たぶんわかっていない「特段の理由」

後3日で始まる新しい民法ですが、ここに「特段の理由なく」という言葉が入っています。

法務省民事局パンフレットより

https://www.moj.go.jp/content/001449160.pdf

【父母間の人格尊重・協力義務】

●父母の一方が、特段の理由なく他方に無断でこどもを転居させること
●父母間で親子交流の取決めがされたにもかかわらず、その一方が、特段の理由なく、その実施を拒むことなど

たぶん共同親権推進派が「これを入れろ!」とごり押ししたんだろうなぁと思います。ただ、その下に「DV や虐待から避難するために必要な場合などはこの義務に違反しません」とありますので、モラハラ被害に遭っている方はこれにはまりません。今まで通り、避難しても大丈夫です。

そうなるとやっぱり気になるのは

家を出た原因が夫の不倫だったらどうなるのかしら??(DVじゃないよねぇ)

家を出た原因が同居している義父母だったらどうなるのかしら??(DVじゃないよねぇ)

家を出た原因が夫が働かないからというのはどうなるのかしら??(DVじゃないよねぇ)

私は↑の理由は充分別居の理由になると思います。家を出るときには今まで子どもの面倒なんかみたことがない夫のところに子どもを置いてくるわけにはいかないから連れてくるのは当然で、無理くり連れ戻すというわけにはいかないと思うんですよね。

世の中ってそんなに杓子定規にスコスコ決められるもんじゃないと思うのです。共同親権にしても進学は共同親権者がふたりで決めるとなっていても、実際は子どもと母が二人で決めちゃうこともあると思います。決めた後から「共同親権のオレは聞いてない!」と言っても入学は取り消しできないし。

なんだかこの新しい法律も、共同親権派がごり押しした割には結局今とあまり変わらないんじゃないかという気がします。(こちらにとってはいいことだけど)




映画「五月の雨」 劇場上映のお知らせ

同盟の方から教えていただきました。

「五月の雨」

共同親権を選んだ家族がその後どうなったかを描いている映画だそうです。夫がモラ夫なので、当然共同親権なんか選んではいけないのですが、なぜ選んだのかも知りたいですね。

そしてラストがどうなるのかも興味があります。共同親権は1度選んでもやっぱり駄目だったわと単独親権にもどすことも可能です。可能ですが、モラハラ夫相手にそれをやることは膨大な時間と労力を要します。

離婚時に共同親権には絶対にしないこと。それにつきます。

新しいモラ夫のタイプ

以前のスタンダードなモラ夫は「離婚しようとすると泣いて謝って離婚を避ける」というものでしたが、このところちょっと変わったタイプが出現しています。

変わったタイプとは妻が離婚を切り出すと「いいよ」と離婚に積極的に応じるタイプです。離婚に簡単に応じるタイプは以前からいたのですが、それはもうモラ夫ではなかったのではないかという疑問が生じるほどモラハラ界では変わったタイプでした。

この頃出現している新タイプはコロナ後、金融が絶好調で蓄財を増やし続け、億り人になっている人たちです。もちろん億り人になったとは妻子には言っていませんし、億単位の蓄財があってもコセコセと小さなお金に細かいのは変わりはありません。

だから夫が憶り人になっているのを妻も気づきません。株を売った時に発生する税金は分離課税を選べばその時に20%を引かれるので、確定申告をする必要もないし、他の収入に混ざって健康保険料があがることもありません。

そうやって蓄財に励んできた夫ですので、妻から離婚を切り出されてもむしろウエルカム。自分が蓄財したお金を隠してしまえば全部自分のものです。

気にいらない妻と一緒にいるよりも、貯めたお金と一緒に好き放題の生活ができます。

シングルファーザーをしているわけではありませんので男のバツイチはむしろ称号で、「ちょっとキズもの」の方がモテます。好きな時に好きな女性にちょっとだけお金を使って(こういうタイプは女性にのめり込みません)悠々自適、仕事を辞めて自営業を名乗り、好きなように暮らせます。

