静かな週末

東京をぐるっと取り巻く近県の知事の要請で、東京に入る人はいつもより少なくなり、緩んでいたコロナ防備体制も再度引き締まった週末です。

昨日はまたいつもの買いだめに走る人もいて、スーパーは空の棚が多かったですね。特に空っぽだったのはパスタでした。乾物は役に立ちますもんね。我が家も乾麺は常にあるので、買いだめは必要なく。スーパーに寄ったのは、豆腐と納豆を買いにでした。

実は先週「Oisixお試し1980円」のネット広告を見て、いつも自分で買い物をするとマンネリで同じものしか買わないので、ちょっと変わったものを買ってみようというのと、コロナで被害を受けている牛乳農家さんを助けられるとのことだったので、ポチしました。その配達日を昨日に指定したので、ちょうどよかった。

大きな箱に入った新鮮な野菜、ちょっと小柄なパイナップルまで入っている。見たことも食べたこともない野菜も、甘いミニトマトも、牛乳は1.5リットル。これで1980円安い!トマトはやみつきになりそう。かぼっコリーのサラダが旨い!

私は豆乳派なので牛乳はあまり飲まないのですが、飲んでみたら甘い!北海道の低温殺菌牛乳でした。ひとり暮らしで1.5リットルは多すぎるので、今ミルクゼリーを作ったばかり。明日あたりグラタンでも作るか。新鮮な卵も6個入っていたので、カスタードクリームも作っちゃえ。どうせ外に出られないんだし。

レシピも入っていますが、同梱されていない食材もあって、「塩昆布を入れて」とさらっと言われても、家に塩昆布なんてないしなぁ。しょうがないから塩蔵ワカメを入れて作りましたよ。これでいいのよね。

Oisixのリンクを貼ろうとしたら、なんでも注文が急増しているとのことで、現在中止しているとのことでした。ここで予約ができるみたいですよ。

東京の外出自粛は4月上旬まで続くそうです。状況は毎日コロコロ変わるので、柔軟に対応していきたいと思っています。ジムはとりあえず4月も休会にしておきまいした。ジムでの感染多いし。

ジムに行けないので、YouTubeを見ながらヨガだのなんだのやっています。ヨガマット、この間の楽天セールの時に1,140円で買いましたよ。バレトンとかボクササイズとか、いつもジムでやっている運動を、 家でひとりでやるのも悪くない。 好きな時に好きな時間だけできるので。

静かな週末と書きましたが、医療従事者の方のご苦労は計り知れません。イギリスみたいにみんなで感謝の拍手運動があったら、ベランダに出てやりたいです!

「避難応援プロジェクト」は2020年度ボランティア・市民活動総合基金「ゆめ応援ファンド」の助成金対象となりましたので、昨年同様開催することが決まりました。これについてはまた別記事で。

目には目を

千葉県野田市で父親から虐待を受けて亡くなった、心愛さん殺人事件の判決が先週金曜にありました。「心愛は嘘を言っている」「他の人たちも嘘を言っている」と、裁判所でも「自分は悪くない」を貫いた父親。

DV加害者は真っ黒から薄いグレーまで、 グレーゾーンがあります。私はなんでもかんでもモラハラにしてしまいたくないので、薄いグレーのような場合は、 なんでもかんでも離婚すればいいというものではないと思うので 夫への対応を変えたり、第三者を入れて話し合うなりしてみたらとお話しすることもあります。

ただ、今回のように真っ黒な加害者というのはなかなかお目にかかりません。目黒の結愛ちゃん殺人事件の父親はたぶん「自分は悪くない、なんで結愛のヤツ死にやがったんだ」と心では思っていても、法廷では頭を垂れました。そうした方が罪が軽くなると、弁護士から言い含められたのではないでしょうか。

今回の加害者も弁護士から反省の色を見せれば刑は軽くなるとか言われたと思うのです。ところが真っ向から「自分は悪くない」と言い張る。加害者の実母にいたっては「児相がもっと虐待のリスクを説明してくれたら止めたのに」とこの期におよんで児相のせいにしようとする。この母にしてこの子あり。

