元プロ棋士の橋本崇載が、別れた妻の家に鍬を持って侵入し、元妻の父を怪我をさせた罪で逮捕されたとのニュースがありました。
怪我をさせたとは言っても、鍬を持って家の中に入ったあと、その鍬を持って元妻を追いかけたというのですから、一歩間違えれば数人の方が殺されていた事件です。
この橋本元棋士については以前にも記事にしてきました。
こういう人と結婚生活をしていたのですから、子どもを連れて避難するのは当然です。Twitter界隈の共同親権推進派の方々は、妻が子どもを連れて家を出たので、彼は憔悴のあまりこの行動に出たので、気持ちはわかるという意見もあるようですが、別れた夫に家に鍬を持って乗り込まれ、鍬を振りかざして追いかけられた人の気持ちはわからないのでしょうか。
もし自分や自分の家族が鍬を持って追いかけられたら、「子どもを連れて家を出たので、それもしかたがない」と言うのでしょうか。
そもそも橋本元棋士がTwitterを止めたのは「共同親権推進派のやつらに利用された」からだったと思います。その書き込みを最後にふっつりとTwitterから消えたはず。
この鍬を持った橋本元棋士と果敢に組み合ったお父さんもすごいですが、本当に一歩間違えば一家惨殺事件になったところです。
モラハラ被害者の方たちはおそらくこの事件でもしやわが身もと、震えておられると思います。何かあった時のための予防として、警察にご自分の携帯番号は知らせておきましょう。何かあってからでは遅いのではないかと思われるかもしれませんが、残念ながらおひとりおひとりに護衛をつけるわけにはいかないのです。
橋本元棋士は、妻に対する名誉棄損で執行猶予がついていますので、これで実刑になると思いますが、いずれまた出所してきます。とにかく加害者は粘着質で復讐心の塊なので、何年たっても執念深くつきまとうことが予想されます。
アメリカでは性犯罪被害者の足首にGPS装置をつけて監視するシステムがあると聞いています。今回の事件をきっかけにして、性犯罪を繰り返したり、重大事件を起こす可能性が高い人にはこの装置を装備する検討をして欲しいですね。
人権がと言われるのなら、襲われて亡くなった時に、加害者の人権を優先したことになります。被害者の人権を優先して欲しいです。足首に装置をつけたからと言って、行動が制限されるわけでなし、監視されているだけですから。被害者は殺されるんですから。どちらが重大なのか考えて欲しいです。