母の料理は世界一美味しいと思う

こちらの続きです。

あんまり母の悪口ばかり書くのもなんなので、いいこともたまに書こうかと思います。

この夏、母の施設に行って一緒にご飯を食べた時のこと。「途中何か買って持っていくから」と言っておいたのですが、母は焼きおにぎりを作ってくれていました。

母は食べ物屋の娘なので料理が上手です。焼きおにぎりも私が作ると表面が固くなったり、お醤油が多すぎて崩れてしまうことがあるのですが(そもそもこの頃は冷凍焼きおにぎりで済ます)母が作るものは表面は固くなく、こんがりと焼き色のついたおにぎりなのです。

私は鰻のかば焼き(国産)を奮発して持っていったので、おにぎりとかば焼きという不思議な食卓になりました。でもそのおにぎりを食べながら、「この人は本当に料理が上手だなぁ」とかば焼きよりもおにぎりの方に手がのびます。

子どもの頃、病気の時に生姜湯を作ってはくれませんでしたが、おかゆは作ってくれました。米から炊くおかゆです。多分私が食べたことのあるおかゆの中で断トツです。

もう94歳になるので明日はわかりません。普段の生活の中でなかなか重い存在ではありますが、もし母が亡くなったらもうこのおにぎりは食べられないんだなぁと、それは残念でなりません。もはや無形文化財です。

また母のところに行くときは「こんどは味噌おにぎりを作って」と言ってみることにしようと思います。小さな頃お腹が空くと母がちゃちゃっと握ってくれた味噌おにぎり。

まー、悪いことばかりの人でもなかったということです。

男女参画センターの異様な変化

男女参画センターと言えば、モラハラや離婚の相談に無料でのってくれる行政機関です。私も勤務していたことがありますし、今まで多くの被害者たちがここに相談し、支援を受けてモラハラ家から避難することができている貴重な場所です。

センターでは相談の他にいろいろな講座を企画し、DV被害を防ぐ啓発を始め、女性が生きやすくなるようなさまざまな講座を提供しています。

私もその企画講座に招かれ、あちこちでお話させていただいてきました。その男女参画センターの企画内容がおかしなことになってきています。

私も4年前、モラハラ被害者への啓発ということで講座講師を務めさせていただいたのですが、主催者から使用するレジュメに細かく修正を求められたのです。

〇男性が加害者、女性が被害者という一方的な言い方はやめろ

〇怒っている男性のイラストはカットせよ

〇夫に忖度するようになります→カットせよ

このように、男性=加害者 女性=被害者というような構図に対して修正を求められました。もちろんモラハラは男女問わず行われるものですし、女性の加害者男性の被害者がいるのは重々承知しています。ですが、閉鎖された家庭の中で、経済力を持たない女性が夫からモラハラ被害を受けることが多いため、講座の最初に「男性の被害者がいることは承知しています。随時読み替えての解釈をお願いします」と前置きしてお話させていただいてきました。

それで何かクレームが来ることはなかったのですが(たまにアンケートで「男性の被害者もいる」というようなことを書かれたことはありました)、講座の内容にかなり注文がつけられるようになってきました。

「家を出るまでにお金を貯めましょう」とか「夫には何も言わずに家を出ましょう」とか、普通のことまで言えないようになってきました。

ちょっと前、とある講座の中で講師だった弁護士の発言を参加者が録音し、SNSにあげたのが大きく作用したのだと思います。主催者も録音されていることを前提に講座をつくらなければならないようになってきました。

また、以前より「男女参画センターで相談できるのは女性だけというのは不公平だ」という声があり、男性の相談も受けるような流れがあります。ただ、実際には相談員をひとり常駐させるほどの需要がないのが現状です。私のいたところでは、何の資格も訓練も受けていない男性事務職員が応対していました。

男女参画センターは、先達の女性の方たちが立場の弱い女性を救うべく作ったものです。そこが今、曲がり角に来ています。ただし、リアルに講座に行かなくても、モラハラからの脱出への情報はネットをググればいくらでも出てきます。弁護士が作っているHPにも沢山出ています。

風が吹いてきたならば、別の場所に移ればいいだけです。

あさイチで精神的DV特集ー生活費をもらえないケース

11月11日(月)のNHKあさイチは精神的DVの特集でした。特に今回は生活費をきちんともらえていないケースが取り上げられていました。

月に2万円しかもらえず、足りない分は実家に頼るなどの方の証言の他に、自治体に頼ったが「男の子はシェルターで保護できない。自分で何とかしてと言われた」という方もいました。

