■夫から300万円ゲット■

No.33458 ちょっと横からすみません 投稿者:管理人@fix 投稿日:2020年05月17日 (日) 21時58分

このスレッドは見事に612万円を元モラ夫からゲットした笹ベアさんが立てられたものですのでまずは笹ベアさんおめでとうございます。

しおりさんには今まで難儀されて配暴センターに通われたのに、証明書はそれほど効力がないとお知りになり、ショックかと思います。まぁ、証明書はないよりマシという程度です。

「DV相談証明書」は前から書いている通り役所の手続きには欠かせないものです。これがあるとないとではまったく違います。できないこともできてしまう魔法の紙です。そしてこれが効力を発揮するのはいわゆる区役所、市役所、町村役場といった役所と警察です。裁判所は入りません。裁判所は証明書がなくても「DV被害者です」と言えばその対応はしてくれますので必要ありません。 裁判所がセンターと違うのは、相手方の話も聞くというところです。裁判所としてはじっくり両方の話を聞いてからDVの被害程度などの判断をしますから、証明書が無くてもいいわけです。とはいえ、この証明書を出すからにはDVのプロであるセンターがそれ相応の判断をしたのだろうという認識はあります。 ひとつしおりさんの書き込みで気になる点がありましたので、書かせてください。

>「法テラスの法律扶助」の件は私が専業主婦ということもあり、どの弁護士さんも引き受けてくれませんでした。離婚問題は、ややこしいわりには割にあわない話ですからと言われたこともあります。パンフレットやホームページ上の建前なのでしょう。

法テラスは資力のない人、まさに専業主婦のためにある扶助制度です。ですので、専業主婦だからお断りするということはありません。逆にそれなりの収入がある人などは使えません。つまり、しおりさん断られたのは別の理由からです。これまでしおりさんが書かれたものを推察すると

>私の願いは、私の要望(お金問題)をある程度飲んでくれることを条件で離婚です。

これだと思います。この要望が面談した弁護士が「厳しい」という内容だったからだと思います。弁護士が依頼を引き受ける条件は「勝つ見込みがあること」というのがあります。負けるとわかっているようなものは引き受けられません。依頼人の要望することが不可能と判断されたらお断りされます。

失礼ながらしおりさんの夫の収入は

>婚姻費用分担の調停については、存じております。ただ家庭の事情で算定表の額となると食費も出ないので、モラ夫と交渉中です。

婚姻費用が食費も出ない程度の収入しかありません。その夫に過度な額を要望しても「ない袖は振れない」ことになります。もし隠し財産などを持っているかもしれない場合は、そのお宝の場所はしおりさんが探さなければなりません。弁護士の仕事に「どこにあるかわからないお宝の場所を探す」というのはありません。「〇〇銀行〇〇支店にある」までわかれば、その先が弁護士の仕事です。職権で調査できます。 この掲示板をご覧になっていて、これから離婚を考えている方のために書きますが、それを探すのは同居している時、まだ離婚を口にしていない時にこの作業をしなければなりません。ありとあらゆるところを探してください。「みなさんゴミ箱を漁りますよ」と言うと、みなさん「ええー」と仰ってひるみますが、結構探してこられて「こんなに隠していた!」と怒りまくります。

しおりさんの話に戻りますが、今後の生活のため、少しでも多くのお金をモラ夫から取りたいという気持ちはよくわかります。そしてこれからの生活がとても不安なのも。

じゃすみんさんの提案して下さった

>A自分の収入・資産 を計画に取り入れてみることはできませんか?つまり働きませんか? というか、母子家庭になったら働くしかありません。みんな働いています。高校生の子どもも働きます。アルバイト禁止の学校でも「母子家庭であり家計が苦しいのでアルバイトを許可していただきたい」と学校に申し入れれば許可はとれると思います。私の子どもたちはふたりとも高校生の時からアルバイトをしていました。私が学校にお願いの手紙を書きました。

今は心療内科に通い、体調がすぐれないかもしれませんが、これだけあちこちパワフルに動き回れる方ですので、大丈夫ではないでしょうか。じょううばさんの提案して下さった生活保護ですが、生保はいろいろと制約がありますので難しいと思います。前に書いた高校生のアルバイトなどは生保担当者から提案されますよ。生保担当からは始終「働いたら?」と言われ続けます。結構厳しいですよ。 笹ベアさん:

>主治医には「モラハラの後遺症による重度のうつ病で就労不能」の診断書を裁判所に出してもらいましたが、こっそり働いていました。

医師から就労不能と判断されていた笹ベアさんですら働いていました。働くのは苦行ではありません。働くことは視野が広がり、自分自身のスキルが上がり、自分に自信がつきます。これだけがんばられているしおりさんですから、案外隠れた才能が見つかるかもしれません。

ただ、2019年2月の投稿で「再就職」というキーワードがありましたので、その後、再就職されていたらすみません。ただ、投稿がみんな深夜なので、働いておられたら夜寝ずに日中の就業は本当にお辛いと思います。

笹ベアさんの立ち上げたスレッドをお借りしました。笹ベアさんの記事は自信がみなぎっていて素晴らしいです。これからも良き人生を送られる方だろうと思います。 なお、私はテレホン人生相談で好きなのは、三石先生です。

No.33461 管理人さんへ感謝! 投稿者:笹ベア 投稿日:2020年05月18日 (月) 14時25分

私は、脱出してからこのサイトで自分がモラハラの被害者であることを知りました。 無知は罪です。 何年も無駄な我慢をしました。 同居中にこのサイトに辿り付いた人は、幸せだなと羨ましく思っています。

食べられなくなった時、高級寿司なら「もったいない」と胃が戻さないかも、と試しましたがダメでした。 胃液を吐いた時、遺書を書くか履歴書を書くかしかありませんでした。

