体力は衰えるもの

こちらの続きです。ショコラさんの2冊目の本を図書館から借りて読みました。ショコラさんは正社員のストレスから病気になり、56歳で正規の仕事を辞めてパートタイマーとして再就職されました。

ああ、わかる。私も正規で働いていました。確かにお給料は良いし、待遇的にもしっかりしているのですが、その責務の重圧は厳しいものがありました。女性社員は一生コピーとお茶くみを退職までゆったりと仕事をすればよかったのはほんのわずかな時代です。

総合職という言葉が生まれ、男性並みの仕事のスキルを要求され、その重圧も大きなものになっていきました。仕事自体は面白かったのですが、小さなミスにびくびくし、夜も眠れない日々を何度送ったことか。

さらに60歳を過ぎると体力は衰え、9時から5時までという恵まれた労働時間ながらそのたった8時間、机に座っているのが辛くなってきました。15時頃には目がかすむ始末(16時になると元気になる(笑))。

よく60代の方が「まだ働けると思うけど、今までのような働き方は無理。週2~3日くらいのパートならできると思う」と口をそろえていう状態に私もなりました。

ホントですよ。今は老齢基礎年金が65歳からになり、逃げ水のように手を伸ばすときえてしまう。

フルタイム勤務は実際体力的にしんどいので、ショコラさんのように週3くらいで月数万が稼げるパートタイムに移った方がいいと私も思います。

子ども叱るな来た道だ 年寄り笑うな行く道だ とはよく言ったものです。アラカンから確実に体力も気力も衰えます。だからその前の老後の準備には、それを想定の中にいれて計画する必要があります。