DV被害者からDV相談員へ

私は夫のモラハラに何十年も悩んだ末に54歳で脱出、その後2回の調停を経て離婚、現在は事務職で働く傍ら、DV被害女性を支援しているNPO団体の会員となり、電話相談の相談員など支援に関わる仕事のお手伝いをしています。

支援員となったきっかけはネットでDV被害の支援者養成講座の募集をみつけ参加したことでした。 そのときは支援者になろうと思っていたわけではなく、DVをきちんと理解し、自分に起きたことをみつめなおしたい、勉強をしたいという気持ちだったと思います。 今まで特にDVの講座等に参加したこともなく、敷居の高さは感じましたが、「エイッ」という気持ちで申し込みをした記憶です。

幸い講座はわかりやすく、カリキュラムが多岐に渡るため広い視野でDVについて学ぶことができました。 その後少しずつ支援に携わることとなりましたが、例えば電話相談においては、まず見学し、先輩の電話のやりとりを聞きながら学び、次に実際自分で電話を受けての研修と段階を踏み相談員となりました。 思いがけず今支援の仕事をしていることに一番驚いているのは自分なのだと思います。

しかし被害から抜け出したおかげで、以前には考えられないような日常を送り、人生が展開したことについてとても嬉しく感じています。

DV被害者支援とは


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