なるほど兵庫県知事

6日金曜日。兵庫県の斎藤知事の百条委員会が開かれました。当然弁護士と打ち合わせをして言うことを決めていたでしょうから、パワハラはなかった、覚えていないで終始しました。

この知事の発言をむらむらと聞いている人は多いのではないでしょうか。私はすぐに辞めるだろうと思っていたので今まで書いてきませんでしたが、ここまでがんばるとはなんという鈍感力とど根性なのだろうかと思います。

もうここまで追い込まれたのだから、とっとと辞めればいいのにという私に、とある方が「いや、ダメだよ」とひと言。

「長くなればなるほどいろんなことが出てくる。もっともっと引っ張れば、もっともっと彼にとってヤバいこと、恥ずかしいことが出てくる。もう恥ずかしくて外に出られなくなるようなことが出てくるまで、このまま頑張って欲しい」

斎藤知事はどうせ世間はすぐに忘れるから、この場をしのげればいいと思っているのかもしれませんが、私は兵庫県民が恥ずかしいと思うのです。私が兵庫県民だったら恥ずかしい。「兵庫県民はこんな変な人を選んだんだ」と思われるのが恥ずかしい。

たぶんいろいろなことで県外に出られた方が今「どちらのご出身で?」「。。兵庫です。。」「ぷっ。大変ですねぇ(微笑)」という会話が日本国中で交わされていると思います。

そういう県民に苦難を与えている斎藤兵庫県知事。潔く引くということをせずに、未練たらしく、ぶざまに石持て追われるように退いて欲しい。

ただ今楽天セール中

昨日から楽天で半額セールが始まっています。

この夏、以前から変な音がするなぁと思っていたエアコンを取り替えました。東京に来るときに地元のK’S電機で設置料込み39,800円で買った白くまくん。15年間よく働いてくれました。

新しいエアコンを設置に来た業者さん曰く、「エアコンの寿命は10年ですよ」とのこと。そう言われても、前のエアコンもとりあえずは動いていました。おそらくこれが私が生涯で買う最後のエアコンになるのではないかと思います。

最後の冷蔵庫は3年くらい前に買い替え、後大物はテレビでしょうか。これはテレビが地デジ化になる時に買ったもの。国が買い替えを後押ししていてクーポンがついていたので、たぶん2万円くらいで買ったものです。

今のところ何か買うものはないのですが、ちょっと気になったのがこれ


賞味期限切れ食品の詰め合わせ。モラ夫がいたら絶対に買わないでしょう。まるで警察犬のように賞味期限切れの食品を見つけては怒鳴り散らしていましたから。

美味しく食べられる期限が過ぎているだけで、食べる分には何の問題もありません。ただ、独り暮らしで食べきれるかというのが気がかりですが。

ひとりぼっちのスパイイルカ

この「ひとりぼっちのスパイイルカ」というタイトルで記事を書いたのは今年の6月16日でした。たまたまNHKの番組で見たいものがあり、オンデマンドに登録したら、お勧め番組の中にこの「ひとりぼっちのスパイイルカ」が出てきたのです。記事は下書きのまま、アップしていませんでした。

そのスパイイルカのヴァルデミールが死んだというニュースが昨日入ってきました。

実は私はイルカが大好きで、いつかイルカと一緒に泳げたらいいなとずっと思い続けていて、あのコロナの時にGO TO TRAVELを使ってイルカがいる場所へ行き、念願だった「イルカと泳ぐ」を実現させました。

その「イルカ大好き」の大元は、高校生の時に見た「イルカの日」という映画です。

「観客を泣かすには子どもと動物を使えばいい」という製作者の思惑にまんまとはまり、ラストシーンには涙腺崩壊。今もこの音楽を聴くとうるうるします。

それからずっと、イルカが大好きなのですが、あの高校生の私が映画館でうるうるしたのと同時期に、他にもこの「イルカの日」に興味を持った方がいました。東海大学の村山司教授です。

https://www.tokainewspress.com/contents.php?i=876

村山教授は「イルカと話す」ことを研究し続け、鴨川シーワールドでは今もそのシロイルカのナックが元気に泳いでいます。

私たちが一般に見るイルカはバンドウイルカで「イルカの日」に出てくるイルカの「ファー」も同じ種類なのですが、今回ノルウェー沖で死んだヴァルデミールとこのナックはシロイルカです。

