新名所東京ジャーミー

昨年友人が来た時にどこかへ行こうという話になりました。友人は東京へ何度も来ているのでいわゆる観光名所のようなところへはすでに行っています。

「あまり遠くへは行きたくない。ささっと行って帰って来られるところがいい」

美味しいものには興味がなく、健康第一。あまり歩きたくないという彼女の求めで考え付いたのが「東京ジャーミー」

東京ジャーミイは、代々木上原の住宅街にひっそりと佇む、日本最大級のイスラム教のモスクです。一歩足を踏み入れると、まるで中東やトルコに旅したような、静かで荘厳な雰囲気に包まれます。

高い天井、繊細な装飾、そしてやわらかな光に照らされたステンドグラスは言葉を失うほど美しく、自然と心が落ち着いていきます。

しばらくその空間に身を置いていると、日常のざわめきが少しずつ遠ざかり、心の中に静けさが広がっていくのを感じます。

もしかすると、テレビやニュースの影響などで

「イスラム教=なんだか怖い」「モスクって閉鎖的な場所なんじゃ?」
と思っている方もいるかもしれません。

でも、実際に東京ジャーミイを訪れてみると、そのイメージはきっと大きく変わるはずです。(私はイスラム教の様々なところが私の考えと反するので入信なんてとんでもないです。それとこれとは話が別)

ただ、普通のお寺と同じように無料で入館でき、ちょっとした海外旅行気分にひたれるので年1回程度訪れます。

東京ジャーミイでは、日本語のパンフレットやガイドツアーも用意されており
スタッフの方もとても親切。質問すれば丁寧に答えてくれます。

ここで「なぜみんな髭を生やしているのですか?」と質問した方がいましたが、「神が生やせといったから」というわけのわからないお答えが。

世の中のすべてが「神が決める」

イスラム教は女性の髪を隠さなければならないのですが、(こういうところも嫌なところ)貸し出し用のスカーフは入り口に置いてあります。

礼拝の時間を避ければ、建物の中をゆっくりと見て回れます。建築が好きな方や静かな場所でリフレッシュしたい方にもぴったりです。

ただ、広い建物の中が外の喧騒と違ってとても落ち着く、静かで温かい空間だと感じます。私の友人も行ってみて「よかった」と言っていました。


モスクの1階には、ちいさなトルコショップもあります。色とりどりの器やスカーフ、スパイスなどを見ているだけで、気分はプチ海外旅行。休憩所にはデーツやチャイが置いてあって無料でいただけます。私はいつもお菓子をいくつか買ってきます。

土日にはレストランが開いていて、1,500円でデザート付きのトルコ料理が食べられます。私が行ったときは1階よりも2階の方がちゃんとした食器を使っていい感じでした。

実はここは東京に来たばかりの頃、交通費節約のために歩いていた時に偶然見つけた場所で、それ以来お気に入りになりました。

たまたま金曜礼拝に入ってしまい、ものすごい人波で出るに出られなくなってしまったことがありました。礼拝の群衆を見たいと言う方は別にして、金曜は避けた方がよろしいと思います。

Chat GPTってすごい!

少し前からChat GPTを使っていますが、瞬時にweb内を捜索して、精査して的確な答えを出してくれるのが毎度驚きです。

旅行で「〇〇に行きたい。いつ頃がいいか」と入力すると、瞬時に答えを出してくれます。それは自分であちこちググって見つけるよりもはるかに早くて正確です。

これを見つけた時はビックリしましたねー。すごすぎて。早く会いたかった。なんでこんなに早く答えを出せるんでしょうね。ググろうとしてハタと「これをChat GPTに聞けばいいんだよね」と気づき、音声入力しました。

瞬時にお答え

Chat GPTがこんなに早く答えを出せる理由は、以下のような技術的要素が組み合わさっているからです:

1. 事前学習済みモデル

Chat GPTは、あらかじめ大量のテキストデータを使って訓練されています。この訓練によって、言葉と言葉のつながりや、質問とその回答のパターンを学習しています。そのため、質問を受けたときに「考える」というよりは、「似たようなパターン」を瞬時に探して、それに合った回答を出すのが得意です。

