ザ・ノンフィクションー結婚したい彼女の場合

1月16日のフジテレビ「ザ・ノンフィクション」は非常に興味深いテーマでした。結婚相談所に来て婚活をする30歳の女性を追ったものです。「面白い」と思ったのは私だけでなかったようで、Twitterの話題のテーマに乗っていました。

赤裸々にカメラの前にお顔をさらして、自分の男女交際歴まで披露して協力してくれた登場人物は「ミナミさん(仮名)」。幼稚園から私立で大学は法学部を卒業しています。大学を卒業し、公務員志望でしたが夢かなわず、正社員で8年間飲食店のホールで働き、手取り給料は13万。8年間ほとんど上がらないそうです。

しかもコロナ禍の飲食業は今どん底で、整理要員(クビ候補)になりましたと告げられました。ミナミさんは1年間この結婚相談所で婚活をしてきましたが成果があがらず、入会金25万、月会費3万のカリスマカウンセラーの特別コースに移りました。

ミナミさんの希望は「専業主婦、または扶養の範囲のパートで働きたい」というものです。両親が共働きで寂しい思いをしたので子どもにはそういう思いはさせたくない、とのことです。

#これ、よく聞くセリフですよね。「子どもは自分の手で育てたい」とかね。

そんなミナミさんにカリスマカウンセラーはバシッっと言います。「あなたの希望の5歳程度年上で専業主婦をさせてくれる人は1割程度しかいません。ただ40代後半ならばいるでしょう」。つまり15歳以上年上なら希望が叶うかもしれないと。

50代直前の、親の介護も本人の介護も見えているような人ならいると。

ちなみにこの番組を見ていた同じく婚活業の友人は「クビ候補になるような能力のない人に、3食食べさせてくれて自分の子どもを産まそうなんてオトコ、いないわよ」

ミナミさん、見た目も華やかではなく地味な感じで、会話ももうひとつ上手じゃない。正直人を引き付けるものがない。しかし希望は「専業主婦」。働くのに疲れちゃったのかもねー。

カウンセラーのご指導による、あまり似合わないパステルカラーのひらひらブラウスと花柄のスカートでお見合いをし、40代の資産家とデートをする。その後カウンセラーさんにメールで相談。

「相手の方は自営業なので受け取れる年金は国民年金だけなのが不安」「服は父親からのおさがりをよく着る」「Tシャツや寝具は量販店で買う。お金持ちはケチというのは本当かもしれないと思った」と気乗りがしない。

あのね、お金持ちは使うべきところと使わないところの区別がはっきりしているんです。だからお金持ちなの。こちら↓を参照

専業主婦になりたい=お金持ちと結婚したい、でもケチは嫌って。

#無理だよ(笑)

時々モラハラの相談でも夫がお金持ちだから結婚したけどケチだった、というご相談を受けるときはありますが、実はお話を伺っていて、むしろ夫の経済観念は私に近く、いまひとつ共感できない時もあります。

他にその前のお見合いで「飲食店で店員さんに対する態度が高圧的」といった、ちょっとモラハラチェックに引っかかりそうなところに気づくのは良かったですね。

そして「相手から大卒なのに飲食のホールやってるの?」と言われて傷ついたそうですが、いや、言うでしょう。あなただって相手が有名大学の卒業なのに聞いたこともない会社に勤めていたら言うでしょう。大卒はともかく8年間働いて手取り13万円のところにずーーっと勤めていたらあれれ?と思う。親と同居だからできる技ですね。

ひとつだけ、このカリスマ婚活カウンセラーさんの言うことは違うかな~と思うことがありました。

「楽になるために結婚するんだよ。誰かと一緒に手をつないで生きていくのが楽。イコール幸せ」

は?そうですか?その誰かがものすごい重しの時になることもありますけど。ひとりだったら家計はどうにでもできて、ひとりなら好きなように仕事を選べて、ひとりなら楽に生きられることの方が多いですけど。

倹約しようにもパートナーは浪費家、仕事は扶養の範囲のパートしか選べず、自分がこうしたいと言ってもパートナーから反対されて部屋の模様替えさえできない。パートナーだけでなく、相手の親族との関係が悪くていつももめごとばかり。

