能登地震災害 え?っと驚くような活躍をしたWOTA

能登半島の地震災害は救助活動が続いており、これが外国ではなく、数百キロしか離れていない日本で起こっていて、いつものようにテレビのニュースを見るだけなのが歯がゆいのですが、そんな中でおおっと驚いたことがありました。

yahooのニュースで見た「大阪から来たボランティア2人、避難所に「簡易シャワー」設置…プールや川の水を繰り返し浄化可能」

https://news.yahoo.co.jp/articles/4284243851fbae397ade7e990e3cf04258ee78bd

ボランティアの方がWOTAという会社の水を繰り返し浄化して使える装置を運び込み、避難所を回ってお風呂の供給をしているとのことでした。

最初に不思議に思ったのは「ボランティアの2人が」という部分。この浄化装置というのはたぶん相当高価なものだと思うのです。個人が所有するようなものではない。たまたま個人的に持っていたと可能性もないわけではないけれど、それほど普及しているものならば、あちこちにあってもいいはず。あちこちにあるならもうあちこちから集まってもいいはずなのに、いまだにそれがない。

思ったのは「ボランティアのふたり」はいわゆる「お金をもらわず働いている」という意味で、このおふたりはWOTAから派遣されている人たちなんじゃない?

「被災地に行くのでWOTAの機材を使ってください!」と言ったものやら、社長命令で「行ってきてくれ」といったものやらわかりませんが、ボランティアというととかく「自弁で災害支援に行く」と考えがちなのですが、芸能人が炊き出しをするのと同じように、会社も自社製品を使って支援をするのもボランティアだよなぁ。

こういう時は「X」なので探しに行ってみました。

社長は1月2日にはもう準備をしていて

1月4日には現場に入っておられる。

「大阪から来たボランティアのふたり」とこのWOTAという会社が別々に行動しているのか、一緒のものなのかはわかりませぬ。

ただ、いくら緊急を要する事態でも、空き地に勝手にシャワールームを作って「はい、どうぞ」はたぶんないし、写真を見たところ避難所のようなところに設置しているので、これはちゃんと行政と連絡を取りながら行動していると思われます。

行政側も本来はハンコを20個くらい集めないとこれはできないでしょうが、非常時であること、WOTAがそこそこその方面では知られた存在だったことがあったかもしれません。

https://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber4/preview_20200714.html

WOTAはすで一昨年西日本豪雨や昨年の台風19号の時もシャワー室を設置したのだそうです。

WOTA

#WOTAって英語でいうところのわら(ウオーター)ですよね。おしゃれなネーミング

「これでWOTAの製品の売上、知名度はあがるよね!」という目論見もまったくないとは言えませんが、似たような思想を持つ私としては、何より自分の持っているものが人のお役にたてるということが関係者の喜びなんだと思うんです。

売り上げ、知名度の上昇は結果でしかない。目的はそこじゃない。

うれしいなぁ。今の若いモンたちは今の年寄りと違って、確実に民度が上がっていると思うんです。母と電車に乗るとき、ヨタヨタと歩いていた彼女はドアが開くと同時に前にいる人をかきわけて一番前に行き、まだ降りる人がいるのに乗って席を探しまわる。

「年をとるとみんなそうなるんだ」と彼女は言うけれど、いえ、あなたは昔からそういう人です。

元日の夕方に起きた大きな地震でまだまだ救助は続いています。私にできるのは寄付だけなので今回もいたしますが、わけのわからない団体に配られるのではなく、ちゃんと目的を明示したところに送りたいですね。