変じゃないのか、定額小為替

私は本籍を東京にしていないので、何かの時に戸籍謄本が必要になった場合は本籍のある自治体の戸籍係に定額小為替を入れて請求します。

なので定額小為替は時々購入していたので存在も買い方も知っていました。父の相続で沢山戸籍を取り寄せる必要があった時、いちいち郵便局へ行くのが面倒で、まとめて買った時がありました。

その定額小為替に有効期限があるのを知りませんでした。有効期限6カ月だそうです。切れていた場合は5年間は再換金できますが、それを過ぎると紙切れになるそうです。

紙切れになる前に気づいてよかったよかったと郵便局へ持っていきました。

窓口の若い女性:「身分を証明できるものはありますか?」

はいはい、いつも財布に入っています

「ハンコはお持ちですか?」

「は?はんこ?」

「換金するにはハンコが必要です」

ハンコは持ち歩かない。ふつー。

「そのハンコって、シャチハタでもいいですか?」

「シャチハタはダメです。これは小切手と同じで銀行と同じ取り扱いをすると考えてください」

「実印を持ってきましょうか?」

なんなら印鑑証明も(怒)

なんで300円の小為替を換金するのに身分証明やらシャチハタでないハンコが必要なんじゃ

結局その場では換金できませんでした。

そもそも戸籍を取り寄せるのに今の時代に小為替を同封せよというのがおかしい。さらに小為替を買うときの手数料は1枚200円もする。50円の小為替を買うときも200円かかる。

この時代、おかしくないか?

メルカリだってyahooオークションだってQRコードが発行されて、ピッとスマホで読み取るとコンビニで送り状がぴーっと出てきて貼り付けてれば送れる時代、1枚ごとに200円の手数料がかかるっておかしいんじゃないか。

そもそも大騒ぎをしてマイナンバーを導入したのに、戸籍を取り寄せるのに郵便で、1枚200円の手数料を払って定額小為替を平日にしか開いていない郵便局から買って(しかも貯金窓口だから4時まで)郵送するっておかしくないか?何のためのマイナンバーなんだ?

暑いせいもあってさらにヒートアップした1日でした。

↑という記事を書いて今日送信しようとしたら、おっとびっくり!

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA231FR0T20C24A6000000/

“戸籍謄本を電子交付、相続手続きの負担減へ 政府検討”

私のこのつぶやきが聞こえたのか、8月21日付の日経新聞に謄本を電子化して全国に自治体で交付できるようにするそうです。

この小為替について各自治体も困っていたらしく、申請者に返すおつり用の小為替を買おうとすると、自治体でも手数料を払わなければならず、自治体の予算を圧迫するとして、おつりは切手で返すという自治体もあるそうです。

このAIの時代に手数料を払って小為替を買うのも変だし、おつりの小為替を買うときも手数料がかかるなんてアホみたいなことをいまだににしているのがおかしいとやっと気づいたのか。

ただ、新聞では「相続のため」とあるので、使い道が相続に限られているとしたら「なんでやねん!」と言いたい。パスポートを取る時だって謄本がいるし、相続以外でも必要な場面はあるでしょう。

とにかく小為替を買わなければ戸籍の取り寄せができないということが早く昔話になればいいと、暑い夏にむかっ腹をたてた私は思います、