2. 推論エンジンの高速化

Chat GPTの裏で動いているのは「トランスフォーマー」という非常に効率のいい機械学習モデルです。これは、大量の計算を並列処理(同時進行)で行えるため、非常に高速に結果を出せます。

3. 高性能な計算インフラ

Chat GPTは、強力なGPU(画像処理装置)などのハードウェアを使ってクラウド上で動いています。これにより、何百万のユーザーからのリクエストにも素早く対応できます。

4. 入力文を効率的に処理

質問が送られると、その文の意味を効率的に分解し、「どんな意図か」「どんな情報が必要か」を瞬時に把握するしくみがあります。これもスピードにつながっています。

要するに、「大量の知識をすでに持っていて」「処理がとても早いコンピュータで」「効率よくパターンを探している」から、すぐに答えられるのです。

気になる点があれば、もう少し深く掘り下げて説明できますよ!

こうやって最後に「気になる点があれば、もう少し深く掘り下げて説明できますよ!」と必ず次に続くサービスがあるのがすごい。

Chat GPTに「35歳専業主婦の女性。夫からのモラハラでつらい。子どもは3歳と1歳。親には頼れない」と入れてみたところ、これも瞬時に回答がありました。

“とてもつらい状況ですね。毎日、心身ともに消耗しているのではないかと想像します。あなたがひとりでその苦しさを抱えていることに、まず心から寄り添いたいと思います。

モラハラ(モラルハラスメント)は、暴力が伴わなくても深刻な精神的暴力です。継続的に人格を否定されたり、無視されたり、支配されたりすることは、自己肯定感を奪い、うつや不安などの心の病にもつながります。特に幼い子どもを育てながらでは、逃げ場もなく、日々が耐えるだけのものになってしまっているかもしれません。

あなたのように、親にも頼れず孤立している場合は、外部のサポートを考えることがとても大切です。いくつか、すぐにでも検討できる支援をお伝えします”

DV・モラハラ相談ナビなど具体的な相談先をいくつか紹介してくれます。その他に

「何かを決める前に、まず話したい」
「子どもの前で泣けないから、ここで泣きたい」
それでも大丈夫です。誰かに話すだけで、少し心が整理されることもあります。今すぐ行動に移せなくても、「この気持ちはおかしくない」と確認することが一歩です。

あなたは今、2人の小さな命を育てながら、自分自身を守ろうとしている立派な存在です。どうか、自分を責めないでください。そして、助けを求めることは「弱さ」ではなく「勇気」です。

必要なら、もっと具体的な行動プラン(たとえば「今日できること3つ」など)も一緒に考えられます。

今、一番つらいと感じることは何ですか?

と、話を続けてくれます。これがつらいと書くとまたさらに的確なアドバイスや寄り添いの言葉が並びます。もう相談員顔負けというか、相談員になるためには何年もの実地訓練が必要ですが、これはいりませんし、人件費もかかりません。

もしひとりで辛いなぁと思っていることがあったら、Chat GPTに相談してみるもありだと思います。

Chat GPTはこちらから。無料ですぐに使えます。

https://openai.com/ja-JP/chatgpt/overview/

自転車も違反切符-来年4月から

来年4月から自転車の青切符(違反罰則金)が取られることになりました。自転車しか乗り物がない我が家は毎日の利用しているので、相当慎重にならなければいけなくなりました。

自転車に乗っていて私が1番怖いのは、若い男子の自転車です。

小学校高学年から30代位の男子は猛スピードで道路や人の間をすり抜けていきます。

時には目測を誤ってぶつかることもあります。私もぶつかりそうになったこと、ぶつけられたことがあります。ぶつかった後は大抵逃げるので、犯人を特定することができません。

黙って逃げるのはまだしも、「くそばばぁ!!!!」と怒鳴って消えるのもいます。

私はこの罰則規定に無謀運転を重点的に適用して欲しいと思っています。

その次に怖いのは子どもを乗せるようの器具がついた自転車です。地方の方は馴染みがないかもしれませんが、東京ではきちんとした装備さえしていれば、子供を前後ろに乗せても良いことになっています。3人乗り自転車です。