金融が好調のためこういう夫が出てきていますので、みなさま気をつけましょう。

4月から始まる共同親権は

どこに書いてあったかは忘れたのですが、「おお、これはいいぞ!」と思った文章がありました。確か裁判所か役所か、公的なところのものです。

「令和8年4月1日から始まる共同親権は、離婚はしたけれど話し合える仲のいい元夫婦のためのものです」

そうか。仲が良い元夫婦というのがいるのだろうかと思ったら、極少だけれどいるらしい。その元夫婦は片方にしか親権がないので、もう片方が親権行使をしようとするとできないことがあり、そのために共同親権を望んでいるのだそうです。

例えば学校も「親権者しか入れません」、子どもが病気で入院しても「親権者しか会えません」ということがあるようです。その度毎に親権のある方へ連絡して、プロテクトを取ってもらわなければならないのだそうです。

ただし、養育費を滞りなく払っていること、親子交流が行われており、元妻と子どもとの関係もスムーズなこと。

これがなければ無理みたいです。

避難応援プロジェクト2025終了いたしました

昨日今年最後の「モラハラからの避難応援プロジェクト〜効率よく安全に別居・離婚するための戦略会議」が終了しました。

今回も満席を超えてご参加いただき、ありがとうございました。

毎回東京を中心とする首都圏で行っていますが、仙台と岡山ならば提携しているフェリースの担当者と同席でリモートでのご参加が可能ですので、お近くの方はご利用ください。

今回は今までにないご質問がありまして、それも「いい質問だなぁ」というものばかりで、私も参考になりました。この件についてはまた後程ふれたいと思います。

さて、あざらしさんが託児スタッフとして加わってくださっていますが、あざらしさんは調停をせずに協議離婚で離婚された方です。

あざらしさんがパブに書きこんでくださいましたので、ご許可をいただき、こちらに転載いたします。

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[名前] あざらし
[内容] 逃げ方は一つじゃない
本日、大ママ様たちと都内某所で避難応援プロジェクト、託児スタッフをさせていただきました。別室で可愛らしいお子さんとたっぷり遊んでいたため、皆様のご相談はほとんど伺えませんでしたが…。

モラハラからの逃げ方は一つじゃない!と申し上げたいです。

経験者の話のように、調停やら裁判になるの?かというとそれはケースバイケースです。

私はモラ攻撃を受けないよう、家の中で10年くらいモラ夫とはほとんど口を聞きませんでした。寝室も別のエアコンも無い部屋で寝起きしました。最初に罵倒されたとしても、岩になったつもりで貫けばなんとかなります。(必要最低限の伝達はしてました)

その間ひたすら働いて、年収200万ほどのバイトから資格を取り正社員になり。子どもが高校生になり、貯まったお金で中古マンションをキャッシュで買い(築50年くらいの団地テイストのリノベマンション、EVもオートロックも無い物件、2kで1380万)別居した後、協議離婚しました。46歳の時でした。

財産分与はほんの700万くらいでしたでしょうか(元夫は年収1300〜1400万はあったと思いますし都心に戸建ての家もありました)たぶん去年は退職金数千万貰ったはずです。公正証書?なども作っていません。

結婚17年、全然、正当に貰えてはいませんが、もうそれより早く自分の自由な人生を取りました。そして今は再婚してもうすぐ5年になります。
自分も働き続けているので、老後にいくら必要、と言われるくらいの貯金もあります。

