学校時代、先生のあだ名は上級生から代々引き継がれているものが結構ありました。
その中で秀逸だったのは物理の先生で、ヒトラーというあだ名の先生です。上級生から引き継がれているものなので、あだ名の理由は正確にはわからないのですが、言い伝えによるとヒトラーのように罰を与えるというだけでなく、別の理由があるそうなのです。
先生たちは各自それぞれの独特な体罰を持っていました。耳の脇の毛を引っ張る、おでこにシッペをする、木琴の棒でおしりを叩くなど、いろいろとありましたが、ヒトラーは体罰が決まっておらず、今日はどんな体罰にしようかと楽しみながら考えて、色々な体罰をしてくるところでヒトラーというあだ名になったらしいのです。
つまり体罰そのものが恐ろしいのではなく、何が出てくるか分からないというところでより恐怖が増すということでこのあだ名がついたという話でした。もしかしたら本物のヒトラーもこの傾向があって、だからこのあだ名がついたのかもしれません。
モラハラ夫はよく罰を与えますがその罰がいつも同じであれば「またか」と精神的な用意ができますが、何を繰り出してくるかわからないというのはさらに恐怖が増します。
怒号なのか、一緒に食事をとらずスーパーで買ってきたものをひとりで食べるのか、長期間の無視になるのか、一晩中の説教になるのか、子どもに当たり散らすのか、生活費を渡さないのか、今回はどの罰なのかと考えるのは本当に辛いものがあります。
ストレスで体調が悪くなるのは当然です。