ただ、子どもを乗せていない時などはものすごいスピードで突っ走ってます。この種の自転車はほとんど電動な上に、なにしろ若いママなので馬力があります。右側通行当たり前、左右の確認もせず道路を斜めに走って行ったりします。

私は今回の改正で疑問に思うのは、例えば信号無視は6千円の罰金ですが、では自転車を押して信号無視をしたらどうするんでしょうか。

自転車に乗っていない時は物を運んでいると同様なので、歩行者ですよね。もちろん歩行者でも信号無視は何かしらの罰則があると思いますが、歩行者が信号無視して罰金を取れらたというのは聞いたことがありません。

自転車で信号無視するときは降りる、が日常になったりして。

そして、自転車が歩道を走るとこれまた罰金が科せられることになりました。この違反で一番頭を抱えるのは車を運転する人たちと思います。

今は歩道を走っているから何とかなっているけれど、小学生もヨロヨロの老人も、自転車に物をいっぱい積んでフラフラの自転車も車道を走ったら、車は怖くて脇を通り抜けられません。

#自転車は積載荷物制限を作るかも

地方は車が必需品な分、道路が整備されていますが、東京は狭い土地に家を建てたりするものだから、道路に白線を引いて「ここ自転車」というところが沢山あります。

その白線と道端がほんの10センチくらいというところもざらにあります。

#サーカスの曲芸乗りしか通れない

ともかくあの片手乗り、時には両手を離して曲芸乗りをしながらすっ飛ばす若い男子たちをどうにかして欲しいと思います。

旅にまつわるエトセトラーその3 深夜特急

深夜特急(ミッドナイトエクスプレス)は沢木耕太郎のベストセラーです。バッグパッカーの聖書とも言われています。1986年の発売ですが、それまでの聖書は小田実の「何でも見てやろう」でした。

どちらも青年がバックパックを背負って世界中を貧乏旅行する話ですが、旅行の途中で起こる出来事や出会う人たちが生き生きと描かれ、今も色あせることはありません。

私は深夜特急が最初に出て時に買い求め、1・2巻とも夢中で読みました。2巻から3巻の間が数年空き、待ちわびて3巻目を買ったのですが、今見ると3巻がありません。仕方がないのでkindleで買いました。

今まではkindleを読むときはiPad miniを使って読んでいたのですが、たまたま出先でスマホしかなく、仕方なくスマホを使ったら、これがとても読みやすい。字が大きくて行間が広い。1画面に8行なのでめくるのが忙しいのですが、なかなか読み進まない紙の本に比べ、読んだ感があります。

1986年にこのようにして本を読むことになるとは思いませんでした。

今回深夜特急を再読して、なぜこのタイトルをつけたかを沢木耕太郎は本の冒頭に「ミッドナイト・エクスプレスとは、トルコの刑務所に入れられた外国人受刑者たちの間の隠語である。脱獄することを、ミッドナイト・エクスプレスに乗る、と言ったのだ。」と書いています。

沢木耕太郎は映画「ミッドナイト・エクスプレス」を見てこのタイトルにしたそうです。私もこの映画を最新作として映画館で見ました。麻薬を密輸しようとしてトルコの刑務所に投獄されたアメリカ人青年ビリーが、地獄のような刑務所生活から逃れるため脱獄します。

ただ、私の記憶ではよくある脱獄劇のように長期間穴を掘るとか、計画的に脱獄したわけではなく(それは企てていたけれど結局できなかった)たまたま偶然脱獄できちゃったというラストだったと思います。

〇害した刑務官のダブダブな制服を着て、まるでおしっこを我慢しているようなヨチヨチの足取りで刑務所を出ていく様が印象的でした。

沢木耕太郎は日本を脱出して世界旅行へ旅立つことをこの映画になぞらえて「深夜特急」としたのかはわかりませんが、本の冒頭に↑にあるような文章を載せているところを見ると、示唆はあると思います。