シロイルカは40歳くらいの寿命がある長生きの生物ですが、ヴァルデミールは人間の年で言えば15歳程度の若いイルカだったそうです。死因は今調査中だそうです。

ヴァルデミールはロシアでスパイ活動用に飼育されていたのに、迷ってノルウェー沖までやってきたと言われています。私がこのNHKスペシャルを見た時は元気でノルウェー沖を回遊していました。また、ヴァルデミールが安全に暮らせるように、保護団体が見守っていました。

ノルウェー国民のアイドルだったヴァルデミール。もしご興味のある方はNHKオンデマンドでどうぞ。ダイジェストは無料なので見てあげてください。

https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/VR9X8K7WMM/

大人の仲良し

職場の友人たちと一緒にファミレスに行き、デキャンタの白ワインなどを飲みながらひとしきりおしゃべりをした時、A子さんが「あたしね、高校生みたいにべたべたしたつきあいをするのは嫌なのよ」と言い出しました。

「B絵さんて、とっても一生懸命みんなの間をとりもとうとしているけど、ああいうのは嫌なの。職場の人とは表面的に仲良しでいいのよ」

長い間専業主婦だったB絵さんは、60代で社会復帰して始めた仕事が楽しいらしく、まだ「職場の友だち」という関係が物珍しく、いろいろと世話を焼いたりイベントを企画したりしていました。

「若い頃の同僚ならいざしらず、それぞれに家庭があるわけでしょ?その時間だけ職場にいる人と濃いつきあい方はしたくないのよね」

「その家庭事情も様々だから、そこに入ってこられるのも嫌。なんで私の家の事情を話さなければいけないわけ?私の交友関係のことを話さなければいけないわけ?私は職場の同僚にそういうことは求めてないのよ」

それは私も同感。私やA子さんやその他の人たちとファミレスに行ったのは、職場での情報交換をしたいからです。その場では話せないことを共有しあい、仕事に役立てたかったからです。

お互いの生い立ちから家族までしっかりと知っていて何かの時には助けてくれたり、愚痴をきいてくれたり聞いてあげたりする人はいますが、それは還暦を過ぎてぽっと入った職場で見つけるものではないと思うのです。

還暦を過ぎてから勤めるところでは、薄い繋がりで結構。それまでに培ってきた経験を生かしての仕事だし、それを求められての採用だから自分に与えられたことを全うすればよい。ただ、何分仕事をするうえで、いろいろな知っておいた方がいい情報というものはあります。

だから「ちょっとお茶でも」と言って職場から離れたところで情報交換会をしましょうということです。そこで「お子さんは?」「お孫さんは?」と突っ込んで話すものでもないし、聞く必要もないことです。

高校生のような「あたしたち、なんでも知ってる友だちだから!」というのを求めている方は相手も同じなのかを確かめてから身上調査をしないとかえって嫌われる元です。

週末の台風、お気をつけください

台風10号が九州に上陸して大きな災害になっています。台風が発生した時は週末には日本から離れると思っていたのですが、ノロノロ台風のようで週を明けてもまだ日本に居座る予報です。

九州にいるのに、東京のこちらまで大雨になっていて、それも今日は午後からずっとふりつづいています。

以前地方に暮らしていた時は屋根がトタンだったので、トタン屋根に打ち付ける雨音で「あ、雨が降っているんだな」とわかったものですが、今は鉄筋の集合住宅なので、外を走る車が水しぶきをあげている音で雨と気づきます。

この鉄筋の建物は外の温度を遮断するので、外に出るまで外が暑いのか寒いのか、雨が降っているのかいないのかがわかりません。ドアを開けて「あ、寒い」と上着を取りに帰ったりします。