今ではその自治体も改善されたとのことですが、まだそういうところはあるかと思います。区市の窓口でダメなら都や県の窓口もあります。民間サポートに行くといろんな方法を考えてくれます。

番組でも何度も言っていましたが、ひとりで悩まず、まず周りの人に打ち明けるところから始めてみてください。悪いのはモラハラをする人で、あなたは被害者で恥ずかしくもなんともありません。

18日の10時までになりますが、受信料を払っていればNHKプラスで番組を見ることができます。

あさイチ もしかして…精神的DV?日常に潜む暴力 – NHKプラス

また、東京ウィメンズプラザでは令和6年度配偶者暴力(DV)防止講演会がオンラインで視聴できます。今年は弁護士の山崎新さんの「お金にまつわるDVって?ーこれって普通じゃないかも、と思ったらー」です。

お申し込みはこちらから↓

https://www.twp.metro.tokyo.lg.jp/seminar/tabid/513/Default.aspx

マルチ商法をしている仲良しの友人

故郷にいる友人が健康食品や化粧品を扱っている商品の愛用者であることは知っていました。「とってもいいのよ」と勧められもしましたが、話は流して終わりました。

その会社を検索すると、どうやらアムウェイ同様会員を集めて、その会員に商品を売らせてというような商法をしている会社のようです。

友人が上京してくるのは、その会社の研修がある時なんだなーというのもなんとなくわかってきました。彼女が「安く泊まれるのよ」と言う宿舎も、どうやら全国から集まる会員が泊る時に利用できるよう会社が用意しているようです。

強く私に商品を売ろうというそぶりはないし、どうやら彼女も私は興味がないとわかったのか、話題にすることもありませんでした。

一度「試飲してみて。感想を聞きたい」と言って試供品を渡されたので、飲んで感想を書いてLINEに送って終わりました。

その彼女から「週末に行くね。ところで、これに一緒に行かない?お土産付きよ」とLINEに送られてきたチラシは思った通りその会社の啓発セミナー。

「ありがとう。でも私はいいかな」と返事を返しました。

私の家に泊まり、一緒に食事をして、沢山おしゃべりをしてもその商品の話が出ることはありませんでした。ただ、「何か飲む?」と聞いても「お湯ちょうだい」と言って、白湯を飲むか、その会社の健康食品を溶かして飲むか。

「お互い食が細くなったねー」と言いながらつまむのはごく普通の食材です。

結婚していた頃のことですが、元夫の義姉はさる宗教にどっぷりはまっていて、その宗教団体が売っている食材しか使わないし、「これは体に悪い、これも悪い」と、こちらが用意するものにすべてケチをつけるので、食事の場をしらけさせました。

体に良い食べ物、悪い食べ物というのは私もYouTubeを中心に見ていて、良くないものは自分であまり取らないように気をつけてはいます。ただ、それを相手に強要しようとは思いません。体は自己管理なので、自分で悪いと思ったら食べなければいいだけですから。

彼女が信望がしている会社の商品は品質的には良いもののようです。ただ、高いのです。つけられた金額の一部は中間で取る人たちのふところに入るのでしょう。そして彼女もそれを売ることをビジネスとしていて、おそらく「健康に良いものを人に勧めて、その人が健康になって幸せになるビジネスである」とセミナーでは繰り返しているのでしょう。

ただ、こういったものを友人から買うと「もうやめる」と言いづらく(だから友人を誘うように仕向ける)そもそも高い。プロティンなどは私が使っているものの2倍です。何度も言うけど、その一部は売った人のふところへ。

もはや彼女の中では宗教になっている会社のビジネスにケチをつけるつもりはないのですが、彼女から見たら不健康な生活をしている私に何か言いたい。

どうやら日常的につきあっているのも、一緒にビジネスをしている人たちのよう。

細いものではありますが、なんとなく溝ができつつあるのを感じています。

死別と離別の違い

こちらの続きです。

まだいっぷくさんは気づいておられないようですが、籍が入ったまま夫が死亡しているので、いっぷくさんは法律が変わらない限り一生寡婦控除を受けられます。これは離別だと寡婦控除はないので、不平等だと評判の悪い制度です。

本来であれば遺族年金も手に入れられるのですが、夫さんは無年金だったそうなので、こちらは残念ながらということになります。

相談員をしていた時、この手のご相談を沢山受けてきました。熟年の方たちは「離婚した方が得か、せずに別居だけしておいた方が得か」でご相談に来られます。

夫が厚生年金の方は「夫が亡くなれば遺族年金や遺産が入りますよ」とお話しすると、ほぼ100%の方が「私が先に死ぬこともあります!」と強く仰います。だったら離婚するのかと思えばそうでもない。