ビリーは刑務所の中で廃人になっていく仲間たちを大勢見ていました。何もしなければ自分も同じ道を歩むことになるのだろうと恐怖の日々でした。刑務所から出られるよう懇願した両親もアメリカ政府もできるだけのことをしてくれましたが、刑期は延びるばかり。深夜特急に乗ることしか道はありませんでした。

地獄のような所から自由な世界へと戻ることを深夜特急に乗るというならば、モラハラの家から避難して自由な生活を送ることも、深夜特急と同じではないでしょうか。

この映画を見て「トルコって怖い所だなー」という印象が強く、なかなか考えを改めることができなかったのですが、エルトゥールル号やイラン・イラク戦争での日本人救出などのエピソードが上書きをしてくれました。

GWでお暇がありましたら、「深夜特急」を一度読んでみませんか?(長いよー)

旅にまつわるエトセトラーその2旅はひとりで

国内外を問わず、旅行はひとり旅が好きです。特に団体旅行が苦手で、はるか大昔独身の頃に2回行き、嫌な思い出ばかりが残るせいか、二度と行こうとは思いません。

何が嫌かというと、「人に気を遣うのが嫌」

旅は日常を離れ、のびのびと好きなように動きたいのです。ただ、子どもとの旅行はまぁまぁ行けます。友人が時間に遅れるのは少しイラっとしますが、子どもはいつものことだから大目に見る。「またかぁ」と気にも止めません。

甘いのか。友人に厳しいのか。子どもが時間に遅れる大元を作った(躾がなっていない)のは自分なので、子を叱れば結局は私に返ってくることになるからかもしれません。

添乗員さんがついている旅行は大の苦手。こう見えても人に気を遣う性格なので、添乗員さんにも気を遣って楽しめないのです。

ショコラさんが台湾旅行に出かけられるのですが、添乗員さんがいる旅行のようで、やっぱり人それぞれなんだなと。

食事付きの団体旅行は行きたくない最たるものですが、友人たちとの会話の中で「何も考えなくても出てくるって最高じゃない」と言った友人がいました。

毎日あれこれと考えて食事を作る主婦なればこその発想です。私は旅先でキッチンが欲しい人なのですが、「旅行の時くらい一切家事をしたくないから全部外食」という人もいます。

一人旅が困るところはホテル代が高くつくところとひとりの食事になってしまうことです。

年齢を重ね、一人前の食事が多すぎて食べられなくなってから、残り物をテイクアウトすることが多くなりました。残り物がテイクアウトできないなら最初からテイクアウトして、スーパーでビールを買ってひとりの部屋で食べます。

これが侘しいから一人旅は嫌という方も多いです。私は日常が個食なので、場所が変わっただけで何ともないのですが。

旅にまつわるエトセトラ-その1行く前に憂鬱になる症候群

よく拝見するブロガーのみなさんが旅行について書かれていました。家族と行かれた方、これから出かけられる方様々ですが、たまたまnoteで「旅行が近づくと行きたくなくなる症候群」について書かれた方がいました。

「旅に出る前の憂鬱について」

https://note.com/tabi_gari/n/n031a6efd9ca6

あれほど楽しみにしていた旅行なのに、なぜか1週間くらい前になると急に行きたくなくなる。

知らないところでウロウロするより、家でYouTubeを見ていた方がよっぽど楽だよね

旅行の支度をするのもめんどくさいし、普通に暮らしていてもいろいろと物を失くすんだからきっと旅先でもトラブって走り回ることになるんだろうな。だったら行かない方がいいんじゃない?

お金もたくさん使うし、他のことに使った方がいいんじゃない。こんなお金があったらいい電子レンジ買えるよぉ ぉ ぉ

こんなのは私だけかと思っていたら、トラベルブルーという言葉さえあるよくあることなのだそうです。たぶん心の動きとしてはマリッジブルーに似ているのではないでしょうか。