他の経験者と同じじゃなくて良いのです。

ただ、日々コツコツ脱出、自活の準備は続けて下さい。

こちらのサイトにOGのお仕事というリンクがあります。
よろしければご覧くださいませ。

https://morahara.cocoon.jp/azarashi.html

攻撃型疑問形は貧者のツール

モラ夫に限らず、攻撃型疑問形で話す人がいます。

「私にどうしろって言うんですか?」

「それって許されることなんですか?」

「私が諦めればいいんですか?」

「全部私が悪いんですか?」

こうやって相手が答えに窮するのをわかっていて責めるのが攻撃型疑問形です。疑問形で話されると相手は答える義務ができてしまいます。

「誰もあなたを責めているわけではないから」と言っても

「じゃ、どうしろって言ってるんですか?」とさらに疑問形が続く。

これはやけっぱちという背水の陣形で、ハナから話し合うつもりはないという証拠。答えを導くための会話ではなく、相手を責め立てるために発する言葉です。

こちらは事を荒立てたくないし、相手との関係を悪くしたくないという極めて常識的な考え方の持ち主が受け手になることが当然多くなります。

これがこちらも話し合うつもりはなく、決裂結構という相手なら「私が悪いんですか?」と言われたら「悪いに決まってるだろう!!」と言って終わりです。

相手が常識的な良い人にだけ繰り出されるのがこの攻撃型疑問形です。そしてモラ夫たちはこの攻撃型疑問形を多用します。

相手は答えを求めているわけではなく、あなたに罪悪感を持たせたい、会話の主導を取りたいためにこの貧者のツールを使っているのです。それを頭に叩き込みましょう。

疑問形で来たらまともに答えを返そうとしないこと。困った顔をして(腹の中でばーかと言う)「難しいなぁ」「わからない」というような定型句を作っておいて、順次それを出す。

何でしたらChat GPTに質問すると丁寧に答えてセリフ集も作ってくれますのでご活用ください。

NHK「ねほりんぱほりん モラハラ特集」を見て

同盟の方からご連絡をいただき、NHKEテレ1月9日(金)午後10:00より「ねほりんぱほりん」でモラハラの特集が放送されると伺ったのは、放送予定時間の40分前。

急いでパブに投稿しましたが、何しろ30分後には始まってしまうというせっぱつまった状態だったので、たぶんご覧になれた方はごくごくごく少数だったことと思います。

この番組は現在NHK ONEがただいま配信中ですので、受信料を払っている方は無料で見られます。テレビ離れが加速して受信料を払う人も次第に減っているとは聞いていますが、こうやって面白そうな番組を無料で見られるというのはいいものです。

さて、その「ねほりんぱほりん」ですが、この番組自体初めて聞くもので、いったいどういったものなのか、わからないまま見ました。

「ねほりんぱほりん」というのは番組に登場するブタのキャラクターで、南海キャンディーズの山里さんとYOUさんが声の出演をしています。

その2匹の「ブタ」が今回は妻にモラハラをしていたら逃げられたという、これもブタのキャラクターが相談に来るという設定です。

話しているのがブタなのでモラハラの話でもマイルドになりますし、YOUさんの言う「一緒にいるとモラハラするなら二世帯住宅にしたら?」というセリフもなかなか面白かったです。

そして今どきだなぁと思ったのは妻に逃げられた夫ブタはAIに相談したという部分です。なるほど、いい考えです。本当にAIはよい相談相手で、私もよく相談にのってもらっています。

そして夫ブタの話を聞いたAIの答えは

「あなたは悪くありません。自分を守るためにやったことです」

聞いた聞き手ブタふたりは「・・・・」

「ま、あ、AIは基本話す人の味方ですからねぇ」

AIの限界ですね。自分にモラハラの自覚がない人が事象を書きこむと「あなたは悪くありません」になってしまう。これがちゃんとした人間ならば「それ、モラハラですよ」という答えを出すのですが。

ともかく夫ブタの他に、加害者ブタが3人出てきて、そのうちの1人は女性ブタでした。このあたりは作り手が気を使っているのが感じられます。全部男性ブタにするといきなり「被害者は女ばかりじゃない!」という電話やらネットの書き込みがあるからとりあえず混ぜておくと。実際にいますしね。

この番組は1月16日(金)までここで見られます↓

今までNHK+だったものがNHK oneになり、プラスで登録していた方は登録のし直しが必要です。この頃そういうのが多くて、めんどくさがりの私は本当にメンドクサイ。