ひとりの方が気楽、でも、将来が不安だから結婚、専業主婦。

当然のようにこの番組の話題でTwitterが沸騰し、1月23日放送の後半へ期待が高まっていました。

後編、乞うご期待!詳細は↓

https://www.fujitv.co.jp/thenonfx/

”さほど年収が高くない彼と結婚したら「共働き」「ワンオペ・ワーキングマザー」という未来が待っていることをアドバイザーから告げられる。”

さあ、どうする。ミナミさん、専業主婦は諦めるのかなーー

お金持ちはケチだからお金が貯まる

こちらの続きです。

2ちゃんねる開設の「ひろゆきさん」が僕ほどケチな人を見たことがないと語っています。

https://diamond.jp/articles/-/289905

現在フランス在住のひろゆきさん。私にとっては「2ちゃんねる、お世話になりましたー」という存在なのですが、フランスに住んだのは妻の方が「フランスに住みたいと言ったから」だそうです。

さて、ひろゆきさんは当然大金持ちでしょうが、コンビニも使わず、外食もせず(フランスは外食バカ高い!私はキッチンのあるところに泊まってスーパーで食材買って自炊します。フランス、食材は安いのよ)日本だったら当然自販機飲み物も買わないでしょう。

このインタビューの中で「僕より『ケチだ』という人がいたら、ぜひ話を聞いてみたいですね(笑)。」とありますが、ちょっと話をしてみたい(笑)

でも、「ケチ」という言葉は抵抗があるかなぁ。「お金を必要な時に必要なだけ使いたい。だから普段は不要なお金を使わない」という言葉に変えたいです。これから書きますが、子どもが受験の時、あるだけ、ガンガン、惜しみなく、使いました。「ここで使わなくていつ使うんだ。なんのためにミチミチと貯めてきたんだ」と思いました。子どもの周りで私ほどここにお金を投入した親はいないんじゃないかと思うほど使いました。

#だって浪人したら更に費用が嵩むんだもん

#当然元夫からは1円のお金も出ません。学費も出しません。全部私が出しました

必要な時にお金がない、でも親ガチャに逃げていてもしかたがないと思う。必要な時に出せるお金を貯める。そのために不要な出費はとことん削る。

これは吝嗇とは違う、効率のよいお金の使い方だと思っています。

お金の動きに敏感になるべし

一人暮らしの予算の立て方

この続きです。

先日長いつきあいの友人から「あなたの年代であなたほどマネーリテラシーの高い人を見たことがない」と言われました。

#これは誉め言葉か。誉め言葉と取ろう

「Financial Independence, Retire Early(経済的自立と早期リタイア)」という言葉も若い人を中心に広まり、お金に関する情報が急速に広がっています。それによって成功する人、しない人の差も広まっています。

私は「親ガチャ」と言ってなんでも親のせいにするよりも、自分で道を切り開く方にベクトルを向ける方が断然好きです。「親が悪い、親が悪い」と百万回つぶやいても、状況はまったく変わらないのですから。

ここに書いたとおりの貧乏な幼少期でしたから、お金がないと人間何もできないのだ、だったら自分で作るしかないのだと悟った中学時代からずっと「お金があれば何でもできる」ということに人生を傾けてきたと言っても差し支えないと思います。お金があれば卑屈にならなくてもいい、嫌なことはしなくていい、嫌な人と一緒に暮らさなくてもいい。

お金さえあれば!

と言うと、いやいや愛が大切、健康が大切と言う人はいるでしょう。でもその愛も健康もお金がないために失うことも多いのではないでしょうか。信田さよ子さんが「家族のゆくえは金しだい」という本を書かれています。

”長く家族関係のカウンセラーを続けてこられた方ならではの本です。「家族問題と長年とりくんできた臨床心理士の著者は、家族問題をとく鍵は、「お金」だと指摘する。”

私も女性センターの相談員を長い間してきて同感です。DVに限らず、家族のほころびはお金に始まり、お金が広げていくといってもいいくらい重要なことです。お金さえあれば別れなくてもいい夫婦、親子は山のようにいます。お金があればモラ夫とも別れられる、子どもが志望学校に行けると、お金さえあれば解決できることばかりです。