ハローワーク職員に「この会社は、男性が月に5人落ちてますよ」と言われたことに触発されました。 (大した職歴もない資格もないおばさんが、高望みしている)と言われた気がしたのです。 「受けるのは自由ですよね」と紹介状を書いてもらいました。 面接では「健康にだけは、自信があります!」 「他の会社も受けてますので、お返事3日以内にお願いします」 当時の私は大ぼら吹きでした。 こうして4つの保険の付いた正社員の仕事に就けました。

今回モラの退職金から300万円を取るのに内容証明を出してもらう弁護士に和解調書を見せたら、それだけを見て「あなた、よく生きてましたね」と言われたのです。 こっちがビックリしました。 高裁の事件番号には(ネ)が付きます。 それだけモラとの離婚は大変なのです。

私のスレッドでしおりさんがコメントをくださったことにより、これからモラと離婚するたくさんの人たちの指針になりそうです。 永久保存して頂けるなんて、ご褒美を頂いた気分です。 管理人さんがこのサイトを立ち上げて、ずーっと被害者に寄り添ってくださっているお蔭です。

No.33462 管理人さまへ。地域格差なのかもしれません 投稿者:しおり 投稿日:2020年05月19日 (火) 03時34分

色々とお気づかいいただきありがとうございました。長文のコメントをいただきましたが、身心共に疲れていますので、短めの返信で失礼します。 個人を特定されないようにくわしくは書けませんので、説明が行き届いていないもどかしさを感じております。「法テラス法律扶助」の件で誤解があるようですので、その点だけでも補足させていただいて、この件につきましてのスレッドからは外れたいと思います。

色々な法律事務所に相談に行って、私は状況説明をして「どうしたらよいか」と言っただけだったのですが(経済的な要望について私から話題を出す以前に)「弁護士を雇うだけムダ」と言われアドバイスの一つももらえないところがほとんどでした。SNS上では「法テラス利用可」と書いてある所ですら実際に会うと相談料だけ取って「うちは法テラスはやってません」と言われたこともあります。 地域格差なのかもしれません。

No.33465 法テラスについて 投稿者:管理人@fix 投稿日:2020年05月19日 (火) 17時45分

しおりさん、ご体調の悪いなかお返事いただき、ありがとうございます。 また、法テラスや弁護士など、ちょうどよいサンプル例をいただきましたので、永久保存版にするにあたって、書いておきたいと思います。

>法テラスに相談にも行きましたが相手にしてもらえませんでした。

しおりさんが専業主婦でお金がないことが原因で法テラスが断ることは絶対にありません。何度も書きますが、法律扶助は資力のない方向けの制度です。ただ、しおりさんに一定額以上の資産がある場合は扶助は受けられません(相手にされません)。もしかしたら相手にしてもらえなかったのは法テラス事務局ではなく法テラスから紹介された弁護士でしょうか。それだったら何となくわかります。

>色々な法律事務所に相談に行って、私は状況説明をして「どうしたらよいか」と言っただけだったのですが(経済的な要望について私から話題を出す以前に)「弁護士を雇うだけムダ」と言われアドバイスの一つももらえないところがほとんどでした。

大変残念なことですが、弁護士の中には報酬が低いことを理由に断る方がいます。自宅があると言ったら前のめりになって聞いていたが、その不動産は妻に権利のないものだとわかったとたん「自分でやった方がいいですよ」と興味を失ってしまう弁護士の話は割とよく聞きます。相手方の収入が低く、貯金も不動産も相手方からとれるものがなければ、確かに離婚事件はややこしいわりに儲からないです。「弁護士を雇うだけムダ」というのは相手の資産状況がわかったからではないでしょうか。

ですが、ここでは日本中の被害者の方が離婚をされた経験を書かれていますが、儲からなくても一生懸命やって下さる弁護士さんに巡り合った方は大勢います。依頼者があまりにも貧困なので「成功報酬は5万でいいよ」と仰って下さる弁護士さんも少なからずいました。モラハラ被害者の方は「何もいらないから離婚したい」という方も多く、弁護士の方から説得されながら財産分与の請求をしたりしています。見ていられないようですよ。

>SNS上では「法テラス利用可」と書いてある所ですら実際に会うと相談料だけ取って「うちは法テラスはやってません」と言われたこともあります。

これが引っかかります。まず、実際に法テラスの扶助制度を利用できないにも関わらず、HPなどであたかも使えるように書いている弁護士事務所はあります。これはもう釣りや人権派やってますポーズでしょう。ラーメン屋の見本にチャーシューが3枚乗っていたのに、実際は1枚しか乗っていなかったようなものです。見本と違うのはどこの世界にもありがちです。弁護士ならやって欲しくないですけどね。DV事件なんかやったこともないのにHPに「DVモラハラに強い」と書く弁護士もいます。気をつけましょう。

そういうところもありますので、いきなり弁護士事務所に行くことはないと思いますから、予約の時に「法テラスの扶助を使いたいです」と聞いてください。できない場合は「うちはやっていません」と断られるでしょうから、こういった齟齬はなくなります。法テラスの扶助制度はタダで弁護士が相談にのったり依頼ができたりするものではありません。資力のない方に代わって、国がお金を出してくれるのです。ですから「法テラスの扶助制度を使いたい」と前もって弁護士事務所に連絡し、相談にのってもらうと弁護士が法テラスにこの相談料を請求する手続きをするのです。弁護士はどちらかからお金をもらえるのです。

また弁護士は医者と違って断る権利があります。難しそうな事件や気乗りのしない場合は断るでしょう。でも儲からない離婚事件でも引き受けてくださる弁護士はたくさんいます。諦めずにさがしてみましょう。

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