小さな頃から何かあったら「これは〇〇ちゃんのせい、あなたは何も悪くない」と言われて育ってきたのではないでしょうか。すべて責任転嫁をする家庭で育てられ、モンスターが完成したというところかもしれません。これはもう池田小事件の宅間並みのモンスター。サイコパスの見本みたいな男。

加害者の特徴は二面性を持つこと。普通法廷という場では外の顔が出るものですが、この加害者の場合、一貫して「自分は悪くない」「周りが嘘をついている」と思い込めている。すごいなこれ、と思う。

量刑を重くしても抑止力にはならないとよく言われますが、私は被害者に対してしたことをそのまま加害者にさせればいいと思う。2時間スクワットをさせたのなら、同じことを加害者にさせればいいと思う。冬の夜に一晩中立たせたのなら、同じように外で立たせればいいと思う。

こういった事件があるたびに、そんな風に思うんですけどね。

備蓄癖

以前ここで「復活の日」について書きましたが、なんだかこの騒ぎで結構話題になっているみたい。


https://www.youtube.com/watch?v=mkdSeic1ZoI&t=1652s

制作秘話もありました。こういうのがよくDVD特典でオマケについてきますが、それを参考にしてロケ現場に行ったりするのが好き←モノズキと言われてもかまわないw

前に備蓄用品を買いに行った、ということを書きましたが、その頃はまだ買いだめの話もなかったのでさらっと書きましたが、買ったのは「ゴム手袋1(お湯で食器を洗うので、手が荒れるからゴム手袋をはめるけど、これが突然切れるので、いつもストックを1対用意している。ストック用のもの)」「生ごみ用ストッキング袋1袋」「食器洗い用スポンジ1包」、これだけです。

花粉症なので幸いマスクは買い置きしてあったし、米も買ったばかり。災害用食品も備蓄してある。マスクは布製が非常持ち出しに入っていて、救急用薬品・消耗品の中にガーゼも入っていたから、布製マスクの中のガーゼを取り換えればいいだけ。洗って再利用すればいいだけという状態でした。

世の中には「今使わないものは家の中に置かない。必要なものを必要なだけしか置かない。必要になった時に100均ショップに買いに行く」といって「スッキリした部屋」に住まわれている方がいるようですが(うちの子どもだ)、私は何しろ米騒動やら、大地震やらの大騒動を経てきたので、それはダメ。心の余裕ができません。

ちなみにヨーロッパに住んでいる友人宅は、始終国境線が変わる地域のため、地下室にはストックが山ほどありました。酒類は「商売するのか」と思うくらい様々な種類が整然と積み上げていました。洗剤などもしかり。

私の家はそれほど広いわけではないので、積み上げるほどの備蓄はないものの、少なくとも2か月は何も買わなくてもいい状態ではあります(生鮮食料品は除いて)。乾物、缶詰、レトルトを備蓄して、消費期限を見ながら買い替えています。 ただ、これはひとり暮らしなので可能ですが、家族のいる方はこうはいかないでしょう。

カセットコンロのボンベは多めにあります。集合住宅なので困るのがトイレですが、短期ならばそれ用のものが100均でもあるので備蓄してありますが、長くなったら猫砂を利用するしかないかなと思っています。

災害の時は避難所に行けばいいという方もいますが、家が崩壊寸前というわけでなければ、今は避難所ではなく、自宅待機を勧められます。確かに他人に気を使って体育館に寝ているより、家にいた方が安全だし気楽そう。近所の友人たちと連絡を取りながら自宅かな。

こういう時に近所に親しい人がいるといいですね。そのためにも普段から交流しておくのが大切ですね。この点は地方では当たり前でしょうが、都会では難しい。高齢の一人暮らしの方は、なお難しい。

備蓄は物だけでなく、人との交わりも必要ですね。

専門家が欲しい

野田市の心愛さん虐待殺人事件の公判が続いていますが、公判の様子や、専門家のコメントを読むと、おそらくこれに関係した教育委員会やら児相やらは「ココン家はヤバイ」と薄々思っていたと思います。