もちろんお金は売るほどたっぷりあるけど解決できない問題があるのも事実ですし、そういうご相談も受けてきました。夫の浮気、子どもの不登校、問題行動、母親との関係などなど。それは今回脇に置きます。

マネーリテラシーが高いと言われましたが、私のお金に対する考え方は以下のとおり。

◎働いてお金をつくる

◎つくったお金を貯める

◎そのお金を安全に増やす

◎不要な出費をしない。変な投資などをしない

◎貯まったお金を大切にしたいことに惜しまず使う

この5つですが、以前からここで紹介している「リベラルアーツ大学(ネット上の学校です。大阪にセミナールームを開設)」の両さんという方が端的に文字化しました。

https://media.monex.co.jp/articles/-/17318

「貯める」「稼ぐ」「増やす」「守る」「使う」です。

特に重要なのが「何に使うか」です。お金の使い方の悪い人は自販機飲料を買ったりコンビニでスィーツを買ったりというダラダラ使いをします。私も経済的に楽になった今は出先で食事をするときなどはコンビニでおにぎりやサンドイッチを買ったりしていますが、以前はほぼ自分で作って公園などで食べていました。

ただ、人に強要はしませんよ。使い方は人それぞれなので。人と外食するときはちゃんと一緒に楽しくいただきます♪外食はめったにないイベントなので、それはそれで楽しみ。

でも「お金がない、お金がない」と言いながら、よくこんな高いモン食べるなぁと心の中でちょっぴり思います。

>>続く

一人暮らしの予算の立て方

電話相談を受けていて、「一人で暮らすには1か月どれくらいかかりますか?」というご質問を受けるときがあります。

これはもう人それぞれ。1か月100万あっても足りない人もいれば10万でやりくりしてしまう人もいます。「えーー、ひと月100万ですか!?」と驚く方もいるかもしれませんが、います(きっぱり!)

ただ、100万円の生活費をもらってもまるっと全部使ってしまって「まだ足りない」という方もいれば、しっかりと貯蓄に回す人もいます。この「100万をまるっと全部使ってしまう方」に関しては、財源である夫と離れてからは辛いことになってしまうかもしれません。こういう方は「欲しいものは財布に(口座に)いくらあるか考えもせずに欲しいままに使う習性」がありますので、欲しいものがあるのに我慢することができません。

ただ、モラハラ被害者の方にはこういう方はそう多くはないと思います。

一人暮らしの予算をたてるのにとても都合がいいのは「自分以外に消費をする人がいない」ことです。これはどうにでもなります。食費は削りたくない方は他を削って食費にあてればいいし、どうしても着たいものがあれば、他を削って服を買えばいい。

浪費家のモラ夫がいる場合は、これができず、ただただひとりで削って削って我慢しての生活だったと思いますが、使う人がいなければ、後は自分ひとり。どうにでもなります。自分次第で貯金の額も増えます。

もしお子さんのいる場合は養育費や行政からの手当てが入りますので、ここではおいておきます。

お金の使い方が甘い方にありがちなのは、予算をたてるときに積み立て方式を使う方です。食費はいくら、光熱水費はいくら、通信費はいくらと積み立て方式で予算を立てると当然入ってくるお金よりも出ていくお金の方が多くなる。これでは予算は立てられません。

予算は総額○万○千円、食費や光熱水費、交通通信費、医療費、衣料費と引いていって足りないときは優先順位をつけて他から持ってくる。通信費は当然格安プランにする。「えー、繋がりにくいのは困る」というなら食費を削るという風にしないと予算は立てられません。

医療保険は無駄なので解約するかどうしても入りたいなら掛け捨ての安いものにする(共済とか安いですよ。医療保険は不要と思っているので私は入ったことがないけど)

絶対に無理!ならば収入を増やしましょう。以前からここに書いている通り、今は収入1では将来が不安です。副業をひとつかふたつ持ちましょう。1万円の収入でもいい。とにかく収入源を探しましょう。

こうやってやっていくと、いろいろ工夫ができて楽しいものです。私も昔から節約生活はプロだと思っていましたが、今はさらに削りに削って「昔は無駄遣いしてたなー」と思っています。あちこちの節約サイトにあるようなものはもう全部やってますからね。

