もうすぐGWですね

テレビでは「もうすぐGW」を盛んに言っていますが、DV家庭の年間3大忌行事であるGWを前にして、気が滅入る日々ではないでしょうか。

旅行に行けば何か自分の気にいらないことが起こると機嫌が悪くなる、怒鳴りだす、「帰る!!」と騒ぎ出す。それをなだめるのが一苦労です。

家にいても、なぜかイライラして普段はしない掃除などを始めて、「なぜこんなに汚いんだ!!」と怒鳴りだす。

朝日新聞の記事

https://digital.asahi.com/articles/AST4G0F1MT4GULLI003M.html?pn=13&unlock=1#continuehere

 ”この日、一緒に晩酌していた妻は寝てしまい、食器は放置されたまま。それを見て、男性自身も酔っていたため、また不機嫌を押し殺すことができなくなった。ため息をつきながら、ガチャガチャと大きな音で食器を片付けていると、娘は言った。

 「お父さん、いたわりの心って持ってる? その不機嫌、もうやめて欲しい」

 悪いことをしたなと思った。だが、一度「スイッチ」が入ると、自分では制御が利かなかった。”

”ため息をつきながら、ガチャガチャと大きな音で食器を片付けていると”、の部分で情景がわかりすぎて辛くなります。

家が自分の思うようになっていないと不機嫌になる。大きな音をたてて掃除を始める。このGWも同じような光景があちこちのモラハラ家庭で繰り広げられるのでしょう。

自分の思うようにならないと激昂する、不機嫌になってあたり一面のものにあたりちらす。

とあるモラハラ夫が「当たっていないからDVではない」と言ったそうです。世の中の認識はその程度です。それに苦しめられるのは当事者と、それを心配する周りの人だけです。

今年のGW、楽しいことがなくても、せめて不機嫌オーラの週間でないことを祈ります。

旅にまつわるエトセトラーその4 添乗員が苦手

こちらに書きましたが、私は添乗員さん付きの旅行が苦手です。団体旅行はいわゆる航空券とホテルがセットになったフリーツアーなら行きますが、びったり添乗員さんにくっつかれてする旅行はどうもなじめないのです。

その元凶となった出来事は、まだ結婚していなかった頃、友人と海外旅行で起こりました。新婚旅行がハワイならば豪勢と言われた時代でしたから、その旅行は最初で最後の海外旅行のつもりで、J〇Bのかなり頑張った金額のツアーを(借金して)予約しました。

そのツアーには男性の添乗員さんが日本から同行しました。現地に着けばその国のガイドさんが付きますから楽ちんだと思うのですが、そう言うと添てんさんに叱られるかも。

その方は年の頃は40代半ばと思われる男性添乗員ですが、この人の物言いがとても冷たい。恐る恐る言葉を選びながらお願いしたりしていたのですが、決定的だったのは

「あのー、ここに行きたいんですが」とガイドブックあった場所を示すとひと言。

「行けばいいじゃない」

だから、どう行けばいいのか、バスなのか歩きなのか、Googlemapが無い時代、どうやって行けばいいかわからないから添乗員に聞いたのに、「行けばいいじゃない」

しかもこの添乗員、お金持ちと美人には優しいのですよ。どちらのカテゴリーにも入らない私たちはみそっかす。

当時、連れていかれるお土産屋で買い物をすると、添乗員のふところにキックバックが入ってくるしくみだったらしく、大した買い物もしない私たちなんか見向きもされなかったわ。

そしてその後、再び友人と参加したツアーの現地ガイドはどうも先輩と新人らしい男性ふたり。バスであちこちに行った後、たまたま4人になって、「オレはこっちにする。お前はそっちにしろ」と、ナンパ。

#客をナンパしてどーすんだよー。しかも「お前はそっちにしろ」って失礼じゃない(ぷん)

この2回でもう添乗員さんという人がいるツアーには参加したくなくなったのです。

旅にまつわるエトセトラーその3 深夜特急

深夜特急(ミッドナイトエクスプレス)は沢木耕太郎のベストセラーです。バッグパッカーの聖書とも言われています。1986年の発売ですが、それまでの聖書は小田実の「何でも見てやろう」でした。

どちらも青年がバックパックを背負って世界中を貧乏旅行する話ですが、旅行の途中で起こる出来事や出会う人たちが生き生きと描かれ、今も色あせることはありません。

私は深夜特急が最初に出て時に買い求め、1・2巻とも夢中で読みました。2巻から3巻の間が数年空き、待ちわびて3巻目を買ったのですが、今見ると3巻がありません。仕方がないのでkindleで買いました。