別居だけの方はいっぷくさんがそうだったように、もし夫が介護が必要になった場合、知らんふりすることができるか。籍はまだあるわけだから、どんな責任をとらなければならないのかなどを考えておられます。

世の中にはいろいろな形態の家族がおり、様々な考え方があります。離別した夫でも面倒をみる元妻もいれば、籍が入っていても一切関知せずの人もいます。その考え方は人それぞれなので、誰に何を言われようと自分の考え方を通すのが一番だと思います。

この頃私の周辺では妻が先に痴ほうになったり、体が不自由になるケースが多くみられるようになりました。まだ60代です。男性の場合自分が介護されることを想定して人生設計をしていたのに、自分が介護することになるという、予想外のことに戸惑っています。

モラ夫が手厚く介護するとは思えませんし、実際妻が使えなくなったらさっさと離婚したケースもありました。本当に人はいつどうなるかわかりません。計算通りにはいかないものと考えていた方がよさそうです。

別居中の夫が亡くなったという衝撃

先週、DVブログ界に大きな衝撃がありました。何度もこの小部屋でご紹介している「お茶のいっぷく」さんのブログに「夫が亡くなりました」のタイトルがのっていたのです。

いっぷくさんは壮絶な身体的DVを受け(当然精神的、経済的DVも)、10年前お子さんを連れて家を出ています。離婚はされていません。

別居はするけれど離婚はしないという方は多いです。

「夫は離婚を拒否している」「夫が怒るので離婚を言い出せない」「婚姻費用さえもらえれば離婚にはこだわらない」「夫が死んだら財産が入るので、籍は入れたままにしておく」「自分自身が離婚をする決心がつかない」などなど事情は様々です。

いっぷくさんはどれなのかはわからないのですが、何度も「夫は無年金、無保険、ホームレスのような風体」と書かれていますので、財産があるからというのはないと思います。

夫とは同じ市内に住んでおられて、夫から電話で「あれが欲しい、これが欲しい」と言われることもあり、嫌々ながら下着を届けたりしていました。近所の方から荒れ放題の庭木の苦情もあったそうです。

夫が寝たきりになったら介護をしなければならないのだろうかと思い悩んでいた日々が、ある日突然夫の死亡で目の回るような後始末に忙殺されることになりました。現在もその後始末の真っ最中です。

パートの仕事を続けながらの亡くなった後の手続きや、残された家の整理など、本当に大変なことだと思います。持ち家と少しのお金は残っていたようですので、体を一番に考えて無理せずにしていただきたいなと、遠くから心配しています。

今回の出来事はDV被害で別居をしている被害者全員が「もしかしたら自分も」と思うであろう出来事です。その証拠にブログ村のランキングが急上昇。

自分が突然死亡したら(孤独死という言葉はあまり使いたくない)、後始末が大変だろうからどうにかせねばとは思いますが、夫が死亡した場合のことを私はあまり考えたことがありません。

元夫の周辺には仲のいい親戚が沢山いるので、何とかしてくれるだろうと思います。子どもたちは成長しているとはいえ、こういった遺産相続や葬式や家の後始末などはやったことがないので、アドバイス程度はできると思いますが、私が出ていくとあちらの親戚一同の神経を逆なでることになるので、見守ることしかできません。

とにかく私がどうにかなった場合のことだけ私は考えればいいのですが、子どもたちの父親が私より先に亡くなったら(不摂生がたたって成人病の巣らしい)、はて、お線香の1本もあげるべきなのか?

幸い現在子どもたちは父親とは普通につきあって行き来しており、従弟や親戚とも交流があるので、あちらの家の方々と亡き父の後始末をするんだろうなと思っています。

離婚後、子どもが父親と一切関わらないというお宅もありますが、元夫が亡くなれば当然遺産相続があるわけで、「一切放棄する」ならばいいのですが、まとまったお金が手に入るチャンスなので、父からもらう遅れた慰謝料くらいに考えて手に入れたらいいのになぁと思います。

#ただし、いっぷくさんのようにゴミ屋敷の始末とセットになったら考える

国際板終了のお知らせ

モラハラ被害者同盟には「夫婦・カップル板」「モラハラパブ」「つぶやき板」「国際板」があります。当初はひとつの板だったのですが、いろいろな方がいろいろな書き込みを始め、「人が深刻に悩んでいる時に、おもしろおかしい話題を出して欲しくない」という方がおられましたので、「モラハラパブ」を作って雑談ができるようにしました。

そして中には返信を求めていないという方も出てきて、それではと返信機能がないつぶやき板を作りました。

まだモラハラがあまり知られていなかった頃、カップル板やパブに国外に住んでいる方、国内にいる外国人を夫に持っている方が特有の悩みを書きこまれるようになり、これは区別した方がよかろうと国際板を作りました。

