高市自民党総裁が自民党総裁選挙で選ばれてまだ1週間なのに、バッシングの嵐に晒されています。ただ、そのバッシングは「女だから」ということではなく、高市総裁の信条信念が嫌いな人に受け入れられないからということがまだ救いです。
参政党の女性議員が「女性が、多様性が、と言ってきた政治家ほど高市総裁誕生に眉ひそめている」と言っていますが、当然です。高市さんは女性が生きやすくすることも多様性も否定する人なのですから。
この参政党女性議員、もしかしたら高市さんが総裁になったことを非難している人たちはやっかんでるとでも言いたいのでしょうか。もしそうでないとしたらこの発言の理由を伺いたいものです。
さて、公明党の連立が「打ち切りになった」ことで、自民党の立場は益々悪くなりました。その原因が高市さんが公明党に対する敬意も配慮も感じられない、つまり「適当にあしらってもついてくる人たち」と軽んじている言動が多いことが原因と言われています。実際そうなのでしょう。
公明党は自民党とくっついていることで漁夫の利を得ている人たち、少し魚を放ってあげれば喜んでいただく人たちと思っていたから、公明党より先に国民民主党と話し合いをしたでしょうし、人事も公明党のことは考えていなかったでしょう。
一番悪かったのは「一方的に切られた」と(たぶん憤怒で)言ってしまったこと。こういう場合、政治家でもなんでもない私だってこんなこと言わない。怒りに任せて言った一言が百年の恨みを買うことだってある。政治家なのに、そんなこともわかっていないのでしょうか。
「ワークライフバランスは捨てる」と言ったことは、負け必須から逆転した喜びのあまりに口に出たもので、それには「政治家は」という頭がついていたとしてまだ許せる。
ただ、こうやって怒りに任せて思ったことを口にするようでは政治家向きではないのではないかと思わざるをえません。こんなことでもしかしたら「やっぱり女は」と言われるようではあまりにも残念過ぎる結末ではないでしょうか。