今まではkindleを読むときはiPad miniを使って読んでいたのですが、たまたま出先でスマホしかなく、仕方なくスマホを使ったら、これがとても読みやすい。字が大きくて行間が広い。1画面に8行なのでめくるのが忙しいのですが、なかなか読み進まない紙の本に比べ、読んだ感があります。

1986年にこのようにして本を読むことになるとは思いませんでした。

今回深夜特急を再読して、なぜこのタイトルをつけたかを沢木耕太郎は本の冒頭に「ミッドナイト・エクスプレスとは、トルコの刑務所に入れられた外国人受刑者たちの間の隠語である。脱獄することを、ミッドナイト・エクスプレスに乗る、と言ったのだ。」と書いています。

沢木耕太郎は映画「ミッドナイト・エクスプレス」を見てこのタイトルにしたそうです。私もこの映画を最新作として映画館で見ました。麻薬を密輸しようとしてトルコの刑務所に投獄されたアメリカ人青年ビリーが、地獄のような刑務所生活から逃れるため脱獄します。

ただ、私の記憶ではよくある脱獄劇のように長期間穴を掘るとか、計画的に脱獄したわけではなく(それは企てていたけれど結局できなかった)たまたま偶然脱獄できちゃったというラストだったと思います。

〇害した刑務官のダブダブな制服を着て、まるでおしっこを我慢しているようなヨチヨチの足取りで刑務所を出ていく様が印象的でした。

沢木耕太郎は日本を脱出して世界旅行へ旅立つことをこの映画になぞらえて「深夜特急」としたのかはわかりませんが、本の冒頭に↑にあるような文章を載せているところを見ると、示唆はあると思います。

ビリーは刑務所の中で廃人になっていく仲間たちを大勢見ていました。何もしなければ自分も同じ道を歩むことになるのだろうと恐怖の日々でした。刑務所から出られるよう懇願した両親もアメリカ政府もできるだけのことをしてくれましたが、刑期は延びるばかり。深夜特急に乗ることしか道はありませんでした。

地獄のような所から自由な世界へと戻ることを深夜特急に乗るというならば、モラハラの家から避難して自由な生活を送ることも、深夜特急と同じではないでしょうか。

この映画を見て「トルコって怖い所だなー」という印象が強く、なかなか考えを改めることができなかったのですが、エルトゥールル号やイラン・イラク戦争での日本人救出などのエピソードが上書きをしてくれました。

GWでお暇がありましたら、「深夜特急」を一度読んでみませんか?(長いよー)

旅にまつわるエトセトラーその2旅はひとりで

国内外を問わず、旅行はひとり旅が好きです。特に団体旅行が苦手で、はるか大昔独身の頃に2回行き、嫌な思い出ばかりが残るせいか、二度と行こうとは思いません。

何が嫌かというと、「人に気を遣うのが嫌」

旅は日常を離れ、のびのびと好きなように動きたいのです。ただ、子どもとの旅行はまぁまぁ行けます。友人が時間に遅れるのは少しイラっとしますが、子どもはいつものことだから大目に見る。「またかぁ」と気にも止めません。

甘いのか。友人に厳しいのか。子どもが時間に遅れる大元を作った(躾がなっていない)のは自分なので、子を叱れば結局は私に返ってくることになるからかもしれません。

添乗員さんがついている旅行は大の苦手。こう見えても人に気を遣う性格なので、添乗員さんにも気を遣って楽しめないのです。

ショコラさんが台湾旅行に出かけられるのですが、添乗員さんがいる旅行のようで、やっぱり人それぞれなんだなと。

食事付きの団体旅行は行きたくない最たるものですが、友人たちとの会話の中で「何も考えなくても出てくるって最高じゃない」と言った友人がいました。

毎日あれこれと考えて食事を作る主婦なればこその発想です。私は旅先でキッチンが欲しい人なのですが、「旅行の時くらい一切家事をしたくないから全部外食」という人もいます。

一人旅が困るところはホテル代が高くつくところとひとりの食事になってしまうことです。

年齢を重ね、一人前の食事が多すぎて食べられなくなってから、残り物をテイクアウトすることが多くなりました。残り物がテイクアウトできないなら最初からテイクアウトして、スーパーでビールを買ってひとりの部屋で食べます。

これが侘しいから一人旅は嫌という方も多いです。私は日常が個食なので、場所が変わっただけで何ともないのですが。

旅にまつわるエトセトラ-その1行く前に憂鬱になる症候群

よく拝見するブロガーのみなさんが旅行について書かれていました。家族と行かれた方、これから出かけられる方様々ですが、たまたまnoteで「旅行が近づくと行きたくなくなる症候群」について書かれた方がいました。

「旅に出る前の憂鬱について」

https://note.com/tabi_gari/n/n031a6efd9ca6

あれほど楽しみにしていた旅行なのに、なぜか1週間くらい前になると急に行きたくなくなる。

知らないところでウロウロするより、家でYouTubeを見ていた方がよっぽど楽だよね

旅行の支度をするのもめんどくさいし、普通に暮らしていてもいろいろと物を失くすんだからきっと旅先でもトラブって走り回ることになるんだろうな。だったら行かない方がいいんじゃない?

