令和の米騒動はいつまで続く

年明けには米の値段が下がるだろうという識者の予想は大きく外れ、むしろ上昇が止まらない令和の米騒動です。

こちらは独り暮らしの老人ですから、それほど米食いではないのが幸いで、これが食べ盛りの子どもがいるシンママだったらさぞ大変だろうと思います。非課税世帯には来月3万円の給付金があるようですが、ほんの1000円収入が多かったらアウト。無慈悲。

米が不作だから上がるのならわかる。米がとれているのに上がるのは、誰かが買い占めているからだとする政府。米の価格を守るために減反政策をしてきた政府。米の値段が上がったならば、生産者から買い取る値段も上がったのだから、それは適正価格になったということでよかったのかもと思っていたら、そちらは変わらないらしい。おかしい。

備蓄米をやっと放出することになりましたが、それが出回るのは3月末からということです。

平成の米騒動の時、春になったら隠されていたお米が出てきました。それは気温が上がると普通の倉庫では米が劣化するので、低温保存しなければならないからです。今は春から気温が夏並みに上がるので、隠されていたお米がわらわらと出てくるのではないかと思っています。それに合わせて政府が備蓄米を出したのかしらん、とも勘ぐれます。「ほら、政府が米を出したから値段が下がっただろう」と言うために。

どっちにしろ5キロ3500円もするお米を食べるようになるとは夢にも思わなかったワ。

共同親権と一緒に始まる養育費の取り決めについて

選択制共同親権が来年から始まりますが、同時に養育費を取り立てる法律が追加されることになっています。

”①養育費等の請求権の実効性向上(先取特権の付与)―養育費等の取決めの実効性を向上させるために、養育費等の債権者が債務者の総財産に対して一般先取特権を持つことで、相当な額の範囲内で他の債権者に先立って優先弁済権を有することにしました(同306条3号、308条の2)。また、公正証書や審判等の債務名義を取得しなくても、「一般先取特権の存在を証する文書」を執行機関に提出することで、差押えや財産開示手続・情報取得手続をできることになりました(新民執206条 )。”

相手が他に借金があった場合も、それよりもこちらを優先して支払ってもらえる権利を得ることになりました。。が。

#借金がなかったら、今と同じってことよね

光熱水費が払えなくて止められているとか、カードでキャッシングをしている人とか、住宅ローンが払えなくなっている人とか、借金を抱えている人ならば該当するかもしれませんが、この文中の優先弁済権だの一般先取特権だのと言われても、ズブの素人がどうやれば優先弁済権なるものを利用できるのだろうか。

結局どうしてもお金を出して弁護士に依頼するしかないのではないか?

”公正証書や審判等の債務名義を取得しなくても、「一般先取特権の存在を証する文書」を執行機関に提出することで、”

ふむふむ。公正証書や家裁の審判書がなくても「一般先取特権の存在を証する文書」を出せば財産開示手続きができるということですね。

で、その「一般先取特権の存在を証する文書」とは具体的に何?離婚の時に「月に〇万円払います」と覚書を書いたものとかかな。するとそういう覚書が無ければやっぱりこの条文は絵にかいた餅になるんだろうか。

そもそもこの文を読んで理解できる人がどれくらいいるんだろうか。もう少し平たく説明してくれないと、その立場にいる人が理解できません。

ここに書きましたが、めんどくさいことをめんどくさがらずにやる人たちは、国や自治体にめんどくさい書類を出してちゃんとお金を受け取ります。たとえ不正受給でも。

めんどくさいからと放っておくと何ももらえません。だからといって、将来の日本を支える子どもたちを育てている家庭に「ちゃんと読んでわからないところは勉強して申請して」というのは酷ではないかと思うのです。

やはり養育費は当事者を債権者にするのではなく、国が債権者となって債務者から取り立てて欲しいと思います。どこの国でもそうやっているんだから。

なぜかこれだけは面倒くさがらずにやる

私は「一度座ってしまうとなかなか腰を上げられない人」で、ちょっと立って2、3歩歩くのも億劫で腰があがりません。

こんなぐーたらな私ですが、これだけは面倒くさがらずにやることがあります。

「旅行から帰ったら、その日のうちに旅行鞄をからっぽにする」です。

帰るのが深夜でも、ぐたぐたに疲れていても、これだけはやります。

中に入れたものを全部出し、汚れた服を洗濯機に入れ、中の物を定位置にもどし、旅行鞄を押し入れに入れて終了。たぶん多くの方は「明日やろう」と疲れた体を休めると思うのですが、私はなぜかこれだけは当日のうちに終わらせないと落ち着かないのです。

