鈴なりミニトマト

狭いマンションのベランダではありますが、季節折々の草花を栽培しています。毎年ハーブや実のなる野菜などの苗を買ってきて植えるのですが、なかなか上手に実がなりません。

茄子もキュウリも1個2個は生るのですが、その後が続かず、夏の暑さにやられてしおれてしまうのが毎年の行事でした。

ミニトマトも何度も植えましたが、同じように2粒生ってを繰り返していました。接ぎ木のものなら強いということで、買って植えてみましたが、同じ。

「ミニトマトは一番簡単なのに」と友だちは言いますが、なぜか実がならないまま今年になりました。「どうせダメなんだろうな」と思いながら、値段の高い接ぎ木ではなく、安い248円の種類の違うミニトマトを3本買って植えてみたら、なんとこれが大成功。

今鈴なりのミニトマトがベランダに枝を伸ばしています。毎朝の水やりの時に赤い実を摘んで朝食前に口にいれるのが日課になりました。

なぜ今までダメだったのか、なぜ今年は成功したのかはわかりません。あまり期待せずに植えたのがよかったのかもしれません。

それほど気を使ったわけでもなく、ただ、まだ寒さの残る5月はビニールハウスのようにポリ袋をかぶせていました(テレビでそんなことをやっていたのを見たので)。

そのポリ袋をかぶせた人は「小さな頃は大切に、大きくなったらほったらかし。子どもを育てる時と同じ」と言っていました。期待せずに淡々と土の具合を見ながら水やりをしていたら実がなる。

やっぱり子どもの育て方と一緒だ。

避難応援プロジェクト7月分が終了しました

7月1日、「モラハラからの避難応援プロジェクト〜効率よく安全に別居・離婚するための戦略会議」が終了しました。今回も定員を越え、増席しての開催でした。

毎回なぜか雰囲気が違うのですが、今回は今までなかった私学加算のご質問がでました。私学加算とは高校、大学が私立の場合、養育費に上乗せをして計算される方法です。適用されるのは高校と大学のみで、小中学校は入りません。

小中は義務教育なので、公立の学校があるにも関わらず、あえて私立に行くというのはあまり一般的でないという理由かもしれません。私立の小中学校は裕福な家の子が行くという印象です。

もっとも夫が「支払う」と言えば加算されます。ただし、算定表の金額を値切り倒す人ですから、モラ夫がそれを支払うとは思えません。

この頃チラホラあるのは「子どもが一緒に避難してくれない」というケースです。男子の、小学校高学年以上の子どもがこの傾向にあります。

ちょうど思春期なこともあり、母親に対する嫌悪がある場合や友人関係を優先する場合と様々ですが、これによって避難を考え直さなければならないことになったりします。

えいやっと、子どもを置いて避難をする方もいれば、離れられないとそのまま家にいる場合もあります。これはどちらがいいかと言われても、いろいろなケースがありますので、一概にこちらの方が正しい、とは言えません。

ただ、子どもがそのまま成長し、モラ夫パート2になって、ふたりでハラスメントを始めるケースがあったり、後々「さっさと離婚してくれればよかった」と言ったり、あの時の抵抗はいったい何だったんだということになったりすることがあります。

避難せず、辛抱強く子どもの気持ちが変わるのを待っているという方もいます。みなさんそれぞれの状態です。

今回家庭内別居をしてから離婚に持っていきたいという方がいましたが、家庭内別居は別居にはなりません。モラハラは離婚理由として認められないことが多いので、別居期間を稼いでから調停に持っていきたいのですが、家庭内別居は認められません。

また、一旦家を離れてからご飯を作ったり、掃除をするために元家に出入りした場合も別居とは扱われません。帰ってしまったら、別居期間はリセットされて、また1からのスタートになります。

つまり裁判所に離婚調停を申し立てても、相手が「する」と言わない限り離婚はできません。モラ夫は妻が離婚したがっているのにすんなり同意するわけがありません。もしあったとすれば「養育費いらない」「財産分与いらない」と、大幅な譲歩をした時だけです。

そういった様々な話が飛び交った、2023年7月のプロジェクトでした。

続く痛ましい児童虐待ニュース

神戸で6歳の男の子が親族から暴行を受けて殺され、捨てられた事件はあまりにも無残で、そのニュースが流れると直視できないので、またこの情報から逃げ回る事態になっています。

それでも少しはネットニュースを読んだりはするのですが、報道される内容の限りでは、この家の次男が家に戻ってきてから家の中で暴力が起こるようになったようです。

今までも尼崎事件、北九州市事件など、ひとりの支配者によって家族がバラバラになり、殺し合うまでになった事件がありました。ただ、このふたつは他人が入り込んだもので、今回は親族同士です。今回は子どもが亡くなったことで大きくクローズアップされましたが、親族間の殺し合いは日常茶飯事のように起きています。そして児童虐待も。

先週文春オンラインに2歳の女児が母親と同居する交際相手から暴力を受け、搬送されたという記事と、女の子の被害写真が載っていました。正視できないほどのひどいケガですので、リンクは貼りません。

女の子は両親が離婚し、母親が親権者になっていましたが、父親は女の子が虐待されているので親権を自分に変更したいと裁判所に訴えていましたが、裁判所は取り合わず、事件が起きてしまいました。

実は離婚して親権がどちらかに行くと、親権を失った方から「子どもが虐待されている」と児童相談所に通告するのはとてもあるあるの話で、「父親(母親)から通告があった」と語る人は非常に多いです。

なので、児相も裁判所もこのあるある話に飽き飽きしていて「また嫌がらせの通告か」と思ってしまったのではないかという懸念があります。

父親は裁判所に子どもが虐待されているから児相に通告して母親と引き離してくれと言ったところ裁判所は「そのような情報集めのために面会交流を使うのはふさわしくない」と答えたとのことです。

面会交流は普段子どもに会っていない親と子のふれあいの場であり、主は子どもで子どもが楽しく遊べるようにするのが面会交流。よく子どもを質問攻めにして相手のアラを探す親がいるので、裁判所もそのように答えたのではないかと思います。

その後子どもは暴力を受け、母の交際相手は逮捕されましたが釈放されています。今も子どもたちはこの母親と交際相手と一緒にいるのか、どうなっているのかが書かれていないので、気になるその後がわかりません。

これだけひどい怪我を負わせても、母親はまだ親権を持ち子どもと暮らしているということ事態、どうなっているんだと警察や裁判所に不信感があります。

子どもが怪我をした後は裁判所は父親に親権変更を勧めたとのことですが、怪我をしないと動いてくれないのでは子どもの命が危ないままに放置されているのと同じ。

親権変更が時間がかかるのなら、せめて児相保護なり、母親の親権停止にしてくれないかと思います。