予算を立てるときは自分の生活と性格を知って、それに合わせるのがコツです。

本当の幸せに気づく時

新しい夜明け

こちらで書いたとおり、いつもは一人暮らしの我が家に子どもや配偶者の方が来て、にぎやかなお正月となりました。いつも一人分しか作らないので、こういうときは分量がわからないのが困ります。

#とりあえず煮物やきんとんは山ほど作る。

今年は「余り物を安く販売するサイト」から三段お重のお節料理セットを買ってみました。初めての「外注お節」です。結果は送料込み6千円だったので「この値段なら来年も買ってもいい、元値の1万円だったら買わない」というクオリティでした。

去年書いた「手抜ききんとん」も作りました。

今年もお世話になりました~手抜ききんとん

今年もドンキの焼き芋2個で作りました。これで大きめのタッパー1個分です。ドンキがなくても、このねっとり感の出る焼き芋ならどこから買ってもいいと思う。

#「紅はるか」や「安寧芋」がこれになるらしい

焼き芋についていた焦げ目が入るので、ちょっと焦げの味がするが玉に瑕ですが、「焦げっぽい!!!」と怒鳴る人もいないので、みんなでパクパク無事完食。今年は配偶者の方が入るので、ちゃんと裏ごししたのでとってもなめらか。ちょっぴりしか入っていないのにバカ高いきんとんなんか買ってらんないわ。

煮物は以前1種類ずつ煮て完成させていたのですが、今回は手抜きをして一緒に煮たら、見栄えが悪い。里芋が煮崩れてしまっているのがある。ということで、後から再度単独煮をして合体させました。

ともかく市販のお節料理というのはみりんたっぷりで甘くて私の舌に合わないんですね。なので昔から煮物は自分で作っていましたが、その煮物を食べながら子どもが「売ってるお節の煮物は甘すぎて美味しくないんだよね」と言い出し、どうやら私の味付けに完全飼育されていることが判明。

#でもね、結婚したら、ふたりの好みを作っていくものなのですよ。それはそれでいいなぁと思います。

焼き物揚げ物は熱いうちに出したいし、お刺身は直前に切りたいので「先にお重でお酒飲んでて」といいつつ台所に立っていたら、本当にお腹がすいていたようで、お刺身を持っていく頃には蒲鉾がすでに完売直前、重箱もスカスカになりつつあり。たっぷり買ったはずにお刺身もあっという間に無くなってしまいました。

若い健康な食欲に驚きながらも、これが幸せなんだなぁとほのぼの、とっても嬉しく思いました。思えば実家のお正月も、結婚後のお正月も、わいわいと賑やかでご馳走がいっぱいでしたが、実家は母親の小言が、婚家は義父の機嫌というふたつが、和やかな座をブチ壊しました。(元夫は外面がいいので、こういうときは素を出さない)

#どんなに丹精込めて料理を作っても、たったひとりがいることで座の雰囲気が壊れてしまう。

そのひとりは自分の言葉がどれだけ人を落ち込ませるかわからない。人の気持ちがわからない。あるのは自分だけ。自分が言いたいことを次々と口から出してくる。

義父はとうにこの世から居なくなり、母は私が行かないことを恨みながら正月だけは弟宅にいました。3日は施設に戻ったはず。

あの、家族が揃った煩くてせわしないお正月が最高に幸せな時だったのだと、彼女が気がつく時が来るのだろうか。

1月の雪

ここで2月の雪を書いたら、1月に雪が降ってきました。それもかなりの量。

ここしばらく東京で積雪を見ることがなかったので、雪ん子の私は大喜び。スキップでそこいらじゅうを駆け回っています。昼の間は子どもたちがほんのうっすら積もった白い綿雪をかき集めてお供えのような雪だるまを作っていましたが、夜になるまで積もった雪で、今度は本格的なスノーマンができそうです。

雪が降るというと、私は「あ、あったかいんだな」と思います。本当に寒いと雪は降りません。ただひたすらに冷え込み、体の芯まで凍えます。だから東京の雪はおとぎ話のような雪。明日には日陰を除いてもう溶け出すかもしれません。