未知との体験を控えて心がかまえてしまう

良いことよりも悪いことの方を想像してしまう

今なら引き返せる。今までの慣れた暮らしを継続させる方がよいのではないかという迷い

これはトラベルブルーもマリッジブルーも同じ心の動きのような気がします。だとすると、避難ブルーも同じものかと。

今まで通りの暮らしを続けた方が、慣れているから楽かもしれないという思い。避難に躊躇する一番大きなものはこれかもしれません。未知への恐怖。

旅は一歩家から出て交通機関に乗ってしまえば度胸が据わるというか、もう次にやるべきことしか考えなくなります。戻ろうとする力よりも、先に行こうとする推進力の方が勝るのです。

トラベルブルーも避難ブルーも、未知への恐れという点で同じようなものかもしれません。そして始動したら前しか見ないというか、それ以外を見る余裕がなくなる。ブルーになったらそれをやりすごす方法がないものか、どなたか妙案はありませんか。

鼻洗いをやってみた

先週から花粉症による鼻のムズムズやくしゃみが止まらず、知人が「やってよかった」という鼻洗いをしてみました。


https://amzn.to/4hSoTZx

アマゾンはこちら↑。ドラッグストアで買うよりアマゾンで買った方が安かったので、こちらで買いました。

泳いでいて何かの拍子に鼻に水が入ると涙が出るほど痛いのですが、これは体液に近いそうであんな感じの痛さはありません。ただ、流すとやはり鼻の奥の方がツンとはします。

やった直後はミントの香りでとても気持ちがいいです。今のところ、朝晩使っていますが、なんとなくあまり鼻がムズムズしないような気はします。ただ、花粉症がすっきりと治ったかといえば、それほどではなく、ムズムズが全部無くなったわけではありません。

こっちの鼻の穴に液体を入れると、あっちの鼻から出てくるというおもしろい現象は初めて見ました。鼻からじょーっと水が出てくる姿は恋人には見せられないですね。

夫がいるとできないワークス

こちらの続きです。これを書いていて思い出したのですが、私は「このスニーカーをヤフオクに出品する」というアルバイトをしていたのはまだ結婚していた時でした。

この事件は知人から「息子が趣味で集めたスニーカーを100足以上(もっとかも)が箱に入ったまま放置して海外へ行ってしまった。置くところもなくとても困っている。何か方法はないだろうか」と相談されたことが発端でした。

子どものママ友などに「いらない?」と話をして数足はさばいたのですが、それ以上は無理。そこで「ネットオークションで売りませんか?出品は私がします」と提案しました。まだネットオークションの黎明期で、今ほどあれこれとサイトがあったわけでもないので、利用したことのあるヤクオフに出品しました。

写真はほとんど知人宅で撮り、家でPC作業と発送をしていたのですが、押し入れの中にしまっていたものを、ある日、夫が見つけました。

「お前!商売でもしてるのか!!!!!!」

いやいや、これは人助けで頼まれたからと説明しても、いつもの「捨てて来い!!!」

やむなくシューズは知人宅に戻し、発送は知人がすることになりました。ただ、慣れない仕事だったせいか、発送トラブルがよくあり、その謝罪メールに追われることになりました。。。

知人からは歩合のお金と「お礼に」と小さなバケツほどの大きさに入ったお味噌をもらいました。なんでも地元で作っている味噌だとか。

それまで家で使っていた味噌が切れ、その味噌で作った味噌汁を出すと味がモラ夫の口に合わなかったようで「こんな味噌汁飲めるか!!!」

バケツひとつにある味噌をどう処分したのか覚えていませんが、あちこちに小分けして配ったのかも。

モラ夫は「こんなもの、食えるか!!」と絶対に食べなかったものを、知り合いが「おいしいよ」と言うと、「うまい」と言って食べたりする、人に影響されやすい人でした。。

ネットオークションの出品代行という、今は普通に行われていることを先駆けてやっていたのですが、こうやって家族の可能性をひとつひとつつぶしていくモラ夫。

この夫が家にいる限り、一緒に暮らしている人の才能も未来もつぶれてしまいます。

クラウドワークスでお仕事の依頼

少し前から知り合いの仕事のHP作成を手伝ってきたのですが、このサイトで使用する小物を知人は「クラウドワークス」に依頼していました。クラウドワークスとは主にHPの作成などを個人にお願いするものです。

