ベランダから~南天もどき

何年か前に葉ボタンのあしらいとして買った南天もどきが赤い実をつけています。なぜ南天もどきかというと、この植物の名前がわからず、千両かもしれないし万両かもしれないし、もしかしたら他の植物かもしれず、ともかくなんだかわからないけど、冬になると赤い実をつける植物です。

でも、暖かいとはいえ冬にはそれなりの気温になる東京のベランダで、毎年赤い実をつけてくれるのは嬉しいもの。買った時には一株だったものが、今は増えに増えて、プランターひとつを占領しています。

あしらいの役目はとっくにできず、冬のベランダの主役級の座につきました。

それにしても東京は気温は低いものの、毎日お日様さんさんでいい天気。テレビで北国や日本海側の大雪を映すと、同じ日本なのに不公平だなぁと思います。でも、私も東京に来る前は半年グレーの空しか見えないところに住んでいましたが、私はそれを気にいっていました。だって、天気が悪いんだから何もできない、よって家に閉じこもるしかない。

家に閉じこもって本を読んだり、録画した映画を見たり、お料理を作ったり、あちこちネットを見るのもなかなか楽しいもの。閉じこもる前、11月に家の周りの掃除といった冬ごもりの準備をして、後は天気のせいにして炬燵と仲のいい友だちになってべっとりと張り付く冬が好きでした。

#炬燵って、なんであんなに気持ちがいいんでしょうね。

東京は毎日青空だから、いい天気なのに、家にいるのがもったいない、外に出て何かしなければと思うのは、冬はグレーの地方に育ったせいだと思います。何しろ今日も青空で、どこかへ行かなければと思う。

ああ、そうでした。緊急事態宣言で、家に籠らなければならないのでした。

こんな時、家に誰もいないというのは、本当に気楽です。これで誰かいたら、目障りでしょうがないし、モラ夫なんかいたら、24時間緊張していなければならず、どこからかのっそりと現れる時は熊かイノシシが出たようになる。

時々「ひとりだと寂しくないですか?」と被害者の方に聞かれますが

いっぺんひとり暮らしをしたら、二度と元には戻りたくない!って思いますよ、と答えています。

聖なる夜はシャコバサボテン~ベランダ便り

ベランダに置いてある鉢のシャコバサボテンが今年も花をつけました。このシャコバは、町のお祭りで出店を出していたJAからいただいたものです。

つぼみがついた状態でいただき、その年は咲きましたが、なぜか翌年と翌々年にはつぼみをつけず、でも葉は生きているので捨てることもできず、ベランダの隅に置いておいたら、3年後から花を咲かせるようになりました。

今年も12月に入ってから少しずつつぼみに色が付き始めました。これを室内に入れてしまうとあっと言う間に花が咲いてしまうので、クリスマスに満開になるよう、寒いベランダに置いたままにしていたから、クリスマスイブの今日にちょうど7分咲きになりました。

今年はいつもと違うクリスマスです。コロナ禍で収入が減り、日比谷にはリーマンショックの時のような炊き出しが始まったようです。収入がなくなり、ホームレスになってしまった方たちが次第に増えてきています

これから年末、夫のモラハラがさく裂する時期になります。本当に嫌な季節です。更に今年はコロナが加わり、夫のイライラも例年よりヒートアップしているのではないかと心配です。

そしてその家に暮らす子どもたちはちゃんとプレゼントをもらえているのか、怒号や苛立ちで屈辱的な言葉を浴びせられているのではないかと、わが身を振り返っても心が痛みます。我が母、なんであんな風に子どもを口汚く罵れたのかなぁ。

私は現在被害に遭っている子どもと直接ふれあう機会はないので、子どもの心を癒してあげることはできません。でもその母親がストレスから子どもにきつ言葉をかけないよう、心に溜まったものを伺うことはできます。

お母さんも辛いんだよね。

どうにかしたいんだよね。

でも、今はどうにもならないんだよね。

今日、夫が帰ってくるのが辛い。年末年始の休みが怖い。

さぞ心が重くなると思います。

でもお願いです。

イライラしても絶望感にさいなまれても子どもに当たるのはやめてください。

子どもは無力です。何もできません。

この家の中で守ってあげられるのはあなただけです。

そしてあなたは助けを子どもにではなく、外からもらってください。

来年の聖なる夜には、静かに暮らせるように。

ベランダ便り ~ヒース~

我が家のベランダは狭いですが、一応季節がわかる植物が植えてあります。先週植床を整えて植えたのは毎年恒例の葉ボタンとパンジーのコンビネーション(安い(笑)。東京はこの季節になると、多くの家でこのふたつを植えています。

3年くらい前でしょうか。忙しくて苗を買う時間がなく、いつも行くホームセンターのものは貧弱で、遠くのJAまで自転車で向かいました。冷たい向かい風の強い日で「なんでこんなにしてまで大みそかに葉ボタン買わなにゃいかんねん」と思いながら自転車を漕ぎました。

でも、たどりついたJAはさすがの農協本部で、売れ残りになるでしょうが、そこそこいい葉ボタンが買えました。

今年はもうお正月を迎えるための葉ボタンとパンジーはいつものように植えてありますが、ホームセンターで「ヒース」があったので、小さめの丸いプランターに、ヒースと品のいい薄紅色がかったパンジーを1本合わせて植えてみました。

ヒースを見つけたとき、「お、ヒースがある」と飛びついたのは、昔、小学生の頃に「嵐が丘」を読んだから、そして1970年公開の映画を観たからです。この映画の音楽は評判にはならなかったものの、何となく好きで、今私が持っているカセットに音質の悪い状態で入っています。何しろラジオから録音したものなので仕方がない。

スコットランドを旅して、車窓のから荒涼とした平原地帯が見えた時、向かいに座っていた老婦人が「あれはヒースよ」と教えてくれました。

「ヒース?!あれがヒース?!」

なんだか想像とちょっと違うけど(ススキみたいなものかと思っていた)、一気に気分は「嵐が丘」。キャサリンとヒースクリフが落ち合う場所にいつもあるヒース。ヨークシャーの荒涼とした風景と人々の暮らし。

あんなに寒そうな所に生育しているのだから、日本の冬も越せるだろう。

というわけで、今年の冬はヒースと葉ボタンという、日英の合作で巣篭りします。

コキアの季節

我が家のベランダに植えたコキア(ほうきぐさ)が赤く色づいています。夏に二株買って別々のプランターに植えたものですが、片方はぐんぐんと育って大きな株になりましたが、もう片方は育ちがいまいち。

同じ時に同じ店から買って、同じように育てたのに、ずいぶんと違う。

子どもみたいだな。

ただ、子どもは本人の周りという社会的要因が大きく育ちに影響しますが、コキアはその社会的要因がない、のに差があるのはそれぞれの持っているもののせいかしら、とか思いながらの水やりです。