ヤクルトレディの働き方 1

暗いニュースばかりの中での明るいニュース。いろいろな会社に自転車やバイクでヤクルト商品を配達するヤクルトレディは、レディというだけあって全員女性です。実は私が初めてやったアルバイトはこれでした。

まだ中学を卒業したばかりの春休みにやりました。ヤクルトではなく同種の乳酸飲料販売でしたが、大きなバッグに商品を詰め、社員さんが運転する車で県庁に行き、あちこちの部署で販売します。

小さな中学生が、乳酸飲料をバッグを肩から担いでヨロヨロと各部署を渡り歩きながら販売するということで、ちょっとしたアイドルになりまして(笑)、おじさんやお姉さんがこぞって買ってくれました。売り上げ上々。

このバイトはこの会社が「アルバイト募集」の張り紙をしていたのを見て、恐る恐る事務所の引き戸を開け、「中学生でもいいですか?」と言って応募したものです。母が「お金がない、お金がない」「あんたたちにお金がかかる」と始終言っていて、高校進学にお金がかかるのが本当に申し訳なくて、せめて自分の学用品くらい自分で稼ごうと思ってのことでした。健気だなぁ。

この話を母は親戚に自慢話として披露していたということが、最近従妹から聞いて知りました。親戚で話すということは、母のことだからおそらく辺り一面に触れ回っていたでしょう。なぜこれが自慢話になるのかがわからない。中学を卒業したばかりの娘がアルバイトをしなければならない状態にあるというのは、親として申し訳ないと思わないのだろうか。

ともあれ、「石にかじりついても誰にも頼らず稼いでやる」という生命力はこの頃からあったようです。

そうだ。テーマは「ヤクルトレディ」でした。ヤクルトが一番ありがたい職場なのは、保育所が併設されていることです。働こうと思っても、小さな子どもがいるとまず保育所を探さなければなりません。その保育所が希望者多数で待機になっているのは社会の問題として報道され続けています。

「家庭モラル・ハラスメント」がアマゾンKindle Unlimited 読み放題に入っています

アマゾンのKindle Unlimitedは月額980円で対象の本や雑誌が読み放題になるものです。これに私の「家庭モラル・ハラスメント」がただいま対象になっているので、利用していただければ他の本と一緒に利用料金で読めます。

Kindle Unlimitedは現在私も利用中です。対象のものだけですが、何しろ読み放題なので、沢山読めるコミックを中心に読みまくっています。「〇〇放題」だとなんでもかんでも利用しないと損をしてしまうと焦りまくる貧乏性。

先月は1週間ほど時間がとれる状態にあったので利用したものですが、ちょっとお勧めの本もありました。

「子宮がヤバイことになりました。 筋腫&内膜症&卵巣のう腫闘病記」

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私も筋腫持ちです。とりあえず2年に1度、市が無料で行っている子宮がん検診は受けていますがあまり気にしたことがありません。筋腫があっても放置が基本みたいです。でも、この作者は「病院に行くのが怖い」と、ひどい生理を我慢し続け、結局手術になりました。

「笑える」と書いてあるとおり、笑えるのですが、いやいや、大変だったでしょう。とにかく施術の前も後も検査や術後の痛みで七転八倒する姿が絵で描かれているだけにリアルすぎる。特に婦人科の検査は屈辱的で誰でも嫌だと思います。

衝撃だったのは「子宮内膜症の再発を防ぐため、薬を閉経するまで毎日飲み続けなければならない」というくだり。作者の場合は20年間(驚

「病気です」「手術です」と言われるのが怖いからと、事実から目をそらそうとする人がいるようですが、私はむしろさっさとやることをやってしまってスッキリしたいタイプなので、そういう人の気持ちはよくわかりません。びくびくしている時間がもったいないと思うのです。ああ、これってモラハラ禍からの脱出とも通じるかもしれませんね。

ともあれ、作者は長い間病院に行かず、結局6時間半の大手術になりました。最悪腸も摘出しなければならない事態だったそう。

やっぱり検査して、早めの治療が一番ですよ。婦人科系の病気は私も含めて結構持っている方が多いので。

何があっても驚かない

今年はコロナに始まってコロナに終わりそうです。2009年の新型インフルエンザの時は、世の中大騒ぎをしていたけれど、結局そう大事にもならずに終わったので、今回もそれかと思っていました。が、そうではなかった。

だいたいマスコミが騒ぐときは肩透かしで終わることが多いので、自分の身に降りかかってくるとは全然思いませんでした。

でも、世の中は不思議な必然であふれている。

池江璃花子選手が白血病を発病したのはオリンピックの前年。このタイミングでの発病は悲劇としか言いようがない、と思ったら、コロナでオリンピックは延期。私は水泳競技のことはよくわかりませんが、東京オリンピックもアリなのでは?奇跡の璃花子さんならやっちゃうんじゃ?

