狭いマンションのベランダではありますが、季節折々の草花を栽培しています。毎年ハーブや実のなる野菜などの苗を買ってきて植えるのですが、なかなか上手に実がなりません。
茄子もキュウリも1個2個は生るのですが、その後が続かず、夏の暑さにやられてしおれてしまうのが毎年の行事でした。
ミニトマトも何度も植えましたが、同じように2粒生ってを繰り返していました。接ぎ木のものなら強いということで、買って植えてみましたが、同じ。
「ミニトマトは一番簡単なのに」と友だちは言いますが、なぜか実がならないまま今年になりました。「どうせダメなんだろうな」と思いながら、値段の高い接ぎ木ではなく、安い248円の種類の違うミニトマトを3本買って植えてみたら、なんとこれが大成功。
今鈴なりのミニトマトがベランダに枝を伸ばしています。毎朝の水やりの時に赤い実を摘んで朝食前に口にいれるのが日課になりました。
なぜ今までダメだったのか、なぜ今年は成功したのかはわかりません。あまり期待せずに植えたのがよかったのかもしれません。
それほど気を使ったわけでもなく、ただ、まだ寒さの残る5月はビニールハウスのようにポリ袋をかぶせていました(テレビでそんなことをやっていたのを見たので)。
そのポリ袋をかぶせた人は「小さな頃は大切に、大きくなったらほったらかし。子どもを育てる時と同じ」と言っていました。期待せずに淡々と土の具合を見ながら水やりをしていたら実がなる。
やっぱり子どもの育て方と一緒だ。