でもこんな子どもだましのような雪でも、いつもと違う風景が見られるのは特別な気分になります。雪国では春になれば黙っていても消えてしまうものに、何億と除雪費用がかかるとんでもない邪魔者ですが、今夜一晩だけ、上から降ってくる白いものを眺めていたい気分です。

コロナが変えた調停

一昨年はコロナで全国の裁判所がほとんど業務停止になりました。調停は全面ストップでした。そのコロナのおかげで思わぬ副産物がありました。電話調停が大いに進んだのです。今までもあったのですが、設備整備があまり充実しておらず、もし電話調停を望むなら設備のある部屋が取れないので、調停はずっと後になってしまっていました。それがコロナのおかげで整備がぐ~んと進んだのだそうです。

電話調停とは文字通り裁判所に行かなくても自宅から調停に参加することができます。こちら側が用意するのはスマホだけです。

この電話調停の良いところは、調停は相手方がいる場所の管轄裁判所へ申し立てるので、もし「実家に帰りたい」「どこか別のところに避難したい」場合は調停のたびに相手がいる場所へ出向かなければならなかったのですが、これをしなくてよいことになります。


もし弁護士を依頼していた場合は弁護士の事務所に行き、弁護士と一緒に電話で調停に参加します。弁護士だけが裁判所に行って、あなたが他の場所でスマホで参加することも可能です。弁護士がいなくてもあなたたけ参加することも可能です。

とにかく裁判所に行かなくてもいいので時間が省け、交通費が相当楽になります。ただ離婚の場合は成立したときは裁判所に行かなくてはいけません。他に1回目は少し手間ですが裁判所に行き、人となりを調停委員に見てもらった方がいいと思います。

なにしろ「人は見た目が9割」なので、最初にあなたがどういう人か、調停委員にイメージしてもらった方がいいんじゃないかなーと思います。ただ、設備があるところが限られているので、なかなかスケジューリングが難しいので時間が長引く場合があることを覚えておいてくださいね。

新しい夜明け

みなさま、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、年末年始はどのように過ごされたでしょうか。大抵1月4日は相談センターに飛び込んでくる方が大勢いました。イレギュラーな生活にイラつき、思うように事が運ばず、あれがない、これが足りない、ナニやってんだ、と大騒ぎをするモラ夫たちは明日から仕事ですから、少しはほっとする時間ができるかもしれませんね。

我が家は子どもふたりと去年結婚したその配偶者の方がやってきて、わいわいと賑やかな三が日でした。ZOOMを使って弟宅にいる母と配偶者の方がご対面。PCをHDMIでテレビにつなぎましたから、結構迫力のある画面になりました。

また、配偶者の方の実家にも繋ぎ、みなさまとご対面、そしておしゃべり。

「まるでバックトゥーザフューチャーみたいだね」

35年前の映画の中にある一場面。壁掛けモニターに映った画像とおしゃべりをする、そんな風景が今は現実になっています。元旦、子どもが帰ろうとタクシー会社に電話をかけましたが、どこもが込み合っていて配車できず困っていると「Goアプリ」で車を呼ぶことができました。海外ではUberを利用しますが、日本ではまだ認可されていないと思っていたら、こういうものがあったんですね。

4人でお酒を飲みながらわいわいとゲームをして、とっても楽しいお正月でした。実は3日の今日も4人でゲームです(笑)

去年の暮、ここに書きましたが、今は五月の花に囲まれての日々。二月の雪の時も、三月の風の時も、四月の雨の時も、戦っていたというよりも耐えていたなぁというのが実感です。山に登るときに頂上を見ると「あんな高いところまで登るのか」と絶望的になりますが、「とりあえず足を一歩前に出そう」と足元の地面を一歩ずつ踏みしめながら歩いていたような気がします。

さて、今年はまた新しい展開が待っているはずなので、身支度と心支度をして一歩一歩歩いていきましょう。

二月の雪 ー マザーグース

毎年同じようなことを書いていますが、今年もあと2日になりました。夫の機嫌を伺いながらのお掃除、買い出し、お節づくりはまだ続いていますでしょうか。あの、目をぎらっと光らせて因縁をつけてくる様子には胸を締め付けられますね。

ただ、これはあなたに非があってのことではなく、彼はそういう気分になっただけ、仕事も休みなのでいつものルーティーンでなくなり、いつもと同じ動きができないのでイラついているだけ。自分に逆らえないと見下しているあなたにそのイライラをぶつけているだけです。