これが今は2階だからいいのですが、30階などという高層マンションの場合は、またエレベーターに乗って部屋まで戻って、ということになります。タワーマンションは見晴らしはいいのですが、夏は暑いし、外に出るまでに時間がかかるということで、あまり勝手のいいものではないようです。

トタンに落ちる雨音に郷愁は覚えますが、やはり台風や地震の時は戸建ては厳しい。頑丈な鉄筋の家だと揺れもしません。

この週末、万全の準備をして台風に備えましょう。でも、この後何度こういう災害が来るのか。それも年々段々ひどくなる。どうしたもんでしょうかねぇ。

謄本取り寄せが電子化になる理由

こちらの続きです。日経新聞で謄本が各自治体で取れるようにする理由が「相続のため」と書かれてありました。

2024年4月1日から、相続登記が義務化されています。

https://www.moj.go.jp/MINJI/minji05_00565.html

親が亡くなるなどで、不動産を取得した時に今までは特に相続登記をしなくてもよかったものを、自分が相続すると知ってから3年以内に登記しなければならなくなったのです。

これは全国に空き家や空き地が山ほどあるのに、相続をしていないために手が付けられない空き家や空き地がこれまた山のようにできてしまっている。さっさと登記すればいいじゃないかと思われるかもしれませんが、実は我が家も父が亡くなった時にほったらかしました。なぜなら登記するには税金や司法書士に依頼するための大金がかかるからです。

特に罰則もないので母が亡くなった時にまとめてやることにして、ほったらかしました。こういう家は多いのではないでしょうか。

ところが母が首都圏の施設に入ることになり、家をどうするかを家族で話し合った結果、空っぽにして売ることにしました。

我が母は困ったちゃんですが、弟が「もうこの家に戻ることはないのだから早いうちに売却しよう」という言葉で決心してくれたことはもう「ありがたい」の一言です。

誰しも家にはそれぞれの思い入れがあり、母はその思い入れがものすごく強い人なので、「自分が生きている間は売らない」と言い張るのではないかと思ったのですが、これからの人生を託す(と母が勝手に思っていた)弟から言われると、不承不承ながら承諾しました。

紆余曲折あってその家も買い手がついたのはよかったのですが、相続登記をまだしていなかったので急いで相続登記をすることになりましたが、不動産業者から見せられた必要経費の中の「司法書士代金20万円~」の文字がやけに突出しています。

さらに税金はやってみないと金額がわからないという。

「私がやる」と言ったのは、好奇心からもあります。もしやって、どうしてもだめだったらその時に司法書士に頼めばいい。とにかくやるだけやってみようと思いました。

ネットをググったり、市の「無料登記相談」を利用したりして法務局へ必要書類をそろえて提出完了!一番大変だったのが「父親が生まれてから死ぬまでの戸籍を全部用意する」ことでした。父の本籍地は遠いところにありますので、全部郵送で取り寄せました。その時に使ったのが大量の定額小為替です。

司法書士などは職権で取り寄せが可能なので、さっさか早くできるのでしょうが、遠隔地に住んでいる一般人が謄本を取り寄せようとするとものすごく時間がかかります。「取り寄せの依頼がありましたが」の確認電話が来てから実際に取り寄せ手続きにかかるまで1週間かかりました。その間に状況を確認する電話が1週間で3度ありました。それも最初の電話で全部言ってくれればいいのにということばかりです。

#1度で済む電話を1週間かけて3度電話してくるお役所の非効率的な能力不足の仕事ぶり

#役所は沢山の仕事を抱えているから一人の人に多く時間をさけないというならば、1度で済む電話を3度もしてくるな

#さらに「もし父が〇〇市に住んでいたという記録があるならばそれも欲しい」と書いたものを見落とし、こちら側が大混乱になる事態に

#再度確認すると役所からは「すみませーん、見落としましたー」という若い女性職員の「えへへ」という不遜な態度

相続登記に必要な「父が生まれてから死ぬまでの戸籍のすべて」と、家を買った人と今登記をする家の持ち主が同一人物である証拠が揃わないと相続できないのです。そのために父が家を買った時の住民票があればよかったのですが、当時の住民票の保存期間は5年(令和元年から150年に延長されました。デジタル化の恩恵ですね)住民票の記録がありません。だから本籍のあるところに記録はないかを確かめたのです。

「相続登記はプロに任せた方が」というのは当然プロはこういう事態を良く知っていますから、さっさか処理をするのでしょうが、こっちは初めてやる仕事。あっちでゴツン、こっちでゴツンと頭を打ちながらの作業でした。

ですから書類をすべてそろえて法務局から「登記識別情報」が届いたときは感無量でありました。

司法書士が20万円とる仕事を自分でやった!