たぶんそれは翌日起きた時にこの作業をするのが億劫だからだと思います。朝起きたら普段と同じように朝のルーティンを行い、朝ごはんを食べたい。これに「鞄をからっぽにする作業」を入れたくないのです。

もちろんお土産はまとめておくだけで、他のものもきれいにそろえるわけではないのですが、とりあえず「鞄はからっぽにして定位置に戻したい」のです。

そんな時に思うのは、子どもの頃に見たNHKの「ブーフーウー」のお姉さんが、「さあ、帰りましょう」と言って「ブーフーウー」の人形を鞄の中に入れる情景です。

↑そうとう古い((;^_^A

私の場合、旅の終わりは旅行鞄を空っぽにして、元あったところに戻すことで全部終了なのです。

婚姻費用はとにかく早めに

知人の弁護士から婚費に関する裁判所の考え方を聞きました。

「たとえばずっと前から生活費をもらっていなかったとしても、裁判所は考慮にいれません。『申し立てないのが悪い、またはそれほど困窮していなかったから申し立てなかったんだろう』という風に考えます。どんなに我慢して生活していても、その状態を裁判所が汲んでくれるわけではないのです」

非情に聞こえますが、そういえば裁判所は国の機関。お役所。役所は取り上げるものは有無を言わさずガンガン取り立てますが、くれるものは申請主義。自分で手続きしなければ何も手に入りません。もらえなかったと言えば、「申請しないのが悪いんだろう」と言われます。

不正受給をする人たちは面倒くさがらずにこの手続きをするからお金が手に入る。やり方がわからない、面倒だと腰を上げないと損をする。

実際私も結婚してから生活費をもらっていませんでしたが、調停で婚費の額を増やそうとして「私は今まで生活費をもらってこなかったから」と言っても「関係ありません」という一言で片づけられました。夫が結婚している間中、生活費を入れなかったことに呆れていた人たちでもそうでした。

ともかく裁判所が「申し立てないのが悪い」と考えていることがわかったので、生活に困ったいる方は悩まず即申し立てましょう。婚姻費用は申し立てた月からもらえますので、結論がは半年後だったとしてもその半年分は未払い分としてまとめてもらえることになっています。

困っていなかったから裁判所に来なかったんでしょうなんて、雲の上から言われるくらいなら、とっととやったほうがすっきりします。

声帯も年を取る

先日久しく行っていなかったカラオケに1年ぶりに誘われました。「久しぶりだな~、何を歌おうかな~」とカラオケアプリの「ポケカラ」を起動。ポケカラは後から自分の歌ったものを聞くことができるし、キーを上げたり下げたりもできる無料のアプリ。

お久しぶりで使ってみたら、歌えない。キーが高すぎて声が出ないのです。フラットをひとつだけでなくふたつも入れて、やっと歌えるかなという状態。

むむむ、こんなんじゃ聞き苦しくて、みんなとカラオケに行けないじゃん。

発声練習でもしたらいいのかと思いながらジムに行くと、丁度いいところにY代さんがいました。Y代さんは東京芸大声楽家卒のお方。以前は音楽教室で教えていましたが、高齢になったので引退されたとご本人から伺ったことがありました。

ジムに行くと、たいていその時間は居るY代さん。「どうすれば歌が上手になるか聞いてみよう」と思いながら声をかけました。

「なんだか高い声が出なくなったの。発声練習とかしたら出るようになるかなぁ」と軽い気持ちで言ってみたところ、Y代さんの顔が曇る。

「あのね、さっちー。声帯って持って生まれたもので、筋肉なの。声帯が細い人、太い人、平べったい人、いろんな声帯があるんだけどね、人は年を取ると筋肉が衰えて走れなくなるでしょ。声帯も筋肉だから声が出なくなるのよ」