人間、何かを守ろうとすると臆病になって何もできなくなります。今の生活を守ろう、子どもを守ろうとするとフリーズして動けなくなります。動かない選択肢を決めたと思っている相手にハラッサーは徹底的に絡んできます。

無くしてもいいと腹が座れば、次の段階に進めます。それは何も離婚・別居するだけではありません。相手がこちらを甘く見なくなると相手の態度も変わります。中には懲らしめと離婚調停を申し立てる人もいますが、始まると大体早々に取り下げます。懲らしめなので最初から離婚するつもりはありません。めんどくさいですが、子どもの遊びと思って付き合ってあげましょう。

でも、日常的にこんなことをして、心が休まるわけがありません。体も弱ります。被害者の方はほぼ全員体の不調を訴えます。ストレスから早い時期に痴ほうが始まる方もいます。痴ほうで人は死にませんが、こんな人生は送りたくないものです。

私が「家庭モラル・ハラスメント」を作った時に、扉の後ろに書いてほしかったマザーグースの歌があります。編集の都合で本文の中に入りましたが、今年の最後にここに置きます。

二月の雪  

 三月の風  

  四月の雨が 

   五月の花を連れてくる

五月に咲いた花を見るとき、この花を咲かせるために、二月の雪や三月の風や四月の雨が必要だったのだと気づきます。きれいに咲いた五月の花を見るまでは、どうぞお体に気をつけて。

仲良し夫婦の条件

アラカンの頃になると、周りの同世代の女性たちからはひとりでいることをとても羨ましがられます。口々に「私もできるならひとりになりたいわ」と、私がひとりでいることを慰める意味で言っているのではなく、本当に心から夫が疎ましいようです。

なので、50歳を過ぎて夫と離別することを悩んでいる方を見ると「離れた方が楽よ」と言ってあげたくなります。夫が浮気などで離れたいと思ってる場合などは、有利な条件をつけてさっさと手を切ることを強くお勧めしたいです。きっと後から「あの時別れておいてよかった」と思う日がきます。

ひとりは寂しくはないかとひとりになることを恐れる人がいますが、もしたくさん趣味があって友だちがいる方は、ひとりで自由に時間が使えるはずなのに、それでも足りないくらいやりたいことが山ほど出てきます。

大体60歳を過ぎると夫は無用の物になりますが、中には仲の良いご夫婦というもの存在していて、その話を伺うとほぼ全部同じなのが「夫が料理をする家」です。

掃除や洗濯といったものは2・3日やらなくても死にはしませんが、食事だけは2回、夫が定年退職後は3回作らなければなりません。1回をお弁当で済ませたとしても、その次はパンというわけにはいきません。1回簡単に済ませたら、次はしっかりとした食事というのがなんとなくあります。

大体60歳を過ぎると楽しみは食事だけという場合もあります。知り合いで「死ぬまでにあと何回食べられるかと思うと、1食も無駄にしたくないだ」と言いながら、ちゃんとした食事を求めて安くておいしいお店を探していた人がいました。

家事の中で一番大変で、夫にとってもハードルが高いのがこの食事作りです。男の料理と言えば値段も考えずに材料を買ってきて、「あれはどこにある、この包丁使いづらい」と文句ばかりでかえって手間がかかったりするものですが、ほとんどの主婦は限られた予算で材料を買い、腐らせることなく使い切り、家族の好みを熟知して、栄養バランスを考えて品数多くと、こんなに大変なことを日に2~3回も行っているのです。

「週に1度でも代わって欲しいわ」という方も多いでしょう。それが仲のよい夫婦は妻が外出先から帰ってくるとご飯ができている、仕事が忙しい時期は全部夫が作っているといった様相で、誠に感謝感謝の相方なのです。架空の話ではなくこんな夫婦が実際に私の周りに何組がいます。

この男たちは「奥さんも疲れているだろうからさ」と、食事を作っていることを恩に着せるわけでもなく坦々とキッチンに立って作っています。特に料理教室に通ったわけでもありません。

仲のよい夫婦は大抵夫が食事を作っている。私の中の定義です。