ヤクルトレディの働き方 2

この記事の元になったニュースはこちらでした。

「ヤクルトレディ」3000人を正社員に 宅配増、人手不足で待遇改善
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8efc8932ec31d6aba6e2f5bf55c17225d8bfbae

ヤクルトさんはずっと前から事務所内に託児場所を作り、すぐに働ける状態にしている会社です。子どもを連れて出勤し、働いて、仕事が終われば保育園に子どもを迎えに行くことなく、子どもを一緒に連れて帰ってくることができます。

そしてヤクルトレディはパートではなく個人事業主なので、税金面で優遇されます。実際私はこの記事を書くにあたって、たまたま出先でばったり会ったヤクルトレディさんに突撃インタビューをしました。

熊:ヤクルトレディさんが正社員になるんですってね。よかったですね。

ヤ:う~ん、あれは私たちじゃなくて、事務所で働いている人たちなんですよね。

熊:え、そうなんですか。。。

ヤ:でも、私たちは個人事業主なんで、こちらの方が得なんです。だからこのままでいいです。

ということでした。扶養の範囲で働けて、保育所に苦労しなくてもいい職場だそうです。以前ヤクルトさんに取材に行った時に伺った話ですが、あのヤクルトレディさんたちが乗っている自転車やバイクは有料貸与で、制服も有料貸与です(個人事業主なので)。だから、お給料から、保育料・制服代・バイク代を差し引くと、あれ??っという感じの金額だったりします。

しかも、あの暑さの中、雨の中、バイクならともかく、自転車は大変だろうなと思いますが、彼女たち、それほどの悲壮感は感じられません。なんだか楽しそう。大体コロナの今は無理ですが、仕事が沢山ある中であえて選んでいるのだから、楽しい職場なのかもしれません。

私が知っているヤクルトさんは、職場に来て「今日はいかがですか?」と声をかけてきますが、定期的に頼んでいる人もいるし、顧客との会話も必要最低限。お店だと嫌な客にいちゃもんつけられることが多いかもしれませんが、こちらならそれほど難しい接客はなさそうです。

とはいえ、収入を多くするにはにこやかな営業は必要不可欠だし、それができる人はそれなりの売り上げがあるのでしょう。私の職場に来られていた方は、結局チーフになって活躍していました。

先日お話を伺わせていただいたヤクルトレディさんにはお礼として「ミルミル」を買いました。私、ミルミルファンなんですよー。30年以上前からのファン。人参味で、これを飲むと腸の調子がすっごく良い!

ということで、職場で飲み続けていたのですが、いつの頃からか人参味がヨーグルト味に変わってしまい、効き目が違ってしまって何となくやめてしまいました。

その話をヤクルトさんにしたら「あ、ありますよ。人参味」と言って出したのは、あの懐かしい初代ミルミルのパッケージ。「それから、こちらは私たちヤクルトレディだけが販売している『ミルミルS』です」との営業に乗り、両方いただきました。

両方試してみたら、効能はきっと後発の方がよいのでしょうが、やっぱり先代の人参味の方が私は好き。今度会ったらまとめ買いしましょう。

ヤクルトさんは保育所があってすぐ働ける他、就労証明が出ますから、保活や就活もできるんですよね。あ、これはヤクルトさんにとってはマズイ情報だったかも。