お金もたくさん使うし、他のことに使った方がいいんじゃない。こんなお金があったらいい電子レンジ買えるよぉ ぉ ぉ

こんなのは私だけかと思っていたら、トラベルブルーという言葉さえあるよくあることなのだそうです。たぶん心の動きとしてはマリッジブルーに似ているのではないでしょうか。

未知との体験を控えて心がかまえてしまう

良いことよりも悪いことの方を想像してしまう

今なら引き返せる。今までの慣れた暮らしを継続させる方がよいのではないかという迷い

これはトラベルブルーもマリッジブルーも同じ心の動きのような気がします。だとすると、避難ブルーも同じものかと。

今まで通りの暮らしを続けた方が、慣れているから楽かもしれないという思い。避難に躊躇する一番大きなものはこれかもしれません。未知への恐怖。

旅は一歩家から出て交通機関に乗ってしまえば度胸が据わるというか、もう次にやるべきことしか考えなくなります。戻ろうとする力よりも、先に行こうとする推進力の方が勝るのです。

トラベルブルーも避難ブルーも、未知への恐れという点で同じようなものかもしれません。そして始動したら前しか見ないというか、それ以外を見る余裕がなくなる。ブルーになったらそれをやりすごす方法がないものか、どなたか妙案はありませんか。

避難応援プロジェクト in YOKOHAMA

2019年から続いている「避難応援プロジェクト」ですが、今年の第1回目は東京を離れ、横浜で開催することになりました。

東京も横浜も首都圏であることに変わりはないのですが、東海方面の方には少し便利になるかなと思っています。

さらに今回より託児がつきます。今までもご要望はあったのですが、なかなか取り組めずにいたものを、今回託児協力者の方が手を挙げてくださったおかげで実現します。

託児がつかないせいか、参加者も50代が中心で、やはり夫が家にいる土曜に子どもを置いて外に出られない方が多いのだと心苦しく思っていました。これを継続させるために、ぜひぜひ託児を利用してくださいね。

共同親権になったら養子縁組はどうするのか

来年からスタートする共同親権ですが、共同親権を選んだ場合、親権は両親にありますので、子どもを誰かの養子にする場合は当然もう片方の親に了承が必要になることと思います。

こういう身分上の法律は本人の意思によるものだから、原則として認められるのではないかと思っていたのですが、この「養子縁組に関するもの」というのは子どもの身分であって、妻の身分ではないのですよね。

元妻が再婚するのは了承は当然いらないのですが、自分の子どもがよその人の子どもになることに関しては親権を持っているもう片方の了承が必要になります。

「えー」と思う方。親権を他の方に譲るということは、養育費の支払いも必要なくなるということで、これは養育費を支払っている方としてはもしかしたら「どうぞ、どうぞ」かもしれません。

共同親権を論議している最中、子どもがどこかの人の養子になっても通告義務がなかったため知らないままに養育費を払っているという例がありました。自分の子どもなのだから、払ってもいいのですが、何も知らないままにというのは信義則違反ではないかという話題になりました。

共同親権を選んだ場合は今と比べて何かと面倒にはなりますね。

泣く事はカタルシス

ちょっと更新が遠くなってしまい申し訳ありません。投稿できる状態になりましたので少しだけ。

泣いたらだめ、泣いたら負けなどと言いますが、限界点に達すると泣くこともできなくなってしまいます。大声をあげて泣くことは発散になります。

その他にこのくらい泣くだけ感情が溜まっていたんだ」と他の人にわかってもらう良いきっかけになるかもしれません。

「泣いてすっきりした」というのは本当のことで、感情を閉じ込めておくよりも、外に出してしまった方がすっきりします。ただこれを他の人がいるところでやると、気を使わせてしまうし、泣いてしまった本当の理由を誤解されてしまうこともあるかもしれません。

泣く事は、本当の自分の気持ちの表現ですから、恥ずかしいことでも何でもありません。人の前でなくても、1人になったときにワーワー泣くことで、発散できます。

泣く事は、悲しみを表現する、感動を表現する以外に自分はこんなに辛かったんだという感情に気づくことにもなります。

辛かったら泣く。大声を上げて泣く。それはとても大切なことだと思います。