「でも、練習したり、鍛えたりしたらいいんじゃないの?」

#高橋真梨子だって75歳で紅白出たし

「どんなに鍛えても、若い人と一緒には走れないでしょ。筋肉は年を取ると衰えるの。どんなに練習しても若い筋肉には戻れないのよ」

なるほど、わかりやすい。確かに若人の多くは高い声で、年を取るにしたがって低くなります。「筋肉が衰えたから声が低くなったんだ」とわかりました。

確かにおばあさんは声がしゃがれて、もはや声が高い低いというレベルではなくなります。おばあさんがおばあさんの声になるのは、筋肉が衰えたからなのですね。

そういえば懐メロ番組で、聞くも無残な歌声を披露する往年のスターが大勢います。高橋真梨子は奇跡の声帯だったのね。

もうカラオケはキーをひとつふたつ下げるのが当然として、加齢に逆らわず、70年代ポップスを歌ってくることにします。

支援をしすぎないのが正しい支援

以前相談員をしていた頃、先輩の方からの助言がありました。

「支援はしすぎないのが正しい支援」というものです。魚をあげるか魚の釣り方を教えるのか、どちらが正しいやりかたかということです。

被害者の方は初めてのことでわからないことだらけなので、最初はこちらから「これいりますよね」とそろえてあげますが、一通りのことが終ると、後は自分で探したり調べたりできるようにします。

自分でできそうなことに手を出すと、その方の自立を妨げることになります。「みんな被害に遭って力を削がれてしまい、本当はちゃんと力があるのにぺしゃんこになってしまっている。支援員がすべきなのは、そのぺしゃんこになった力を、元通りにする手助けをすること」なのだそうです。

何もかも手を出してやってしまうと、自分でやらなければならないのだという気持ちが失せてしまいますし、やってもらって当然、やってもらえないと「助けてくれない」と不平を言うようになります。

ただ、相手によりけりなので、「この人は力がある」と思ったら、「自分で調べてみて」「やってみてわからなかったら聞いてね」と言います。

以前PTG(Post Traumatic Growth 被害に遭った後、以前よりも人間として成長すること)」について書いたことがありましたが、ぺちゃんこになった人が「あれは自分の成長に必要なできごとだった」と思うことができるようになるまで、そばでお手伝いすることが”必要な支援”なのだと思います。

ハンガリー日本人女性〇害 日本大使館にDV被害など相談

#この〇害をわざわざ〇にしてあるのは、googleが「ころす」や「し」という文字を含んだ文章がある記事を自動的にはじいてしまうための防衛策です。英語のdieははじくのかな

ハンガリーでDV被害に遭っていた女性が、夫から子どものパスポートを取り上げられ、帰国することもできず、相談に行った警察からも適当にあしらわれ、結果〇害されるという事件が起こりました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8bfc792a6a710701353c3022643776d461ed6be9

日本大使館は警察に行くようにと言っただけで何もせず、相談に行った警察からは「これは(DVは)ハンガリーでは犯罪でもなんでもない、ばかげている」と言われて追い返され、殺人をほのめかすメールを持って相談に行っても対応してもらえませんでした。

https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000403388.html

外国人DV被害女性に対して非道な扱いだったとして、ハンガリーでは異例の数百人のデモが行われました。

https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/900018234.html

おそらくこの1件の事件への抗議デモではなく、日ごろからの警察の対応に対する抗議も含まれていたのではないかと思われます。

ハーグ条約批准時に懸念されていた出来事が現実となりました。来年から始まる選択制共同親権も、何か大きな事件を引き起こされるのではないかと危惧されます。

選択的男女別姓を強烈に嫌がる人

その男性は本当に虫のすかない人なのですが、仕事上つきあわざるを得なく、しかたがないので上っ面だけ仲良くしています。あまり頭の良い方ではないのですが、ご自分は有能なつもり。

当初より私を見下していますが、私の今までの職場体験ノウハウにより、とりあえず表面上は何とか付き合っています。

その方が「夫婦別姓を法律で決めるなんてとんでもない!」と言い出しました。「大体家族が別の姓にしたら家族じゃなくなるじゃないか!一緒の姓だから家族なんだ」と仰います。

「私の友人で子どもと親の姓が違う人はそこそこいますが、特に問題ないようですよ。今は学校でも職場でも戸籍姓と通称姓の使い分けを認めてます」と言ったところ、「そういう使い分けができるんだから、戸籍まで変えることはないだろう」とのこと。

#普段使いは許すが、戸籍はまかりならんということらしい。

「そういうやり方ではあっちで手続き、こっちで手続きして、さらにあっちとこっちの姓が違うので同一人物と見なされず、結婚前に積み上げてきた業績が無くなったりして大変不利益を被っている人たちがいるんです」と言うと、「別姓にしても良いという法律を作ると、それに乗っかったぱっぱらぱーな奴らがケンカをして離婚する。離婚が増えて泣く子どもたちが増える」と言う。

