今回の参議院選で参政党が躍進しましたが、もう選挙前からボロボロと壁が落ちてきているのが見えます。主張もひとりよがり、およそ一国の政治を任せられるような党ではない。
結局物価高で一般庶民は疲弊している脇で外国人が5千円のラーメンを食べてるわ、タワマンに住んでるわ、働きたくないのに夫の収入が少ないから働かなきゃいけないわ、もう死にそうな老人に多額の保険が使われているわ、でも自民党は何もしてくれないわ(米の値段が下がったのは唯一のポイントか。でもそもそも米の値段が上がったのは自民党のコメ政策の失敗)で、その受け皿になったのが参政党ということのようです。
まぁ、自民党に対していいお灸になったのは確かですね。
自民党ではダメだけど、他の既存野党は嫌という方たちは参政党や国民民主党というところにどどっと流れていったのですが、この参政党は自民党よりもさらに右寄りなので、当然男女別姓はダメ。金やるから子産めという党なので、自民党も参政党も変わりありません。
公約に掲げたフレーズはとても耳に気持ちのいいものでしたが、これをどう実行していくのかがわかりません。あれやるこれやると言っておきながら、後から「いろいろと難しいことがあって」はないだろう。
この危うい党はおそらくこの後、いろいろな内紛やら、失言やら、過去の不祥事がボロボロと出てきて、内部から空中分解するというのは歴史が語っています。
石丸さんの「再生の道」はまたも1議席も取れず惨敗。だって去年の知事選で大量得票したのは「小池も嫌、蓮舫も嫌」の受け皿になっただけなのだから。
ただ、こういったエンタメ的なことも含んで、今まで選挙に興味がなかった人たちが選挙に行くようになったのはいいことだなと思います。
参政党に票を入れたのは10代~30代の若い人たちが多かったとか。その方たちは自分が票を入れた人たちがこれから何をしていくのか、しっかりと見ていて欲しいですね。