国際離婚の判決

以前こちらの記事を上げました。

そして、この事件についてもっと深堀した記事が出ました。とても興味深い内容です。

https://note.com/kyodo_shinpai/n/n634d7742c695
共同親権の問題について正しく知ってもらいたい弁護士の会がアップした「令和4年7月7日東京家裁離婚訴訟判決について」

この記事の中は今まで夫側から述べられたいたことのいくつかが、まったくの間違いであることが書かれています。

”被告がマスコミで発信した、「原告が、娘を車のトランクに入れて連れ去った」という事実は認定されていない” 

連れ去ったと大騒ぎをしている動画は別の日に隠し撮りされた、関係のない動画だったということが裁判ではっきりとしました。

判決文:
「私は妻に脅しをかけれられています。非難することはあってはならないと脅しをかけられています。」などと客観的事実に反する主張をし、その結果、原告は、内外のメディアから犯罪者であるかのような誤った個人情報を開示されるに至ったこと」

連れ去り動画を捏造され、誹謗中傷を受け続けた妻の精神的苦痛は計り知れません。

note記事より:
“被告は、原告に対して、婚姻費用を支払っていない。これは、子どもたちに対する経済的虐待である。さらには、原告が、やむを得ず、差し押さえをすると、被告は勤務先を退職し、差し押さえを空振りにさせた。そればかりか、夫婦共有名義の自宅不動産を原告に無断で被告の持分だけ売り払うという、嫌がらせとしか考えられない行動にも出た。”

私はSNSで「フランス人の夫は妻に多大な婚姻費用を払っている」と書かれた投稿を沢山見ましたが、実際は払っていません。さらに差し押さえをしようとしたら、退職をしました。差し押さえは給料の支払い者にするものですので、退職をすると差し押さえができません。

この「多大な婚姻費用を払っている」と書いた人たちの勘違いだったのか、それとも「払った」と本人が支援者に偽りを言ったのか、さて、どちらなのでしょうか。

そもそも彼が望んていたことは何なんでしょうか。妻に離婚だと言い続けたので、苦痛を感じた妻が子どもを連れて(主に子どもの面倒を見ていたのは妻ですから当然)家を出たら、誘拐だ連れ去りだと大騒ぎをしました。

子どもに会いたければ裁判所に面会交流調停を申し立てればいいのにそれをせず、「会いたい会いたい」とSNSに繰り返し投稿している。

この男性がしたかったのは子どもとの面会であり、そこに共同親権を推進する人たちが一緒になって大騒ぎをしているように見えます。子どもに会いたければ、所定の手続きをして会えばよいのではないでしょうか。

どうも当初の目的がわからなくなって、目的自体が変わってしまったようにしか見えないのですが。