ただこれは、わが実家が普通の宅地に建てた普通の建物で、何の問題もなかったからできたこと。中には土地が公道に面しているだの、隣の家の一部がこちらに入ってきているだの、納屋の一部が別人のものだのというややこしい物件がある場合はやっぱりプロにお任せした方がよいようです。

実家を売ったお金は全額母のものになりました。家を出るときに「全部私のものだから」と言ったからです。私の報酬はありませんでしたが、これで「戸籍とはなんぞや」ということがかなり理解できたので、それで良しと思っています。

令和の米騒動に昔を振り返る

スーパーの棚に白米がないのに気づいたのはもう2、3週間前でしょうか。私は胚芽米を食べているので、特に気にも止めず、丁度新米が出るころだから在庫調整しているのだろうという程度に思っていました。

先週テレビで「今、令和の米騒動になっています」とモーニングショーで扱われたので初めて世の中の動きを知りました。番組の中で「こうやってテレビで取り上げるからさらに買いだめする人が出てくる」というコメンテーターの言う通り、さらに品薄が進み、どこのスーパーにもお米がありません。

1993年の米騒動の時、私は米を求めて走り回りました。その時もはっと気づいたときにはやはりお店から米が消えていたのです。政府は庶民を落ち着かせようと緊急で外米を緊急輸入しました。

テレビ番組で「美味しく外米を食べる炊き方」なるものが放送され、出演していたタレントたちが「おいし~い」「これ、本当に外米ですか?」と称賛の声をあげるのですが、実際に外米を食べた知人たちが「不味くて食べられたもんじゃない」「外米とセットでないと売らないというからセットで買って外米は捨てた」というので、美食家のモラ夫に食べさせたら怒りまくって大騒ぎになるので食べさせられないと、国産米を求めて走り回りました。

モラ夫は「外米もうまいそうじゃないか、外米でいいよ」というのですが、どうせ食べたとたん「テレビではうまいと言っている。お前の炊き方が悪いんだ!」と怒鳴り散らすのはわかっています。

「1家族1袋」という売り出しのチラシを見れば車でその店に行って長い列に並びました。同僚や友だちの家では「親戚が農家」という人が多く、ほとんど騒いでいません。目を血走らせて走り回っているのは私くらいのものです。

確かに私の家にも農家の親戚がいたのですがかなり強気で、分厚い札束を出して米を買っていく業者に売るのだと言って1度20キロほどをわけてもらい、それを両親と弟宅、私の家で分けたのであっという間に無くなりました。

「少し多めに分けてもらえないだろうか」と母にお願いしたのですが、「ヒロキんちは東京で大変だから、お前には分けられない」と(将来面倒をみてもらう予定の(だが今は冷たくされている))弟宅に送られ、私は一袋の米を分けてもらいました。

この努力(?)のかいあって、私は一粒の外米も家族に食べさせることはありませんでした。これは私の誇り(?)です。

世の中には強迫性神経症気味の人がいて、何かが足りないと聞くと何もかも放って買いだめする人がいます。東日本大震災の時には共同住宅のごみ捨て場に期限切れのパンが沢山捨ててあったことがありました(拾おうかと思ってさすがにやめた)

この暑い時に米を長く保存すると味が悪くなるし虫も湧きます。もう新米の時期です。テレビを見て必死で買いだめして、不味くなったとゴミ捨て場に捨てる人が多分また出るんだろうなと思っています。

