ひとりでしにたい

グループラインでやってきたのは今NHKで放送されている「ひとりでしにたい」を見た人から「見てみて!みんな気にいると思う」というメッセ。

まだNHKプラスで見逃し配信されているので見てみました。

なかなか面白い!

39歳で学芸員の綾瀬はるかが、ある日父親から叔母の光子が風呂場で孤独死をしたという話を聞きます。小さな頃、外国へ行っては珍しいお菓子などを買ってきてくれた、キャリアウーマンで(死語?)憧れの叔母が汚部屋で一人で亡くなり、匂いで近所が気づいて通報したら、〇後1週間経っていたという話を聞いてぎょっとします。

母の「あんたもいつまでもひとりでいると、腐って死ぬよ!」と言うのも、実際に叔母がそうやって亡くなったので現実味があります。

あわてて婚活アプリに登録したものの、来るのは年寄りか国際ロマンス詐欺など、変なのばかり。気落ちしていたはるかに同僚の新入社員が、「結婚したら安心って昭和の発想ですよね」と言われてさらに落ち込む。

結局たどり着いたのは「ひとりで楽しんで生きて、ひとりで死ぬんだ」という答えでした。

というところで第一回終了。この先はどうなるかですが、予告では彼女に恋心を寄せる男性ありで、ラブコメディの匂いもしてくる。ちなみに原作はコミックだそうです。

40代女性の未婚率は20%だそうなので、5人にひとりは未婚です(ただし事実婚の人もいるかもしれないが)。この番組はそういう人たちに向けて作られたものかもしれません。

私がびっくりしたのは、綾瀬はるかの母親役が松坂慶子だったこと。登場してしばらくして声を聞くまでわかりませんでした。友人も「私も!」だったそうです。

扮装が上手なのでただのおばさんにしか見えなかったのですが、松坂慶子、このごろこういう役が多いですね。

検索で「ひとりでしにたい」と入れると、自殺予防のNPOなどがずらずらと出てきます。そうか。「ひとりでしにたい」と検索する人がいるのか。いろいろ大変だなぁ。