神戸で6歳の男の子が親族から暴行を受けて殺され、捨てられた事件はあまりにも無残で、そのニュースが流れると直視できないので、またこの情報から逃げ回る事態になっています。
それでも少しはネットニュースを読んだりはするのですが、報道される内容の限りでは、この家の次男が家に戻ってきてから家の中で暴力が起こるようになったようです。
今までも尼崎事件、北九州市事件など、ひとりの支配者によって家族がバラバラになり、殺し合うまでになった事件がありました。ただ、このふたつは他人が入り込んだもので、今回は親族同士です。今回は子どもが亡くなったことで大きくクローズアップされましたが、親族間の殺し合いは日常茶飯事のように起きています。そして児童虐待も。
先週文春オンラインに2歳の女児が母親と同居する交際相手から暴力を受け、搬送されたという記事と、女の子の被害写真が載っていました。正視できないほどのひどいケガですので、リンクは貼りません。
女の子は両親が離婚し、母親が親権者になっていましたが、父親は女の子が虐待されているので親権を自分に変更したいと裁判所に訴えていましたが、裁判所は取り合わず、事件が起きてしまいました。
実は離婚して親権がどちらかに行くと、親権を失った方から「子どもが虐待されている」と児童相談所に通告するのはとてもあるあるの話で、「父親(母親)から通告があった」と語る人は非常に多いです。
なので、児相も裁判所もこのあるある話に飽き飽きしていて「また嫌がらせの通告か」と思ってしまったのではないかという懸念があります。
父親は裁判所に子どもが虐待されているから児相に通告して母親と引き離してくれと言ったところ裁判所は「そのような情報集めのために面会交流を使うのはふさわしくない」と答えたとのことです。
面会交流は普段子どもに会っていない親と子のふれあいの場であり、主は子どもで子どもが楽しく遊べるようにするのが面会交流。よく子どもを質問攻めにして相手のアラを探す親がいるので、裁判所もそのように答えたのではないかと思います。
その後子どもは暴力を受け、母の交際相手は逮捕されましたが釈放されています。今も子どもたちはこの母親と交際相手と一緒にいるのか、どうなっているのかが書かれていないので、気になるその後がわかりません。
これだけひどい怪我を負わせても、母親はまだ親権を持ち子どもと暮らしているということ事態、どうなっているんだと警察や裁判所に不信感があります。
子どもが怪我をした後は裁判所は父親に親権変更を勧めたとのことですが、怪我をしないと動いてくれないのでは子どもの命が危ないままに放置されているのと同じ。
親権変更が時間がかかるのなら、せめて児相保護なり、母親の親権停止にしてくれないかと思います。