担当さんへの手土産

今は「取引をする相手へ手土産を渡す」というのはどうなっているのでしょうか。もうそういう時代ではないのかもしれませんが、私が知人から聞いて実行している方法をお伝えします。ちやみに役所はいっさいの手土産はいただきません。相談者の方から「お礼に」と品物を持ってくる方もいらっしゃいましたが、全部丁重にお断りしました。「せめて庭に生ったみかんくらいは」と仰る方もいらっしゃいましたが、それもお断りでした。

さて、手土産ですが、知人から伝授されたのは「担当さんにはふたつ渡す。ひとつは会社用、もうひとつは『ご自宅へお持ちください』と言って渡す」でした。当然会社用はばらまきですので、個包装で日持ちのするもの、担当さんへはちょっと高価なものを渡します。

たいていお土産は全部社員のみなさんに分けられてしまいます。がんばってもらうのは担当さんですので、ここは担当さんとの絆を強めるため、「よろしく!!」と念を込めて渡します。

それが「贈与」になるかどうかは相手の会社の指針ですので、もし担当さんが独り占めできないと思ったら分けるでしょうし、そうでなかったらこちらの意を汲んで家に持って帰るでしょう。大抵後者です。一般の会社は役所のようにキチキチとはしていませんので、そこはフレキシブルな対応を取られます。

私の知人がお世話になったお金持ちの方に何を贈ればいいのかと悩み、手に入れるのは至難の業という羊羹を贈りました。入手先はメルカリです。

どういうルートを使うのかはわかりませんが、ともかく入手困難の羊羹がメルカリで売られていました。

ビジネスシーンで利用できるちょっとした裏技でした。