変じゃないのか、定額小為替

私は本籍を東京にしていないので、何かの時に戸籍謄本が必要になった場合は本籍のある自治体の戸籍係に定額小為替を入れて請求します。

なので定額小為替は時々購入していたので存在も買い方も知っていました。父の相続で沢山戸籍を取り寄せる必要があった時、いちいち郵便局へ行くのが面倒で、まとめて買った時がありました。

その定額小為替に有効期限があるのを知りませんでした。有効期限6カ月だそうです。切れていた場合は5年間は再換金できますが、それを過ぎると紙切れになるそうです。

紙切れになる前に気づいてよかったよかったと郵便局へ持っていきました。

窓口の若い女性:「身分を証明できるものはありますか?」

はいはい、いつも財布に入っています

「ハンコはお持ちですか?」

「は?はんこ?」

「換金するにはハンコが必要です」

ハンコは持ち歩かない。ふつー。

「そのハンコって、シャチハタでもいいですか?」

「シャチハタはダメです。これは小切手と同じで銀行と同じ取り扱いをすると考えてください」

「実印を持ってきましょうか?」

なんなら印鑑証明も(怒)

なんで300円の小為替を換金するのに身分証明やらシャチハタでないハンコが必要なんじゃ

結局その場では換金できませんでした。

そもそも戸籍を取り寄せるのに今の時代に小為替を同封せよというのがおかしい。さらに小為替を買うときの手数料は1枚200円もする。50円の小為替を買うときも200円かかる。

この時代、おかしくないか?

メルカリだってyahooオークションだってQRコードが発行されて、ピッとスマホで読み取るとコンビニで送り状がぴーっと出てきて貼り付けてれば送れる時代、1枚ごとに200円の手数料がかかるっておかしいんじゃないか。

そもそも大騒ぎをしてマイナンバーを導入したのに、戸籍を取り寄せるのに郵便で、1枚200円の手数料を払って定額小為替を平日にしか開いていない郵便局から買って(しかも貯金窓口だから4時まで)郵送するっておかしくないか?何のためのマイナンバーなんだ?

暑いせいもあってさらにヒートアップした1日でした。

↑という記事を書いて今日送信しようとしたら、おっとびっくり!

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA231FR0T20C24A6000000/

“戸籍謄本を電子交付、相続手続きの負担減へ 政府検討”

私のこのつぶやきが聞こえたのか、8月21日付の日経新聞に謄本を電子化して全国に自治体で交付できるようにするそうです。

この小為替について各自治体も困っていたらしく、申請者に返すおつり用の小為替を買おうとすると、自治体でも手数料を払わなければならず、自治体の予算を圧迫するとして、おつりは切手で返すという自治体もあるそうです。

このAIの時代に手数料を払って小為替を買うのも変だし、おつりの小為替を買うときも手数料がかかるなんてアホみたいなことをいまだににしているのがおかしいとやっと気づいたのか。

ただ、新聞では「相続のため」とあるので、使い道が相続に限られているとしたら「なんでやねん!」と言いたい。パスポートを取る時だって謄本がいるし、相続以外でも必要な場面はあるでしょう。

とにかく小為替を買わなければ戸籍の取り寄せができないということが早く昔話になればいいと、暑い夏にむかっ腹をたてた私は思います、

総裁選と夫婦別姓

8月17日付朝日新聞に自民党総裁選の前に12議員に対して朝日新聞と東大で共同調査を行った結果が出ました。

https://digital.asahi.com/articles/ASS8H4523S8HULFA00QM.html?linkType=article&id=ASS8H4523S8HULFA00QM&ref=mor_mail_kaiin_topix1_20240818

