母娘関係の研修でこの本が取り上げられ、事件の真相を知ることになりました。

医学部進学は母の望みであり、その期待に応えるべく娘は努力をしましたが合格することができず、その結果として9年間浪人をしていました。

番組の中ではこの母娘の奇妙な生活が再現ドラマとして放送されました。特に壮絶なのは娘の成績が思うようなものでなかったときに、金属の棒で娘の体を叩いていた、しかもその数は合格偏差値と実際の偏差値の差の数分だけた殴打していたというものです。

偏差値72が合格点で実際が65だったら7回殴打する。60だったら12回殴打する。

最初は掃除機のパイプで叩いていたのですが叩きすぎて割れてしまい、金属の棒に変わったというなんとも壮絶な話です。娘は必死に母の期待に応えようと勉強もしたし、家から逃げたこともありましたが、結局連れ戻されてしまいました。

番組にはこのルポルタージュの著者も出演し、解説を加えていました。この事件の内容につきましてはこちらに詳しく書かれています。

https://gendai.media/articles/-/122081?imp=0

講談社ホームページ

私はまだこの本を読んでいないのですが、なぜこれほどまでに母親は娘の医学部進学に狂気のように固執したのか。

殺された母親の実母はどういう事情なのか、いつ頃の話なのかわからないのですが、母親の実母はアメリカに渡り、歯科医師と結婚しています。つまり母親は実の母から育てられていせん。

ただ、絶縁したわけではなく、歯科医師という高額所得者と結婚したので裕福だったとみえ、娘の家を建てたり、生活の援助も、孫娘の進学にかかわる教育費も出していました。

「アメばあちゃん」と呼ぶ祖母に孫娘は電話をしたりしていますので、密接につながりがありました。

娘を置いてアメリカに渡った母。置いて行かれた娘。

どのような事情でそうなったのかはわかりませんが、母に認めてもらいたいという気持ちが人一倍大きかったのではないかと思うのです。

孫娘が医学部に入学し医者になれば、母を喜ばせることができる。自分を認めてもらうことができる。

それは母に対する狂おしいほどの思慕だったのではないかと思うのです。

祖母が殺された娘に対してどのように接していたのかは出てこないのでわからないのですが、もしかしたら娘が思うほど孫娘の進学に強い熱望はなかったのかもしれません。

置いてきてしまった娘の願いをかなえたいと、置いてきてしまった罪悪感の埋め合わせのように援助を続けていたのではないか。娘はただひとりで空回りをしていただけなのではないか。

そんな気もするのです。

教育虐待は主に父親から息子へあるものですが、この事件は母から娘へでした。ただ、父親から息子へのものが果しえなかった自分の夢を叶えたいとか、息子が将来学歴でこまらぬようにというようなものとは違い、ただ、母に愛して欲しい、認めて欲しいと恋焦がれた末のものだったのではないでしょうか。

祖母、母、娘という3人の女性の様々な思いが引き起こしたこの事件。

お正月の深夜に放送されるにはあまりにも重い事件でした。