教育委員会に行って、ボイスレコーダーを置かれたら、クレーマーかもしれないと誰でも推測します。クレーマーは執拗で、ああいえばこう言う、イチ言えば百返ってくる。そしてすぐに機関トップへ走りこむ。めんどくさいトップは「よく注意しておきます」と言います。ここからはそのトップによって対応が変わります。「なんでこんな面倒になる前に抑えておかないんだ!」と言って担当者を責め立てるか、もしくは「面倒なモンペ(モンスターペアレンツ)に当たっちゃって災難だったね」と慰めるか、たぶんどちらかになる。

教育現場ではモンペ対策は欠かせません。教育現場に限らず、人を相手にしている業種ではクレーマーにどう対応するか常日ごろ、研修などで行っていると思います。

今回の事件で、学校、教育委員会、児相で、誰かDVの専門家がいなかったのでしょうか。家庭はDVに限らず、いろんな葛藤に満ち溢れています。親離れできない父あるいは母、子どもの家庭を自分の権力化に置き、もはや孫のいる年齢になっても、親の指示に逆らえない父、それに従う母。祖父母から甘やかされてモンスターに成長した孫などなど。

今回の事件ではどうしてDVを疑わなかったのか。「母親ならばいくらなんでも身の危険があったら子を守るだろう」と大人は考えたのでしょうか。教育委員会も児相も夫婦の片方ががっちり権力を持っていたら、もう片方はただ従うしかないというのは良く分かっていたはず。だって、そんなの彼らの仕事の中ではよくあることだから。これを知りませんでした、わかりませんでしたと言ったら、お前ら何を研修してきたんだと私は言う。

葛藤を抱えた家はメンドクサイんです。メンドクサイ家は、やり過ごさないと、トップに駆け込まれてメンドクサイことになる。そこからは子の安全なんて、スコーンと抜ける。

私はDVがある家もない家も、多種多用な様々な方のお話を伺ってきました。その中で数は少ないですが、「離婚したら子はどうなる」がスコーンと抜けている家がありました。自分の体調や、今後のことしか考えない、その親も孫のことを考えず、(幼い孫ではなく)大人である子どものことしか考えない。「向こうが育ててくれるよ。シンママは大変だよ」と言って子ども(母親)のことを心配する。その向こう側にいる子どもたちがどう思っているか。まるで猫の子のように「向こうにあげちゃいな」という家庭も、ほんのわずかですが、います。

子どもはひとりでは生きられません。誰かの助けが必要です。子どもを扱う現場には、DVの専門家が必要です。そしてその専門家を大事に育てていくことが必要です。支援する人がまじめで一生懸命であればあるほど身を削り、ある日バーンアウトします。そうならない地盤が必要です。

虐待する親たち

今、野田市で起きた心愛さん虐待事件の公判が続いています。今日、殺した父親が証言台に立ち「心愛は嘘を言っている」と証言しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200304/k10012313571000.html

モラハラ被害者の方々はみなさん「夫は自分の言ったこと、やったことをまったく覚えていない。あまりにも正々堂々と『言ったことはない』と言うので、こちらがおかしくなったのかと思う」と言います。これは夫の脳内で自分の都合のよいように自動的に改竄が行われ、無かったことになっている場合もあるし、かすかに記憶はあるけれど、無かったことにしておいた方が都合がよいから「言っていない」という場合もあります。

ただ後者の場合はさすがに警察の取り調べや裁判になると、「言いました」になります。ところが今回の父親は証言台で「娘が嘘をついている」と堂々と述べています。この事件を最初に知った人の中には「はぜ母親は娘を助けなかったのか」という感想を述べた人も多かったと思います。しかし、法廷内ですら完全に自分で作った世界のストーリーを語る人が、狭い住宅の中で家族を恐怖で縛り上げて支配していたら、それでも「母親が助けるべき」と思うのでしょうか。

この父親は自分の都合のよいように展開する世界の中に住んでいて、周りはそれに沿うのが当然であり、亡くなってしまった子どもですら「自分を貶めようとわざと死んだ」と思っているでしょう。この人と一緒に暮らしていた妻には、同情を禁じえません。

この公判には「モラル・ハラスメントのすべて」で解説を書いていただいた、武蔵野大教授の小西聖子先生が証人として出廷しています。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200304-00000553-san-l12

コロナウィルスも大変ですが、この公判も注視していきたいと思います。