この調査は2014年から行われていて、夫婦が別姓であることに賛成、反対、「どちらかと言えば賛成」、「どちらとも言えない」といった回答を求めていたようです。

#「どちらかと言えば賛成」とか「どちらとも言えない」というなんだかまったりとした答えに質問を作った人の苦肉が感じられる

14年からずっと「賛成」なのは野田聖子議員のみ、他の議員も次第に賛成に傾いていくさまがこの調査で見られます。

私がなぜこの調査に注目したかというと、この夫婦別姓と共同親権がなんとなくシンクロするからです。

共同親権に反対した議員は夫婦別姓に賛成する、賛成した議員は反対する。

議員は票を入れてもらってナンボの世界の人たちなので、自分に一票入れてくれれば夫婦が別姓だろうが同姓だろうがどうだっていいんです。

同じ朝日新聞の世論調査では選択制別姓に「賛成」が73%で、「反対」の21%でした。

世論は賛成多数なのに、政治家が反対するのはなぜだろう。反対する人ひとりの声や力が大きいのかもしれませんね。

野田聖子議員は共同親権採決の時に賛成に起立せず造反とみなされました。あの時も書いたけど、私は野田議員があまり好きではありませんでしたが、(いろいろと賛否両論はあったけど)子どもを持って、子育てや家庭のことに自分のこととして考える議員に成長したなと思います。

しかしこの調査に小泉進次郎議員はずっと無回答なのだそうです。

#シンジロウ、パパが泣いてるんじゃないのか。

「虎に翼」の寅子も今日、再婚するにあたってなぜ相手の姓にしなければならないのかと「はて」「はて」を繰り返していました。

世の中には生まれた家の姓が嫌いで姓を変えたい人もいるので、だからこそ「選択制」という方法ではいかがかと言っているのに、どうしても一部の声の大きな人たちは「家族が同じ姓でないと家族が一体になれない」と反対をしているようです。

なんども言いますが、もはや夫婦が同じ姓にしなければならないのは世界中では日本だけなんですが。

お盆には怖い話

お盆期間に出稿するつもりでしたが、台風がはいってしまい、遅ればせながらお盆ネタです。

私自身には霊感じみたものはまるでないのですが(妙にくじ運がいいとかはある)、私の周りにはこの方面の方が結構います。

「亡くなった方が見える」という人も数人います。その方と話をしていて、「死んだ人が見えても得になることなんてひとつもない。普通の人に見えないものが見える分、疲れてしょうがない」「これで未来がわかるとかなら、馬券のひとつでも買うんだけど、そういう役立つものはない」とのことでした。

確かに。亡くなった方が見えても何の得にもならないし、「自分が見えているものは普通の人には見えない」というのを理解するまでかなり時間がかかったそうです。

それは今から10数年前。モラハラ被害者同盟のちょっとしたオフ会というか、顔合わせをしたことがありました。集まったのは私も入れて4人で、全員初対面です。

集合場所のホテルロビーに集まり、自己紹介の後、四方山話をしようと思ったら、ふたりが同じ方向を向いています。すると、そのふたりが顔を見合わせて「見える?」「うん、いるよね」と言ってうなづきあっていました。

何もわからない、私ともうおひとりが「はてな?」という顔をすると、「あのね、あの隅に亡くなった方が座ってるの」「こういう人だよね」その人の特徴を話すともうひとりが「そうそう」とうなづく。

偶然集まった4人のうちの半分が「見える方」でした。

おふたりは見えるのが当たり前なので、なんとも思っていないようですが、こちら見えないふたりは薄気味悪いことこの上ない。

「何にもしないから。ただ座っているだけだから」と説明されても、何もいない隅の方をどんなに凝視しても見えないものは見えない。

全員が初対面ですから、ふたりが示し合わせてということはありません。集まった4人のうち2人が偶然そういう方だったというだけです。

ママ友の夫さんも「見える方」でした。地元に炭鉱のテーマパークがあるのですが、決して中に入ろうとせず、「お前ら、よくあんなところにはいるな」と薄気味悪い表情をするのだそうです。

その炭鉱は何度もの落盤で亡くなった方が大勢いるところ。夫さんには中にたくさんの方がいるのが見えるのだそうです。夫さんとは子どもを介した仲間で、一緒に遊んだり飲み会をしたことも何度もありますが、ごくごく普通の人だし、「見える」なんていうセンシティブな感じは全然しない熊さんです。

世の中には「見える」方が結構大勢いるようです。青森のイタコは後継者不足だとか。でも、見える方の世界と見えない世界ではどうも何かが違うのではないかと思ったりします。