いろいろな書き込みがあった国際板ですが、1年以上書き込みがありませんので、今年12月31日をもって撤去することにしました。もしご自分の投稿を記念に残しておきたいという方がおられましたら、今のうちに保存してください。

長い間のご愛顧、本当にありがとうございました。

ブドウを冷凍してみました

もうそろそろ時期は終わりかけですが、TVで「ブドウは冷凍できます」というのをやっていたので試してみました。

独り暮らしでは1房のブドウを何日もかけて食べることになります。

#この頃のブドウは大粒のものばかりだしね
#デラウェアはどこに行ったんだろう

今年は1度だけシャインマスカットを買ってみましたが、残念なことに甘みが少し足りない外れでした。それでも大事に大事に食べた後、この「冷凍ブドウ」にしてみました。

さっと洗ったブドウについた水滴をキッチンタオルでふき取り、2・3粒ずつキッチンタオルで包んでジップロックに入れ、冷凍します。ブドウは枝の部分から切るとよいとのことですが、うまく切れなかったので枝付きにはなりませんでした。

食べるときはお好きな硬さになるまで自然放置。シャインマスカットのきれいな黄緑色は無くなりますが、実はそのままのおいしさに保たれていました。

巨峰の場合は皮を剥くとあら不思議。ブドウの皮と実の間にある甘いヌルヌルが実の方についてきれいにむけました。いつもこの甘いヌルヌルを全部食べたいと歯でしごいたりしていたのですが、これだときれいに食べられます。

それにしても果物が高くなりましたね。桃は1個300円以上するので、今年の夏は1回食べただけでした。それも安いせいかはずれだったし。

梨も業務スーパーで2個600円。ブドウは1房1000円が当たり前。

せめて大粒のブドウを少しずつ食べて口を慰めるしかありません。

当事者が国会質問していたのね

衆議院議員選挙が終わり、めでたく自民が過半数を取れず、これで強引な国会運営ができなくなりました。

ここに書いた谷川とむさんは谷川議員から普通の人になりました。この方はいつも小選挙区では落ちるのに、ゾンビのように比例区で上がってきていました。

つまり大阪19区の方たちは議員として認めていないのに、自民党票であがってきてしまったいたのです。なぜにそんなに優遇されていたのかというと、たぶんおっさんたちの希望通りの発言(離婚できない世の中の方がいいと堂々というとか、杉田水脈と同じ)、そして親も兄妹も議員と言う世襲議員だったせいかもしれません、

今回は比例区と重複していなかったので、めでたく落選となりました。ふと「谷川とむ」でぐぐってみたら、おっとビックリ!

「谷川とむ」「離婚」「DV」でググってみてください。ご本人が妻が子どもを連れて家を出てしまった人でした。しかも妻からDVで訴えられてるし。

なんだ、本人が当事者だったんですね。そりゃー離婚はしづらくした方が良いでしょうよ(笑)

元俳優とあるからどんな作品に出ているのかと思ったのですが、何に出演したのかもわからないようです。学歴詐称というのはよく聞くけど、職歴はどうなんだろう。俳優というのは個人活動みたいなものだから、自分で俳優と言ってしまえば通るのかもしれません。

もうひとり柴山さんは当選してしまいましたね。残念です。ただ、今までのように強引なことはそうできなくなると思いますが、みんなで見張らなければなりません。この結果が想像できなかったとは、自民党はそうとう国民をナメていたようです。

それにしても投票率が53.85%だったとか。年配者は割と高めなのですが、若い世代が選挙に行くことが身についていないようです。

https://mainichi.jp/articles/20241028/k00/00m/010/220000c
“衆院選で山形県が投票率全国トップの60.82% 国政選挙で5回連続”

親が選挙に子どもを連れていく習慣があると、大人になって選挙にいくのが当たり前になるようです。これは大事ですね。

そして家からポチすれば投票できるシステムを!せっかくマイナンバーを作ったんだからできるはず。実行して欲しい。

衆議院議員選挙自民党過半数割れは確実だそうで

まだ全部はでていないのですが、与党の過半数割れは確実となったそうです。自公で無理だとなると、どこかの党と組むんでしょ。

選挙速報は民放の方がエンタメ性がありますね。CMもはさまない。

ともかく単独でやらせるととんでもないことを始めるので、頼りない野党だけれど歯止めにはなる。明日の朝起きた時にどうなっているのか。

そして非公認として選挙をして当選した元自民党の方々をまた自民党は公認するのかしらん。

とっても楽しみです。