この「ひとりぼっちのスパイイルカ」というタイトルで記事を書いたのは今年の6月16日でした。たまたまNHKの番組で見たいものがあり、オンデマンドに登録したら、お勧め番組の中にこの「ひとりぼっちのスパイイルカ」が出てきたのです。記事は下書きのまま、アップしていませんでした。
そのスパイイルカのヴァルデミールが死んだというニュースが昨日入ってきました。
実は私はイルカが大好きで、いつかイルカと一緒に泳げたらいいなとずっと思い続けていて、あのコロナの時にGO TO TRAVELを使ってイルカがいる場所へ行き、念願だった「イルカと泳ぐ」を実現させました。
その「イルカ大好き」の大元は、高校生の時に見た「イルカの日」という映画です。
「観客を泣かすには子どもと動物を使えばいい」という製作者の思惑にまんまとはまり、ラストシーンには涙腺崩壊。今もこの音楽を聴くとうるうるします。
それからずっと、イルカが大好きなのですが、あの高校生の私が映画館でうるうるしたのと同時期に、他にもこの「イルカの日」に興味を持った方がいました。東海大学の村山司教授です。
https://www.tokainewspress.com/contents.php?i=876
村山教授は「イルカと話す」ことを研究し続け、鴨川シーワールドでは今もそのシロイルカのナックが元気に泳いでいます。
私たちが一般に見るイルカはバンドウイルカで「イルカの日」に出てくるイルカの「ファー」も同じ種類なのですが、今回ノルウェー沖で死んだヴァルデミールとこのナックはシロイルカです。
シロイルカは40歳くらいの寿命がある長生きの生物ですが、ヴァルデミールは人間の年で言えば15歳程度の若いイルカだったそうです。死因は今調査中だそうです。
ヴァルデミールはロシアでスパイ活動用に飼育されていたのに、迷ってノルウェー沖までやってきたと言われています。私がこのNHKスペシャルを見た時は元気でノルウェー沖を回遊していました。また、ヴァルデミールが安全に暮らせるように、保護団体が見守っていました。
ノルウェー国民のアイドルだったヴァルデミール。もしご興味のある方はNHKオンデマンドでどうぞ。ダイジェストは無料なので見てあげてください。