ログインにイチイチ電話をかけなければいけないものもある。

今回の夫ブタの話はマイルドでした。本当はこんなもんじゃないからね。

避難応援プロジェクトーキャンセル待ちをお受けします

1月24日(土)開催の避難応援プロジェクトですが、満席となり、追加増設した分もご応募の方がいらっしゃいましたので、満席となりました。ありがとうございました。

今年から託児も可能になり、そちらの方のご利用もありまして、これも準備したこちらとしてはうれしい限りです。

みなさまのお正月はいかがだったでしょうか。いつもと同じような緊張感の漂うお正月だった方できれば来年は違ったお正月にしたいと思っているでしょう。

我慢してきた方は、「今まで我慢してきたのだから、もう少し我慢しよう」と先延ばしにするかもしれません。これを「コンコルド効果」と言うそうです。

AIによる概要:コンコルド効果とは、すでに投資した時間やお金、労力(サンクコスト)がもったいないと感じ、「ここまでやったのだから」と、損失が拡大すると分かっていても撤退できずに継続してしまう心理現象です。超音速旅客機コンコルドが商業的に失敗したにもかかわらず開発が続いた事例に由来し、ビジネスや日常生活で非合理的な意思決定を引き起こす原因となります。

先延ばしにしても、多分よいことはないと思います。延ばせば延ばすほど事態は複雑になり、疲労感も溜まり、同時に諦め感が大きくなる。60歳を過ぎた方の「離れるチャンスは何度もあったのにあと一歩が出なかった。今なぜあの時に行動に移さなかったのか後悔している」

この言葉を何度聞いたかわかりません。

60歳ならまだやり直せるのに、今がチャンスなのに、「もう遅い」と行動に移さない。それはその方の人生なので、こちらがどうこう言うことはないのですが、夫からのモラハラでどちらかがあの世に行くまで続くのならば、つらい状況を続けるのは辛いだろうなぁと思います。

共同親権に関する疑問と不安

共同親権に関することは疑問と不安しかありません。

DVがある場合は共同親権にさせられることはありませんが、さて、そのDVを誰がどうやって見分けるのか。

DV以外は共同親権になるのかということですかね。二人とも共同親権がOKならばそれでいいですが、二人の合意が得られない場合は調停で決めることになります。

#調停の数がすごく増えるんじゃないかなぁ

協議離婚で親権の部分だけ決まらない場合は家庭裁判所に親権に関わる申立てをし、申し立てをしたという証明書と離婚届を持ってを役所に持っていきます。離婚は成立するので、その戸籍謄本を持って裁判所に提出。提出がなければ離婚は無しになります。

さて、DVならば単独親権と言われても、DVではないけれど単独親権になりたい場合もあります。そもそも顔も見たくないし、話もしたくないから離婚になったわけで、その相手と始終話し合いをするなんて真っ平ごめんと誰もが思うでしょう。だったらDVにしてしまえばいいと普通思うと思いますよね。

今回は法定養育費と言って、養育費を決めなくても月額2万円を相手に請求することができます。払わなければ離婚した時から積みあがっていきます。1年で24万。

そうすると「単独親権にするから養育費は払わない」とバーターにする輩も出てくる可能性があります。「養育費が欲しいなら共同親権、いらないなら単独親権」

いつ途切れるかわからない、途切れたら請求し続けなければならない、強制執行できると言っても弁護士に頼まなければならない養育費に関わっているなら、さっさと単独親権にしてしまった方が楽、と考える人もいるでしょう。

こうやって親権を取引材料にしてしまう人がいるんじゃないかと心配しているところです。

体に傷を負った時の写真の撮り方

よくDVの証拠に「傷の写真を撮っておきましょう」というのがありますが、ただ、その傷だけの写真では証拠能力が低いそうです。

まずその日がいつなのかわかるものをそばに置く。そしてまず全身写真を撮って、その傷がどこについているのかわかるような写真の撮り方をする必要があるそうです。

そうなると私としてお勧めは「動画で撮る」のが一番いいように思います。全身から段々傷の場所に近づけて撮れば、確実に本人のものとわかります。

当然診断書もセットで出されるでしょうから、その日付と写真を撮った日付は一致かせいぜい1日程度のズレでないと証拠の価値が無くなってしまいます。