バトミントンの桃田選手はリオオリンピックに不祥事で出場できませんでした。さぞかしクサっていると思っていたら、見事に復活。東京オリンピックへの出場が確実となっていたら、今年交通事故で目を負傷。これはまずいと思っていたら、オリンピックが延期。

こういうのはこのふたりだけではないんだろうなぁ。コロナはいろいろな人に最高の幸福と、最悪の不幸をばらまいています。

トランプ大統領がコロナに感染。「あんなの風邪だ」と言っていた人は、今病院のベッドで何を思うのでしょうか。簡単に済めば「ほぉら、言ったとおりだろう」とか言いそうで面白くないよなぁ。

テレビの「世にも奇妙な物語」秋編に出てきそうな結末があってもいいんじゃないかと思う秋の夜。

DVについての信田さよ子さんのインタビュー記事です

「東洋経済オンライン」に掲載されている信田さよ子さんの記事です。

https://toyokeizai.net/articles/-/377854

記事の中で「警視庁は全国の警察に比べても進んでいます。DV被害者からの通報があると、(刑法の暴行罪や傷害罪などの容疑での)逮捕を厭わない方針になってきました。これは、すごいこと」とありますが、それは私も感じます。もう、電話1本で複数台のパトカーが警察官を乗せてやってきます。

これは信田さんがおっしゃっているとおり、家庭内の問題が殺人事件になり、世論が警察の落ち度を責めることで、やっと警察が本気で取り組むようになったからと思います。これはストーカー事案も同じ。

ただこれは「警視庁」、東京都の警察の話。地方ではどうなのかが気になります。

十六夜もまた美し

今日のニュースはどの放送局も昨日の十五夜がとても美しかったと、様々な動画や写真と共に紹介していました。

月見るの忘れてた(!

ということで今十六夜を観察。この時間(18時45分)だと低い位置にあるから、赤銅色の月です。我が家の前が煌々と明かりが燈っている店舗なので残念。

今年はコロナなのに、月はいつもと同じように上ってきては天空を嘗めるように周り、そして下りていく。宇宙の営みは、人間の都合に合わすことなく淡々と行われますなぁ。

人生は運しだい

タイトルのとおりです(笑 。自分は運が悪いと思っている方にとっては絶望かもしれませんね。これは、私が長い間生きてきて、自分の人生を振り返った時、私の周りを見渡した時、沢山の方のお話を伺ってきたこと(モラハラに限りません)を総合すると、やっぱり「人生は運しだい」だと。

モラハラの相談を受けていると、「そんなのおかしいじゃないですか!」「法律ではそうなっていないじゃないですか!」と言われることが度々あります。法律を持ち出すなら、

”日本国憲法第14条 すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別を受けない。”

もはや絵空事でしかない。世の中理不尽なことであふれているのです。調停も裁判も、「運ですね」としか言いようがありません。ご相談を受けると「運しかないので、祈って下さい」とお伝えします。

がっくりしている方にひとつだけ言うとしたら、「運しだい」と言うのはあなたにとっても相手にとっても同じだということです。そこは平等。ではどうやって運を引き寄せるかという話は、もう世の中に散々出回っています。いわゆる「運を引き寄せる術」の類です。もうもうもう山ほどある。よく数珠のような「ラッキーストーン」の腕輪をつけた方がいますが、さすがにそれははめようとは思いません。ただ、運の引き寄せについてはあるよなぁと思っています。

私は「後ろめたいことはしない」というのが第一です。たぶん今の時点で後ろめたいことはしていないので、お尻がむずむずしませんが、紙くずひとつ落としたままにしただけで、お尻がむずむずします。「あー、やっちゃいけないよなー」って。で、一生懸命紙くずを拾います。

ウソは基本つかないです。ただ、人間社会において、ウソが必要な場合もありますから、それはケースバイケース。

それから、人の喜んでくれるようなことをします。よく「エレベーターのボタンを押すだけでも親切になる」と言いますが、本当にそう。小さな善行はこちらの心もほっこり温かくなって、気持ちがいい。

ただこれ、以前も書きましたが、リターン狙いは本当にダメです。だいたいそういうのは心が卑しい人がやるもの。そんなことをするなら、何もしない方がまだまし。

まぁ、こういった「運を引き寄せる方法」は本当に沢山出回っていますが、私はちょっと気になることがあります。