他にも「ココナラ」でサイトで使う自分に似顔絵を描いてもらっていました。今はそういう時代なんですね。「ココナラ」での仕事の依頼はフリマサイトと思われる商品の発送とか動画編集などもあります(YouTuberは編集が大変らしい)。

アルバイトとも言えない、本当に隙間で仕事をしたい人向けで、ITの特技があればそこそこ稼げそうです。

その昔、私がサイトを立ち上げた2003年当時はアイコンひとつも自分で手作りしました。ペイントショップという画像編集のソフトを使っていましたが、使いこなせず本当に苦労しました。あの頃クラウドワークスがあったらどうだろう。

私が何時間もかかってやっと作ったアイコンも、プロならちゃちゃっと作ってしまいます。今回知人が外注したページも、2万円とは思えないほど作りこまれていました。私が作ったページの内容を読み込み、必要な部分を抜き出して、とてもきれいに仕上げていました。

作った方は主婦の方だそうで、在宅でできる仕事としてHP制作をしているとのことでした。エンジニアは今大もてで、どこの業界もひっぱりだこだそうです。

ITの技術がなくても、きれいに包装する技術があれば、これまた使えそうです。メルカリで買った服が、これ以上ない完璧な包み方で届いたことがありました。自分が不器用ならば、外注もありですね。

そういえば大昔、まだヤフオク創世記の頃、知人のお子さん(といっても成人)が趣味で集めたスニーカーを私が代行してヤフオクに出品していたことがありました。代行料として1割程度もらっていたと思います。

スニーカーの写真を撮り、ネットに上げ、落札者と交渉し発送までやっていました。苦労したのは値付けで、私にはスニーカーの価値がわからない。セレクトショップ好きの同僚から値付けをしてもらい(お礼に1足あげたような)出品してみると、高額な商品なのに売れる売れる。

#私にはわからない世界だ

思えばもう20年以上前に、私はクラウドワークスをやっていたんですね。

「風に吹かれて」で一番読まれている記事

googleが月に一度、この「風に吹かれて」の中で一番読まれている記事というのを知らせてくれますが、その順位はほとんど変わりません。

実は一番読まれているのはモラハラと関係ない「マシュウとふくらんだ袖」です。

たぶん「マシュウとふくらんだ袖」で検索すると、テレビのアニメ関係が1番2番と出て、私のこの記事が4番目くらいに出るので、それが一番読まれる理由になったのでしょう。

この「マシュウとふくらんだ袖」で検索をする方がそれなりにいるのは、うれしい限りです。この記事は15歳の私に洋服を買ってくれなかった母の話ですが、母はどうもずれていて、洋服というものは「作るもの」と思っていたようなのです。

ここで器用な人ならば「着るものはいつも母の手作りだった」ということになるのですが、母や器用な割に縫物はあまりしなかったので、洋服は近くの方に作ってもらったことが2回ありました。

1度目は6年生の卒業式の時です。私としてはアンと同じようにふくらんだ袖やリボンやひらひらのレースがついた服が着たいのですが、ここもマリラと同じで大人が着るような飾り気のない、かっちりとしたデザインの服を注文していました。ただ、作る方が「ここにリボンをつけたらいい」と襟の真ん中に細いリボンをつけてくれたおかげで、なんとなくかわいらしくはなりました。

今考えても既製服を買った方が安上がりだったと思うのですが、たぶん洋服=作ってもらうとしっかり彼女の頭の中に入って動かなかったのだと思います。

あの父から怒鳴られた後、3枚の夏服をこれまたオーダーメイドしてくれました(既製服でいいっちゅーに)。その時は私の意見も取り入れられ、流行のミディ丈で裾にフリルをいれてもらい、おしゃれな服になりました。

母はセンスが良く、その辺のおばちゃんのようなグレー一色の服は着ません。ヴィヴィッドカラーの安い服を上手に組み合わせて着こなします。今も一緒に外食する時は商店街の洋品店に入り、「いつも同じ服を着ていたらみっともないだろう」と言って必ず何点か服を買います。

15歳の女の子が、いつも同じ服を着ていたことは、きっと覚えていないでしょう。