なんかこのセリフ、聞いたことがあるなーと思ったら、以前私が書いたこの記事。

この中で取り上げた

https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/seigan/173/yousi/yo1730602.htm

”このような個人主義的な思想を持つ者を社会や政府が公認したようなことになる。現在、家族や地域社会などの共同体の機能が損なわれ、けじめのないいい加減な結婚・離婚が増え、離婚率が上昇し、それを原因として、悲しい思いをする子供たちが増えている。”

これとまったくおんなじ。

もう女は結婚したら男の姓になり、男の言うことに黙って従い、良き母妻であるべきだと正面切って本音を言ったらいいのに「子どもが泣くから」なんていう言い訳をつけて反対する。

まぁ、いつもはフェミニストぶっているのに実はこういう奴だとわかったので、これは周囲の方たちと共有することにしましょう。評価が高いわけでもないので、特にダメージというわけでもないだろうし。

弁護士相談30分無料のわけ

弁護士事務所の中には「初回30分無料」をうたっているところがあります。その無料の弁護士ばかりをはしごする方もいます。その30分無料の弁護士に行き、相談した方からこんな話を伺いました。

「最初は前のめりになって『うんうん』と、とても親身になって話を聞いてくれたんですが、住んでいる家が夫が結婚前に建てた特有財産とわかるととたんに冷めてしまって、『婚費ならひとりでできるから』とお断りされてしまったんです」

弁護士報酬の中で、婚費や養育費などは10%程度弁護士に払わなければなりません。婚費は普通そう長くもらい続けるものではないので敬遠されがちです。婚費だけの調停申し立てだと、苦労の割に実入りが少ないので「ひとりでもできるから」とお断りされてしまうらしいのです。

30分無料の法律相談ではこのお客がどれくらい資産を持っていて、仕事を受けた場合、どれくらい自分の懐に入ってくるかの品定めをする時間でもあります。

けんもほろろな扱いをされて悲しい思いをするよりも、最初から引き受けてくれるような弁護士を探しましょう。男女参画系の弁護士さんなどは、財産が無くても、困難なケースでも引き受けてくださいます。

そういう人はどこで見つければいいのかというと、HPの弁護士紹介のところに「〇〇区男女参画委員」などと書いてあるとそちら系の方です。

ただ、弁護士に依頼すると当然着手金や成功報酬は発生するので、丸々受け取りたい場合は弁護士に依頼しないもありです。

ただ、モラ夫の場合は相当手ごわいので、依頼した方が精神的に軽くなるとは思います。

家族は遠慮しないのか

家族が一緒だとイライラしてしまうことがあります。家族は遠慮がないから感情をぶつけ合うせいではないかという声もありますが、友人と旅に出たりしても同様のことはおきます。

「大丈夫?ふたりで旅行すると大抵喧嘩別れして帰ってくるっていうよ」と言われるほど、これはごくごく普通の出来事のようです。

どんなに親しい友人でも、1日中一緒にくっついていると、何かしら行動や気持ちがすれ違うようになります。旅の疲れも加わって我慢も限界になり、ついトゲのある言葉を出してしまうようになります。複数人で行く旅行で禁句なのは何か間違いがあったときに「だからあの時私が違うんじゃない?って言ったでしょ」と言わないこと。

何か間違いがあったときに「あなたがこっちだって言うから」と言わないこと。

食べ物がマズイ、エアコンがぬるい、暑い、寒いという不満を必要以上に言わないこと(いつまでもグズグズしていないこと)

旅行に行ってケンカして帰って来て、その後口もきかない仲になったというのはたいてい↑のことが原因であることが多いです。最初は気を使って接していても、疲れたり、うまくいかないことが続いてイライラがつのると禁句が次々と出るものです。

これも友だちだと何とかやり過ごせても、家族とはできない理由は「家族」だからです。なんとなく「家族だから遠慮はいらない」という世の中の掟みたいなものがあるので、「家族なのにナニ遠慮するのよ」と言ったりします。

家族でも遠慮は必要だし、秘密も嘘もあります。他人には言えても親には(親だから)言えないことはあります。「家族なんだから遠慮は無用」と言う人は、心が広くてなんでも許容できる人か、実は家族から煙たがられている人かもしれません。